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CDせどり 雑談

メルカリ:「神経質な方はご遠慮ください」ってなんなの

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私はここ最近すっかりフリマアプリ(とりわけ「メルカリ」)のヘビーユーザーになりまして、それについて思うことを何度か書きました。

メルカリ:やたら「低評価」を気にする人はなんなのか

メルカリ:値下げ交渉に応じてホイホイ値下げする人はなんなの

まだまだ「これっておかしくない?」とか思うことはたくさんあるのでどんどん書いていきます。

今回は非常によく見かける「神経質な方は購入をお控えください」「神経質な方はご遠慮ください」とかいう文言に関して。

ふつうの神経なら「おかしい」と感じるはずだが・・・もはやテンプレートになっている

これはおもに出品者の自己紹介や商品説明の欄で使われている文言で、

「自宅保管なので神経質な方はご遠慮ください」とか、「あくまでも中古品なので神経質な方は購入をお控えください」といったかんじで使われることが多いですね。

つまり、フリマアプリはプロが新品を売るのではなく素人が使い古したものを売る場なんだから多少のことは大目にみてくれよ、という意味でつかわれている。

 

言いたいことはまあ理解できます。不要になったものをそれを必要とする人に個人間で売り渡す場ですから、モノは基本的に使い古されたものなわけで、店で買うようにはいきませんよ、というのは当然。

しかしもう少し言葉を選んだらどうなのか。ふつうなら「あれ?なんかおかしくない?」と感じると思うんですけど(実際ネット検索すると「おかしいのでは?」っていう意見がいっぱいヒットする)、だれもかれもがまるでテンプレートのように使っている。誰もが最初には他人がやっていることを参考にしますから、これだけ多くの人が書いていると何も考えずにマネをする人が多くなり、いつのまにかテンプレになっちゃったんでしょうかね。ヤフオクでも古くから使われていた文言らしい。

だとしても、わからないからまずはマネから始めるというのは悪いことではないけど、そこに自分なりの信念やモラルや方向性というものがないと間違いを犯すことになると思うんですよね。直観で「神経質な人はご遠慮ください」ってなんかおかしくね?と感じたなら、そこは自分を信じて他人のマネをやめるべきです。

ちなみに「神経質」っていうのは、狭義には対人恐怖とか不眠などといった神経症の類をさす精神医学の概念らしいですが、メルカリ民が使っている「神経質」は以下の意味ですね。

世間で一般的に使用されるのは、情緒不安定や些細なことを気にする性格や、取り越し苦労をしやすい気質(神経質傾向=ヒポコンドリー性基調)をさす場合が多い

(引用元→wikipedia

つまり「些細なことを気にする人」=「神経質な人」ということか。

 

ものすごく自分本位の物言いじゃないですか?自分にとって「些細なこと」であっても、他人にとっては重大なことであることも世の中にはふつうにある。自分が些細だと思うことを気にする人は全部「神経質」ですまそうとする。それは「無神経」すぎると思うんですけどね。

この文言から見えてくるのは、出品者の

「めんどくせえことをいう奴は買ってくれなくて結構」

「四の五の言わずに黙って買って黙って良い評価しろ」

「中古品なんだから多少のことは目をつぶれよ。めんどくせえんだよ」

という姿勢じゃないでしょうか。

 

要するに、手間をかけずに手っ取り早くカネを得たいから、「高いレベルの要求には応えられません」というエクスキューズを「神経質な人はご遠慮ください」の一言で表そうとしているということ。

メルカリの利用者のフォーラムみたいなのにもこの話題はいっぱいあがっていて、「神経質な人は~」と書くのは仕方がないこと、という意見のなかにはこういうのもありました。

感じ方に個人差がある為です。出品者にとっては綺麗だと思っていても、購入した側は細かい部分に着目して、綺麗とはいえないと主張される方もおられます。
綺麗の物差しが各々違う以上、トラブルを避ける為に【神経質な方】や、【完璧な品を求めている方】は、ご遠慮願います。
…は、仕方がないと思います。

これは1000%おかしい。「感じ方に個人差がある」のは避けられないと知っていれば、「神経質な人は・・」などといったところで「トラブルを避ける為」にはならない、完全に無駄、ということもわかるはずです。だって、買ったほうは自分のことを絶対に神経質だなんて思いませんよ。出品者に対して「レベルの低い無神経な奴だな」と思うだけですから。「感じ方に個人差がある」んだから。

「感じ方に個人差がある」ことは避けられない、ということをほんとうに理解しているなら、やるべきことは商品説明に徹底的に詳しく状態を書いたり、写真は10枚フルに載せたり、もしくは(多少のダメージのある中古品だとしても)できる範囲で一生懸命クリーンアップして「これだけやれば文句言われないはずだ!」というレベルを目指して努力することなはずです。そうして、「めんどうさいこと」を言われる確率を少なくすることです。それを面倒がってやりたがらないもんだから、「神経質な人は買うな」ですまそうとしているだけ。

 

私がメルカリで買うのはほとんどが音楽CDなのでその話をすると、「神経質な人は・・・」とか言ってる人に限ってヒドイものを送ってくるケースが多いですよ。これは真理、ほとんど間違いないです。

たとえば、説明にもなかったのにCDのプラケースが開閉不可能なくらいに割れちゃってたりとか、「盤面に傷はありません」などと書いてあったのに深~い傷がデカデカとあって再生ができなかったりとか。

そこまでひどくなくても、CDが指紋だらけとか、プラケースが埃だらけで触ると手が黒くなるレベルだったりとか。相手がどう思うかまったく配慮してないのがバレバレ。思いやりのかけらもない。

逆に、そういったいかにも「面倒な奴お断り」みたいなことは書いてない、極端な話自己紹介文がゼロな人とかのほうが、徹底的に丁寧にきれいなもの(モノの状態の話ではなく、きちんと「一生懸命きれいにした」ということが伝わってくるもの)を送ってくれることが多い。

 

先のようなケースで私が「プラケース割れてるなら割れてるって言えよ」とか、「せめて発送する前に埃をふき取るくらいのことはやれよ」とか言おうものなら、こういう出品者は「神経質な野郎だ」とか「フリマなんだからそれくれえ我慢しろ」とか「中古なんだからそれくれえ大目に見ろ」とか思うわけですよね。

その姿勢が徹底的に間違っていると思うんです。

「面倒くさいこと言われるのが嫌だから、神経質野郎はお断り、って書いとこ。そうすりゃあ多少のことがあっても文句言えないだろ・・」ではなく、

「面倒くさいことを言われるのが嫌だから、言われそうなことはきちんと説明に書いておいて、せめてきれいな状態にして送って、できるだけ満足してもらえるようにしよう」っていうのが誠実な姿勢じゃないでしょうか。

 

それから、他人からなにか言われたときに

「めんどくせえな!神経質野郎が!」

「フリマなんだから完璧を求めんな!」

とか言ってそれだけで済まそうと思っていると、いつまでたっても「面倒くさいこと」を言われるレベルから脱することはできないと思います。成長できない。

「神経質な人」から学べることがたくさんある

というのは、自分と違う物差しを持っている人になにかを指摘されてはじめてなにかを知る、ということは多いからです。

 

またCDの話をすると、たとえば私の好きな欧州のメタルのCDを買おうとした場合、商品を見て「オっ、買おうかな?」というものを見つけても、いろいろ心配することがあります。

・レンタル使用品ではないか

・国内盤なのか輸入盤なのか。輸入盤ならどの国でプレスされたものなのか

・国内盤なら帯が欲しいけどあるのかないのか

・何度も再発されているものやたくさんのエディションが出ている場合は、いったいいつのどのエディションなのか

・サンプル盤(プロモーション用の見本盤)ではないのか

・リプロ盤(ブート盤。版権を無視してコピーされた、オフィシャルでないもの)ではないのか

 

などなど、気になることはけっこうあるのです。

ここにズラズラ書いたことをみてまさに「神経質な野郎だな」と思う人もいるでしょう。しかし、音楽ファンにとってはコレクターならずともけっこう重要なことであることが多いのです。

レンタル品はもってのほかだし(状態が悪く再生不良などの危険性が高い)、国内盤と輸入盤では曲目が違うこともあるしライナーノーツの有無の差があるし、エディションによっても曲目が違ったりするし、サンプル盤はデカデカと「見本盤」って書いてあってとどのつまり正規の商品ではないし、リプロ盤は要はパチモンですからある意味サイテーです。リプロ盤でしか聴けない、っていうのもあるからその意味で価値がある場合もあるけど、基本はニセモノですからね。

しかし、こういったことは、その方面にたいした興味がない人にとっては「そんな細かいこと・・・」というくらいのものでしょう。聴けりゃあいいだろ、と思っている人にとっては帯があろうがなかろうがどうでもいいし、サンプル盤だって音自体はは同じなんだから「それのなにが問題なの?」という話になる。

だから、買うほうは気をつけないと、(説明には書いてなかったのに)レンタル品やサンプル盤をつかまされることになります(リプロ盤はマニアでもわからない場合もあるので仕方がないこともありますが)。売るほうはそんなことが問題になると思ってないこともあるから。

 

で、言われてないのにレンタル品やサンプル盤をつかまされた購入者が「まさかサンプル盤だとは思わなかったのでカネ返せ」と言ったときに、「神経質な他人はご遠慮ください」野郎と、ほんとうに誠実な姿勢で対応しようとしている人とでは大きな差が出るわけです。

ほんとうに誠実な出品者ならば、「え?見本盤?気が付かなかったよ。それって問題なの?」と思ったとしても、「知らなかったけどそういうことが気になる人も中にはいるんだな」「では、次からはサンプル盤かどうかを確かめて出品し、必ず明記しておこう」と学ぶでしょう。そのようにして知識や注意力や相手に対する思いやりや配慮といったものが身についてくる。

しかし、なんでも「神経質な人はお断り」の一言で済むと思っている野郎の場合は、

「音は同じなんだからサンプルだろうがレンタルだろうが同じだろ。神経質お断りって書いてるだろ!この神経質野郎が!」

で終わってしまう。自分と違うレベルでものを考える人間もいるということを理解しようとしないから、いつまでたっても成長できず同じことを繰り返し、いつまでたっても同じようなことで「神経質な人」に文句を言われる。

 

というように、「感じ方に個人差がある」から「神経質な人はご遠慮ください」と書くっていう姿勢からは、相手に文句を言われないようにしよう満足してもらおうという努力を放棄したい気持ちしか見えてこないんですよね。

「感じ方に個人差がある」のがわかっているのなら、そのギャップを埋めるための努力をするべきです。さっき言ったように埃だらけで汚いままのCDを送ってくる人もいるんですけど、それだってアルコール(私はライターフルードを使っています)でちょっとふけば見違えるくらいきれいになる。その程度の手間を惜しむ人にかぎって、「神経質な人は・・」で終わらそうとする。だから、「神経質な人は・・・」って言う人から買うと、高確率でガッカリさせられるんだろうな、と思っています。

 

ともかく、「神経質な人は・・」と言ったところでトラブル回避のためには役に立たないし、「黙って買って黙って評価しろ。めんどくせえこと言うなよ」という姿勢でやってる人なんだな・・・と思われるだけであまりいいことはないのは間違いないと思うのです。

他人とおカネで取引をする以上、なにか文句を言われることはどれだけ頑張ってもゼロにはできないし、自分の配慮の足らなさ加減や無知さ加減を相手のせいにして終わらそうとするのは不毛なことです。そこを理解してれば、少なくとも「神経質な人はご遠慮ください」という言葉は使わないでしょう。同じことを伝えようとしてももっと違う言葉になるはずです。

 

まあ、大多数の人からしたら私のような人間はまさに「神経質な人」なんでしょう(でも私は相手に文句を伝えたことはメルカリではないです。いろいろ質問はするけど)。まがりなりにも他人からカネをとるのなら、世の中にはそういう面倒くさい野郎もたくさんいるんだ・・ということを理解してほしいなあ、と思っています。

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