GEORGE & YOSHI「大人の玉入れ」を聴いて思うこと

   

吉幾三と山本譲二によるユニット

「GEORGE & YOSHI」が、「平成のパチンコソングの決定版」として、

「大人の玉入れ」という曲を8月に発売しています。

全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)も全面バックアップ・・といいますが、

どんな経緯でこの曲の企画がもちあがったのかよくわかりません。

ふたりがプライベートでも仲良しなのは有名な話なので、

酒でも飲んでるときに「こういうのおもしれえんじゃない?」とかいう話になったのでしょうか。

 

CDはテイチク盤と徳間ジャパン盤が出ていて、

テイチクのほうは山本の「みちのくひとり旅」、徳間盤は吉の「BAR」がカップリングされています。


amazon.co.jp 大人の玉入れ

吉幾三の曲らしいコミカルな楽しさのある曲だが・・・

作詞作曲は吉幾三。

いかにも吉幾三らしい、陽気なコミックソングになっています。

徳間ジャパン 公式サイト

 

イントロでは吉幾三が往年のパチ屋の店員によるアナウンス風に

「いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!」と曲紹介をします。

歌詞はこんな感じ。

 

♪今日も来ました 玉入れに

休日必ず 玉入れに

朝の早よから 並びます

ここのお店が 良く出るの

JYAN JYAN BARIBARI! ×3

JYAN JYAN BARIBARIBARI!

今夜おまえを寝かせない 玉出たら♪

 

PVでは吉と山本が「CRダークフォース」らしき台を打ち、

当たったり当たらなかったりで喜んだり悔しがったりしています。

一度はもうウンザリ・・みたいな表情で打つのをやめますが、

またすぐに「今度こそ!」みたいな感じで打ち始める。

飛び出たプッシュボタンを興奮しながらバシバシ叩いていたり、

マンガとかでよくあるような、景品を両手にかかえてウハウハで店を出る姿もあります。

 

楽しい曲だし、パチンコ打っているふたりの姿をみて、楽しそうだな・・と思いました。

パチンコの楽しみ方とはこうあるべきものなんでしょう。

しかし、ほかにもいろいろ感じたことがあります。

いまどきのパチンコは「大人の」遊戯でもないし、「玉入れ」でもない

「大人の玉入れ」という曲名をみれば、

パチンコのことだな、と思う人が大部分だと思うんですけど、

はたしていまのパチンコは「大人の」「玉入れ」といえるのか・・と。

 

誰にでもわかりやすいようにということを追求した結果、

ただハンドルをにぎって液晶を見つめ、右と言われれば右に打ち、左に戻せと言われれば戻すだけ。

打っている間は液晶で「~が発生したらアツいぜ」とか、

「~という演出は~だぜ」とかいちいち解説してくれる。

技術介入は機械の仕様で封じられ、ホールによっては禁止されて、

誰がどのように打っても結果は基本的にほとんど変わらない。

打っている間はなにも考える必要はなく、

ただ液晶に出てくるマンガキャラが勝つか負けるかを見て一喜一憂するだけ、

という、まさに子どものゲームになりさがってしまった。

 

昭和のパチ屋ではアナウンスで

「日ごろ鍛えたその黄金の腕ェ!黄金の指先をもちましてェ!しっかりとガッチリとォ!お取りくださいませお出しくださいませェェェ・・・!!」

と叫んでいましたが、打つ腕が黄金だろうが錆びついていようがいまのパチンコは関係ないわけで、

自分の打つ腕を黄金に磨き上げる必要もない(もちろん、カネを稼ぐ目的で打つのなら話は別です)。

だから面白くない。だから飽きる。引ける引けないで一喜一憂するだけ。

 

テレビゲームでも楽器でもスポーツでもなんでも、

自分の腕を黄金に磨き上げることによってゲームは面白くなり、

それがたとえ本来はこどもの遊びのようなものでも大人が夢中になるに足るものになると

思うんですが、いまのパチンコはそうではないですね。

 

パチンコが「大人の」遊びになるには、

技術介入要素をもっと大きくして、

敷居は高いんだけど「いままでできなかったことができるようになる」という喜びを味わえるような

「遊技」に回帰する必要があると思っています。

でも、いまさらムリでしょうね。

 

「玉入れ」という部分もそうです。

はたしていまのパチンコは「玉入れ」か。

大部分のプレイヤーはスタートチャッカーに玉がどれだけ入るか、ということも意識せず、

ただ液晶で当たるか当たらないかを眺めているだけです。

 

アタッカーに玉を入れることによって玉が増えるのに、

そのアタッカーにどれだけ玉が入るかもみていないし、

「真・北斗無双」のように、そんなことを意識する必要のない台もたくさん出てきている。

 

そして、まさに「玉入れ」といえるようないわゆる「羽根物」はまったくヒットしない。

とにかく液晶でマンガキャラに「怪しい・・」とか「アツいぜ!」とか

煽られないと「間がもたなくてつまらない」とか言い放つプレイヤーがほとんどです。

「大人の玉入れ」と呼べるパチンコ機を切望

個人的には来年の規則改正にともなって、

射幸性は低くてもいいから「玉入れ」と呼べるような

大人が夢中になるに足るゲーム性をもったパチンコが

もっと出てきてほしいと思っています。

 

そして、当たらずにジリジリイライラしながら打っている人ばかりのパチ屋ではなく、

この曲のPVみたいに笑顔で楽しんで打つ人が多いパチ屋が

多くなってほしいですね。

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