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パチスロとせどりで認知症の親を養うブログ

認知症・介護 認知症の進行をふりかえってみる

認知症の母:入院を断る。

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特別養護老人ホームにいる私の母。

昨年秋ごろから原因不明の熱発を繰り返しております。いつもは認知症のせいで無表情な母も高熱が出ると苦しそうな様子を見せます。

熱が出るたびにとりあえず薬で熱を下げる・・・という対処をしてもらっているのですが、なにしろ原因が判明しない(インフルエンザでもなく、咳など風邪のような症状もない)ので熱が下がっても安心できない。これはもう寝たきりであることによる体力の減退や高齢などが原因で抵抗力が下がっているから仕方がない、ということなのかも。

すると、もういつなにが起こってもいいように心の準備をしなければならないのか。それはいつか必ず訪れることなのだから受け入れるしかないわけなんですが、その日が来るまではできるだけ心やすらかに過ごしてもらいたい・・という気持ちです。

そのためには熱発による苦しみから解放してあげたい。しかしそうすると熱発の原因を突き止め治療をしなければならないということになり、検査や治療をするとなれば高齢である身にはなにかと負担がかかります。

この段階になるとそのあたりのバランスをどうとるかということが家族の悩みとなりますね。

カンタンに「入院」と言う医者

ここ数か月はとにかくしょっちゅう発熱。そのたびに施設の嘱託医に診てもらって薬で対処してもらっていました。

しかしこのあいだはそれでも熱が下がらず、嘱託医が「原因を突き止めるにはここでの検査には限界がある。病院で検査すればなにかわかるかもしれないから、いちど行ってみたらどうか」

とおっしゃるので、特養の職員さんに手伝ってもらって、市がやってるいわゆる総合病院へ母を連れて行ったのです。

 

で、いろいろ検査をやったあとに呼ばれて言われたのが、

「とりあえず入院して経過をみながら対処したい」。

 

ああ、予想通りの展開だなあ・・・と思いながら、「入院はさせたくない」と返答。

すると医師は「なぜ?」と訊き返してくる。

なぜって本人の負担が大きいからに決まってるだろ。私が金持ちにみえるカッコウをしてないからカネをケチってこんなこと言ってると思ったのかな。まあ~気軽に「入院」とか言うもんだなあ。「ちょうどベッドが空いてるからとりあえず入院させよう」とでも考えたのではないか、と勘繰りたくなります。

「いや、治療方針がはっきりしていてそのために入院が必要だ、とか、もっと突っ込んだ検査のために入院が必要だ、とか言うんならともかく、『とりあえず経過をみる』っていう入院ならお断りしたい。本人がかわいそうだから。経過をみるっていうだけなら特養にも看護師さんがいて、ちゃんとみてくれてるんだし。入院すればなにかがわかるとか、そういう確信が先生にあるのなら話は別だけど・・・」

と私が言うと、医師は

「・・・絶対に入院が必要、とは言いませんが・・・では施設の嘱託医さんと相談しますから待っててください」

と言い、しばらくするとまた呼ばれました。

すると医師は、「では今日はお帰りになってください。入院していますぐ何か対処しなくてはならない、という差し迫った状況ではないので。血液検査の結果~~~が下がっているので、薬を出しますから。また外来で来てもらって検査しましょう」と言う。

 

いやいやいや、結局やっぱり大して考えずに「入院」って言ったんじゃないか・・と思いました。

外来でできる検査をわざわざ入院させてやろうとしていたわけだ。

もちろん、入院していれば経過観察もつぶさにできるだろうし、なにかあったときにタイムリーに対処できるだろうから、そういったことを考えれば入院したほうがいいかもしれないですが、すでに80過ぎの高齢、しかも認知症のある人間が入院するということのリスク・弊害を考えればどう考えてもデメリットのほうがメリットを上回るのでは・・・。

無条件に医師の言うことに従うのは危険

といったかんじでその日は入院せずに無事に帰ることができました。

その後の経過や、後日外来で行った検査の様子などをみても、どう考えても入院しなくてよかったとしか思えませんでした。

 

まあ、亡父がさまざまな病気をやって何度も入院して、入院するたびにますます体調が悪くなって帰ってきたのをみる前の私であったなら、「入院」と言われて「わかりました」と答えたかもしれません。

医師は(それが仕事だから当然だけど)目の前にある病気の対処しか考えないので、入院させたその後の生活の質などはおかまいなしになりがち(もちろんそうでない医師にも出会いましたが)。

それに、医師だって立派な人ばかりではないので、どうしても視野が狭かったりとか世間知らずだったりとかセンセイセンセイと持ち上げられてテングになってる人とかもいるのですよ。これは間違いないこと。いっぱい見ましたよヘンなお医者さん。ちょっとめんどくさいことを言うとすぐにキレる人とか。

だから、「こっちはシロウトなんだから医師が言ったことには服従するべきだ」と考えるのは間違っていると思うんですよね。

 

「入院しろ」と言われたら、

「絶対に必要ですか?」「外来では不可能ですか?」「入院しなかったらどうなりますか?」と訊くとか、

薬を出されたら、

「どんな副作用があるんですか?」「薬はなるべく飲みたくないんですけど、生活習慣の改善とかでなんとかなりませんか?」って訊いたっていい、ていうか訊かなきゃダメだと思います。私は薬を出すって言われたら必ず訊いてます。

病気を治すのは自分であって、医師にはそれを手伝ってもらうだけ・・と考えるべきでは。

私の母の場合は認知症で自分で判断ができないので、すると家族である私が責任を追わなくてはならない。

であるなら、母に対して「入院」って言われたら「入院はたいへんだから嫌です」くらいは言ったっていいはず。ていうか言わなければならない。

ともかく、高齢者の入院は若い人の場合と違って非常にリスクが高いものであるので、「入院して」という話になったらそのへんをきちんと考えて決断したほうがいいでしょう。

入院は回避できたが・・・

というわけで、母は現在も特養で過ごしています。

しかし熱発が続いたせいか気力も体力もますます衰えてしまいました。

入院してたらおそらくもっと衰えて帰ってきただろうなと思うと恐ろしいですが、ついに来るところまで来たか・・という状態に。

そのへんについてもいろいろ思うことがたくさんありますので、また次の記事で書いておくことにします。末期の認知症患者はこうなる・・というひとつの例として読んでいただければいいと思います。

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