厚労省の統計不正問題。「ギャンブル依存症」の統計もどうせデタラメなのだから・・・

   

厚生労働省の統計不正問題で大騒ぎになっていますね。

国の政策を決めるための統計がデタラメだったのかもしれない・・・

となれば、これは国の根幹を揺るがす大問題。

 

官僚の人事権を内閣が握っている状況では、

昨年「忖度」が流行語になったように、

官僚が内閣の機嫌を損ねないように政治家にとって都合のいい数字をつくる・・・

ということがたくさん行われているであろうことは想像に難くない。

 

となると、ひょっとして厚労省だけでなくほかの省庁が出す数字も、

官邸に都合が悪いとなれば「忖度」が働いて

デタラメばかり・・・になっている可能性もあるわけだ。

 

政治家や官僚なんてのはウソをつくものだ、というのは

いまさら言うほどのものでもない、

っていうくらい繰り返されてきて明らかなことであり、

奴らが言うことはいちいち「ほんとかな?」と吟味しながらきく必要があります。

安倍首相のニヤケ答弁をきいて「ほんとうのことをまじめに喋っている」と

感じる国民がいっぱいいること自体が私には不思議なんですけどね。

「ギャンブル依存症患者がものすごく多くて問題だ」というウソ

で、このブログでもたびたび話題にしている「ギャンブル依存症」問題。

これも問題の厚生労働省が調査をして、

その疑いのある人が「536万人」だの「320万人」だとかいわれています。

 

カジノ合法化~ギャンブル依存症患者は本当にそんなに多いか?~

ギャンブル依存症患者は増えてるの?減ってるの? 

またまた厚労省のテキトー調査。「ギャンブル依存症疑い320万人」

などの記事で、

ギャンブル依存症患者が何百万人もいる・・・なんてのはデタラメ、

個人レベルでは困っている人がいるのは事実だが、

それはあくまでも個人的な問題であって、個別に対応すべき問題だろ・・・

ということを書きました。

 

調査のたびに500万人になったり300万人になったり、

どんだけデタラメなんだよ・・・という話。

もちろん、正確な人数を出すのはムリでしょうが(そもそも基準がデタラメなんだから出せるはずがない)、

百万単位で変わっちゃうとか、誤差の範囲じゃあないでしょ。

で、調査の結果増えても減ってもその原因を追究するとか

これまでにさんざん打ってきた施策の効果を検討したりとか、

そんなことは全然しないわけだ。調査のために税金を使っておきながら。

 

‥といった感じで、ギャンブル依存症が多い多い、大変だ大変だ・・なんてのはデタラメ、ウソだ・・

と主張していたのですが、

今回出てきた統計不正問題のおかげで

さらに信用できなくなりましたね。

 

だいたい、

ギャンブル依存症が多い原因としてパチンコがやり玉に挙げられ、

依存症のほとんどはパチンコが原因・・・と言われることが多いけれども、

パチンコ遊技人口が1000万人を切っていると言われているのに、

ギャンブル依存症が536万人とか、どう考えてもおかしいでしょ。

パチンコやっている人の半分くらいは、治療や救済が必要な「患者」ってことですかね。

本人や家族が困らなければ「依存症」ではない

私が以前にホームとしていたスロ専のホールの常連に、

会えば挨拶をしてちょこっと話す、っていうくらい親しい

60代後半くらいのオヤジさんがいまして、

この人がもう毎日毎日バジリスクやハーデスを打っていて、しかも凄まじく豪快に負けまくっている。

「10万負けた」なんてことをしょっちゅう言うのです。

 

しかし、大負けしてもいつも笑顔。もんのすごい負けてるはずなのに実に楽しそうに打っている。

よくカネがもつなあ・・・と思っていたところ、

どうやら不動産をたくさんお持ちで、そこからあがってくる収入が膨大らしい。

だから、たかがパチスロでどれだけ負けようがヘッチャラ、負けてもそれは「遊技料金」という認識みたいです。

 

このオヤジさんは毎日毎日打ちに来て、しかも負けまくっている・・・

ということで、ズブズブにハマっている、という点では

「依存症」と呼べるかもしれない。

でも、本人はまったく困っていない。実に楽しんでいます。

これは治療が必要な依存症とは言えませんよね。

このオヤジさんに「あなたはのめり込みすぎ、依存症だからなんとかしないと」

と言ったとしたら、それは余計なお世話というものです。

 

メンタルの医療の世界でも、

「依存症はどこからが病気なの?」

ときかれれば、

「本人や周囲が困っているかどうか」で

判断するらしいですね。

そりゃあそうでしょう。

世の中に「ニコチン依存症」の人は残念ながらまだまだゴマンといますが、

そういう人は「タバコがやめられない、やめたい」と切実に思うほど困ったときに

「患者」として禁煙外来のお世話になるわけで、

どれだけニコチン依存に陥っていようが

本人や周囲が困っていなければ「患者」にはなりえない。

 

さっきのオヤジさんのケースだと、

金持ちで働かなくてもカネに困らないオヤジさんなら

毎日毎日パチスロで負けまくっても困らないから問題ないけれども、

たとえば年収200万円とかの人が借金しながら

このオヤジさんと同じくらい負けまくっているとすれば、

絶対に本人は(少なくとも、おカネがないという意味では)困っているだろうし、

家族も困っている可能性が高くなりますね。

それは「依存症」として問題になるわけだ。

 

税金を使って統計をとるなら、

ギャンブルにハマって「ほんとうに困っている人」の人数をきちんと調査しなきゃあダメでしょう。

ギャンブルが原因の犯罪とか自己破産とか離婚とか自殺とか、

そういったことを問題にするべきであって、

「ギャンブルをするためにウソをついた」とか、

そんな程度の基準で「依存症」とか騒がれてもねえ・・・という話。

個人的な問題として個別に相談にのってくれる場所を増やすことが大事では

ほんとうに依存症で困った人が

助けを求めたいと思った時に

行政やぱちんこホールが力になれるシステムをつくる、

という意味での「依存症対策」は必要でしょう。

しかし、ギャンブル依存症が何百万人もいる、というのはそもそもデタラメなんだし、

レートを下げたり射幸性を低くしたところで依存症対策にはならない(5円スロットや1円パチンコで負けまくって借金だらけになっちゃう低所得者だっているはず)

のだから、警察庁がいまやっている出玉規制などの依存症対策は

ちょっと方向として間違っている気がします。

 

依存症はあくまでも個人の問題であって、

たすかりたい、やめたいと思った人を助けられるシステムを

つくることが重要じゃないでしょうか。

そういう意味では、リカバリーサポート・ネットワーク

みたいな相談できるところをもっと増やして周知活動に力を入れるとか、

個人の問題として対応する方法をもっと充実させるべきでは・・と思います。

 

いずれにしろ、

ギャンブルで困っている人が一定数存在していて、

そういう人を減らし救済することが必要なことは事実だけれども、

「ギャンブル依存症が何百万人」などというのは

デタラメ、ウソ、詭弁・・であることはハッキリしていることであり、

ぱちんこの出玉規制などを含め

依存症対策の中身は考え直すべきところが多いんじゃないかと思います。

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