歯周病で認知症になる?

      2017/08/30

特養(特別養護老人ホーム)にいる私の母は、

生活全般にわたって介助が必要で、

もちろん自分で歯磨きをすることもできません。

施設の人はよくやってくれているようで、母に面会に行ったときにみてみると

だいたいいつもキレイになっているんですけど、

それでもたま~に歯と歯の間に食べかすが溜まっていることがあります。

今回は認知症と歯についていろいろ書いていきます。

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自宅で介護していたころは自分で磨けていたが・・

まだ自宅で生活していたころの母は、自分で磨くことができていました。

しかし認知症がすすんでくると自発的に磨くということはできなくなってきて、

「歯を磨こうよ」と言って洗面所に連れていき、

歯ブラシを持たせてもそれが何かがわからずボ~っとしているだけなので、

「こうやって磨くんだよ」と言って私も一緒に歯磨きをしていました。

 

しかし今はもう、歯を磨くことはおろか、口をゆすいでペッと吐く、

ということすらもできなくなりました。

なので、特養では職員の方がガシガシ磨いて、口の中を口腔ケア用のウェットシートみたいなので

ふき取る・・・というかたちでやってくれているようです。

 

でも、これはやむをえないことですが、

たまに歯と歯の間に食べかすがつまりまくっているときがあります。

下の前歯数本しかもう残ってないのですが、

その前歯がすきっ歯気味で、スキマにものすごく挟まりやすいみたい。

 

自宅で面倒見ているときは私自身に余裕がなくてそんなところは見ていなかったのですが、

いまになってみるとけっこう気になる。

なので、歯間ブラシや口腔ケア用のウェットシートなどを持参し、

気になるときには私がやってあげるのですが・・・

なかなかうまくキレイにできない

これがなかなか難しい。

まず、「口を開けて~。ハイ、あ~ンして~」とか言っても、

なかなかいうことをきいてくれない。

そこでムリヤリやると機嫌がわるくなり、ますますできなくなります。

在宅介護していたときならここで「口を開けなきゃあ出来ないだろ!!」と

怒っちゃってたんですが、そうするとなおさらできなくなるというのは

さんざん学習しましたので、ダメな時はあきらめて、本人が忘れた数分後に再チャレンジします。

 

やっと口を開けた母の歯を歯間ブラシで磨こうとすると、

じっとしているということができないのでまたなかなかできない。

自分以外の人間に口をいじられるのは恐怖があるのかもしれません。

 

さらに、口腔ケア用ウェットシートで口腔内を拭こうとすると、

そのシートを食べようとします。

以前にはティッシュペーパーを食べようとしたことがよくあって、

施設にいる認知症の母がまたやらかした

どうも紙は食べやすい、というか食べ物っぽい食感があるようです。

 

介護職員の人はこんなことを毎日やっているわけで、

仕事とはいえ大変なことだな、と思いつつ、

かなりの時間をかけて歯と歯の間をキレイにします。

しかし、私もこんなことを毎日できるわけではないので、

歯周病や虫歯が心配ではあります。

そこで歯周病と認知症の関係を(いまのところはネット上だけでしか勉強してませんが)

調べてみると、両者にはものすごく密接な関係があるらしい。

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物を噛むことで脳が刺激される

これはよく言われることですけど、

よく噛むことで脳が刺激され、活性化するらしいですね。

さらに、アルツハイマー秒の原因物質とされる「アミロイドβ」

(関連記事→「アルツハイマー病は確実に治せる」はほんとうか

は、噛まないと脳に沈着しやすい、という研究結果もあるそうです。

つまり、噛まないと認知症になるリスクが高まる・・と言われている。

 

噛むには歯が必要なわけで、すなわち歯が少ない高齢者は認知症になりやすい、

なので若いころから歯を健康に保っておくことが、

認知症にならないためには有効、ということになります。

(「歯が少ないと認知症になるリスクが高い」という考え方は、じつは「高齢だから歯が少なくなり、高齢だから認知症になりやすい」というだけのことかもしれないので、ちょっと注意が必要だとは思いますけど。まあ、「噛むことで脳が活性化」というのは体験的に理解できるので、そういう意味では真実味はありますね)。

 

思い出してみると、私の母は若いころ、あまり歯を大事にしていなかったような。

朝起きたときしか歯を磨いていませんでした。

親がそんななので、私も子どものころは朝しか歯磨きしなかった(いまは毎食後にやってます!)。

 

私の世代なら子どものころ誰もが熱狂したテレビ番組

「8時だョ!全員集合」のエンディングで、加トちゃんが「歯磨けよ!」と言ってくれていたのに、

私は「朝磨いているから大丈夫」「おとうさんもおかあさんも朝しか磨かないし」

と思って面倒くさがって歯を磨かずに寝ていました。

やはり親の行動の影響力はテレビなんぞとは比べ物にならない。

当時、子どもに悪影響がある、と「8時だョ!全員集合」を批判する親、

子どもに「見るな」という親がたくさんいましたが、

いかに的外れな批判だったかということがわかります。

そんなことより親は自分の振る舞いを見直さなくてはならないはずだった。

 

それは余談ですが、ともかく私の母は若いころに歯のケアをきちんとしていなかったせいか、

いまは歯が数本しか残っていないし、認知症にもなってしまった。

入れ歯を使えない

そのうえ、私の母は入れ歯が使えません。

元気なころは使っていましたが、

認知症がすすむにつれ、

飲み込もうとしたりとか、

食事のお皿に入れちゃうとか、

勝手に外してなくしちゃうとかいうことが多くなり、

危なくてつけられない、ということで今は無理。

食べ物はやわらかくしたものや刻んだものを摂っています。つまり、ほとんど噛まない。

噛まないからますます脳がにぶる・・・のかもしれません。

歯周病菌がアルツハイマー病を誘発?

九州大学の研究チームが、「歯周病菌のアルツハイマー病誘発に関与する原因酵素を特定」した

というニュースがありました

九州大学プレスリリース

難しくてよくわからないんですけど、

ざっくりいえば、歯周病がアルツハイマーを誘発するメカニズムが

わかってきた・・・ということみたいです。

 

「カテプシンβ」という酵素が歯周病から脳への炎症シグナル伝達に関与することがあきらかになりました」

とのことで、この「カテプシンβ」を阻害する薬ができれば、歯周病が原因のアルツハイマーは

防げる・・ということみたいですが、それを期待するよりも口腔ケアを徹底するべき、

と研究者は言っています。そのとおりでしょうね。

さらに、「中高年では特に歯周病がアルツハイマー病の悪化因子になることが示された」

とも述べています。

歯周病を防ぐために毎日の口腔ケア、つまり歯磨きが重要ですね。

歯磨きを徹底し、悪い歯は治す

私も、悪い歯がいっぱいあっても、サラリーマン時代は

「忙しい」という言い訳をしてなかなか治すことをしませんでした。

数年前に全部治したんですけど、

ほうっておいた期間が長かったばかりに残せなかった歯とかもあり、

いいことはひとつもありませんでした。

治す前は痛くて片側でしか噛めなかったり、

脳に悪影響があっただろうな・・と反省しています。

 

将来の認知症への罹患のリスクを少しでも減らすために、

中高年のみならず若い方にも、

歯磨きの徹底と、悪い歯の治療をおすすめしておきます!

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