日曜日夜19:30から、NHK・BSプレミアムにて放映している歌番組
「新・BS日本のうた」を、毎週録画してチェックしています。
NHK総合の「うたコン」と同じく、公開番組で入場無料(抽選)ですが、
全国各地で行われ、主催するのはNHKの地方局とその自治体となっていて、
観覧応募はNHKの各局にハガキで応募するかたちが多いようです。
これがまた、毎回毎回恐ろしく豪華なメンバーと、ハイクオリティな演奏と歌唱。
NHK総合のほうは、「歌謡コンサート」が終わり「うたコン」になってから、
毎回のデキのバラツキをやたら感じるんですけど、
「BS日本のうた」はとにかく安定して内容がすばらしい。
毎週、「うたコン」の感想を書いているんですけど、たまにはこっちについても書いてみたい。
豪華すぎるメンバー。これをタダで観られるんですか?
1月29日放映分(2月4,10日再放送予定。於・埼玉県さいたま市)の曲目はこちら。
古今東西名曲特選
「東京ドドンパ娘」・・・・・・・・島津亜矢&中村美津子
「今は幸せかい」・・・・・・・・・福田こうへい&純烈
「夢は夜ひらく」・・・・・・・・・市川由紀乃&長山洋子&藤あや子
「グッド・バイ・マイ・ラブ」・・・マルシア
「ある女の詩」・・・・・・・・・・中村美津子
「愛のふれあい」・・・・・・・・・純烈
「哀愁のからまつ林」・・・・・・・市川由紀乃
「初恋のひと」・・・・・・・・・・長山洋子
「酒よ」・・・・・・・・・・・・・福田こうへい
「恋人よ」・・・・・・・・・・・・島津亜矢
知らなきゃソング
「この祈り~The Prayer~」・・・新妻聖子
「嫁入り舟」・・・・・・・・・・桜井くみ子
「たそがれ綺麗」・・・・・・・・藤あや子
スペシャルステージ(八代亜紀&五木ひろし)
「おんな港町」・・・・・・・・・八代亜紀
「夜明けのブルース」・・・・・・五木ひろし
「恋あざみ」・・・・・・・・・・二人(ギター・五木ひろし)
「あなたのブルース」・・・・・・八代亜紀
「噂の女」・・・・・・・・・・・五木ひろし
「愛は死んでも」・・・・・・・・八代亜紀
「雨のヨコハマ」・・・・・・・・五木ひろし
「なみだ恋」・・・・・・・・・・八代亜紀
「よこはま・たそがれ」・・・・・五木ひろし
「舟唄」・・・・・・・・・・・・八代亜紀
「契り」・・・・・・・・・・・・五木ひろし
「JAMAAS 真実はふたつ」・・・八代亜紀
「九頭竜川」・・・・・・・・・五木ひろし
「居酒屋」・・・・・・・・・・二人
新妻聖子がせっかくの出演なのに1曲だけだったのは残念でしたが、
いつもどおり素晴らしい歌唱でした。
島津亜矢の「恋人よ」(五輪真弓のあの曲)とか、
豪華な組み合わせのカバーも魅力的でした。
五木ひろしの「九頭竜川」も、スケールの大きな素晴らしい曲だな~と、聴くたびに思いますね。
安心感抜群のマンネリ構成(ほめ言葉です)
番組の構成は毎回ほとんど同じです。
最初に、名曲のカバー(オリジナル歌手のこともある)→「古今東西名曲選」コーナー。
次に話題の曲→「知らなきゃソング」コーナー。
最後に「スペシャルステージ」(数人の歌手による、トークなども交えたミニライブ的なコーナー)。
さらに、収録地の中学や高校の合唱部などを呼んで歌手と共演させるのもお約束になっています。
ワンパターン、という批判もあるでしょうが、
構成がワンパターンなだけで、内容はいろいろ工夫されていて、
ええ~と思うような企画がけっこうあって楽しめることも多いです。
とくに「スペシャルステージ」はいつもおもしろい。
以前の放映では、大江裕がクラブのチーママという設定で美川憲一の曲を歌っていたんですが
これがすごくぴったりハマってて、こういう路線で行ったほうがいいんじゃないか、と思ったり。
「うたコン」も毎回いろいろやっていますが、いかんせん時間がなさすぎて、
「ごちゃごちゃいろんなことやってまとまりがない」という印象になってしまうんですよね。
こっちは90分あるので、ゆっくりと堪能できます。
地元の学生の出演について思うこと
さきほども書いたように、毎回、地元の「若い力」が「番組を盛り上げてくれる」んですが、
観ていていつも思うことがあるんですよね。
というのは、出るのはいつも品行方正っぽい、いかにも素朴なイメージの学生さんばっかりで、
茶髪の子とかミニスカの子とかいうのは絶対にいない。
さいたま市あたりで、しかも県立高校ならそういう子も絶対にいるだろうと思うんですが、
出演するにあたってNHK側から「茶髪の子は出られませんから染めてください」
とか言うんですかね。それとも学校側で「こういう髪型にして、スカートも長くしてこい」
とか指導するんでしょうか。それとも、合唱部とかの子は例外なくこういうものなのか。
まあ、みっともない、見苦しい恰好はやめてほしいのでこれでいいんですが、
もしNHK側が指導しているんならやりすぎじゃないかと思いますね。
全体主義国家じゃないんだから、ちょっとずれた感じの子がいても全然いいと思います。
でも、そういう子がいたりするとクレームを入れたりするヒマ人がいるんでしょうね。
「スペシャルステージ」はエンターテイナーとしての実力が露呈する
番組後半の「スペシャルステージ」は、2人~4人くらいの歌手が、
トークや寸劇などを織り交ぜてカバーや自身の名曲や新曲を披露するコーナー。
もちろん構成はその道のプロがやるんでしょうが、
コンサートなどを観てみないとわからない、その歌手の歌以外の部分、
エンターテイナーとしての実力や個性が垣間見られて面白い。
トークもやたら面白い人とそうでもない人などがハッキリわかってしまうので、
出演歌手にとっては真価が問われる企画なのではないでしょうか。
歌がよければそれでいいといえばそうですが、
歌手も娯楽を提供する職業であると考えれば、トークも芝居もできるに越したことはない。
そういった意味でも、毎回注目しているコーナーです。
BSがみられる環境をお持ちなら、ぜひ観るべき
とにかく、歌番組としてのクオリティ、安定感は素晴らしいものがあるので、
BSをみることができる方にはぜひ観ていただきたいですね。
若者におもねるような構成はほとんどないので、中高年は安心して楽しめるはずです。
ほんとうは毎回、感想記事を書きたいくらいですが、なかなかそこまでできませんので、
今後はたま~に、なにかすごいことがあったときに、記事にしていこうかなと思ってます。