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施設にいる認知症の母が、ついにやらかしてしまった

認知症の母が入所している老人保健施設には、

週に2回ほど会いに行っていますが、

基本的に閉じ込められた生活のためストレスがたまるのか、

機嫌がいい時悪い時、落ち着きがあるときない時、など、

日によって様子にばらつきがあります。

で、先日、たぶん漏らしてしまって職員にいうのが

恥ずかしかったんだと思いますが、

便を自分の部屋中に塗りたくる行為が発覚。

いわゆる弄便というやつです。

こちらのサイトが非常に参考になります

認知症の周辺症状のなかでも、

介護者が最もショックを受け、しかも対応に

苦慮する事態のひとつです。

心配していたことがついに起こった

ひとくちに弄便といっても、原因は人によっていろいろ

違うのですが、母の場合はいちおう「汚いもの」

という認識はあるようで、食べたりはしなかったようです。

おそらくはトイレの場所がわからず(職員にもいえず)、

漏らしてしまって、それをなんとかしようとしたら

手についてしまって、それをきれいにしたいがために

あっちこっち触りまくった・・・のではないかと。

自宅で介護しているときも「便をポケットにしまう」

「便を箪笥に隠す」などの行為はあったので、

心配はしていたのですが、ついにやってしまったか、

とショックでした。家で便をポケットに入れていた時も

すごいショックでした。思わず怒鳴ってしまい、

殴りたくなる気持ちを抑えるのが精いっぱいでした。

たぶん認知症患者を抱えている方は、ほとんどが

「一番やってほしくないこと」と思ってるんじゃないでしょうか。

なにしろ後始末が大変だし、繰り返すときている。

なによりも、自分のおむつを替えてくれたり、おもらしした下着など

洗ってくれたりしていた自分の親が、便の処分ができずに

弄ったり隠したりする、というそのこと自体が受け入れがたい。

閉じ込められているストレスが原因かも?

施設の看護師さんからは、「ウロウロして、ドアを開けようとする行動を

繰り返すから、外に行きたくてストレスがたまってるのかも。

われわれも出来る限り散歩などに連れて出ますが、

息子さんもできるだけ、外に連れて行ったりしてあげてください。」

と言われました。

認知症の方が勝手にどこかにいかないように出入り口は常に施錠されています。

介護者はそんなつもりはもちろんないんですけど、

本人にとってみれば不当に拘束されていると感じてもおかしくはないです。

まあ、私の場合は、ブログに書いているように、

世間一般の感覚で言えば無職ニートですから、

会いに行くのは毎日でも行けますが、普通に仕事している方は

そうはいかないですよね。私の場合も、自分で生活し

なおかつ母の施設の料金も払っていくだけの

カネを生み出すためには、なかなか毎日会いに行くというのは難しいです。

職員から冷遇されないかが心配

私が心配するのは、もし弄便を繰り返すような事態になったら、退所を

迫られたり、母が職員から冷たくされたり(虐待されたり)したら

どうしよう、ということです。

施設の職員の人は、「弄便はふつうにあることなので

退所させるなんてことはないですよ」

と言っていましたが・・・。

職員だって人間なので、あれを何度も繰り返されたら絶対に腹が立つ

と思うんですよね。そこをなんとかするのがプロというものでしょうが、

全員が全員、そんなプロフェッショナルなわけではないことは、

週2回面会に行くだけでも、みていればわかります。

そういうことを心配するのが嫌で、自宅での介護に

こだわる方もいるでしょう。しかし弄便までやらかすように

なってしまうと、自宅で介護することは介護者にとっては

心労が積み重なるばかりの辛い毎日となります。

施設の職員を信頼すればよい(私も信頼していないわけではないですが)

というだけの話なんですが、私は基本的に人間を

信用できない性格なので、それがなかなかできない。

結局、施設に入ってもらってもいろいろ心配しなきゃいけないし、

自宅で介護すればなおさら、肉体的精神的な苦労を強いられることになる。

なるようにしかならないけれど、せめてできることは

ストレスが原因、ということは十分考えられる

(施設に入って3か月ちかく、これまではなかったわけで)

ので、そのストレスを少しでも軽減できるよう、

なるべく会いに行って、お菓子を一緒に食べたり

散歩したりして、楽しく過ごさせてあげるしか、

私できることはなさそうです。

認知症の周辺症状については、私の母もいろんなことがありましたので、

また書いていきます。

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