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2024年の機種別パチンコ成績を検討する

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

新年にさいして思うことはまた年間収支まとめの記事で書くとして、今回は2024年のぱちんこ稼働のまとめをする記事の続き。パチンコの機種別の収支について。

 

2024年のパチンコはなんといっても「ラッキートリガー」元年となったのが最大のトピック、と言えるでしょう。

かつてのいわゆるMAX機を完全にしのぐ荒波をそれによって実現し、少ない遊技客からより多くのカネをむしり取ろう・・という戦略であることは明らか。ひとりの客が落とす金額をとにかく上げようってのは今に始まったことではありませんが、それももう極まれりって感じですね。スマスロAT機同様、もうまともな金銭感覚の人間にはついていけない世界になっている。

秋本治氏の名作まんが「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に、何巻くらいか忘れましたが昭和時代の話で、家にこもっている邪魔なダンナさんに奥さんが「パチンコでも行っといで。ただし200円までだよ...」って言い放つ場面があった(間違ってたらごめんなさい)んですが、昭和時代はたしかに100円玉を投入して玉を借りていて、200円はさすがにキツイけれど、デジパチ登場以前なら数千円あればけっこう遊べましたね。私も初めてパチンコ打った時は数百円というレベルの投資で羽根モノを遊技したのを覚えています。

しかし今となっては、数百円どころか数万円が誇張ではなくあっという間になくなってしまう。そして、お金がかかるようになってさらに面白くなっているならともかく、じっさいはまったくそうではないっていうのが致命的。お客を惹きつけるために演出をもっとド派手に!出玉性能をもっとド派手に!という短絡思考でやってきた結果がこれ。まともな神経の人間にはあらゆる意味で耐えがたい遊技台ばかり。

私もそんななかのひとり。遊技台がウルサいっていうのはカスタム機能や音量調整などによってだいぶ軽減されましたが(それも周りの人が爆音でプレイしたりしたらすべて台無しですけどね。音量調整機能は搭載しないですべて店が管理するべき→ ぱちんこ:遊技台の音量問題)、「お金がかかる」っていう点についてはもはや私もついていけない。クソハマリの末にようやく図柄揃い当たりを引いたのに270個くらいの出玉だけでその後なんのチャンスもなし、っていうのを喰らうと、さすがに「このクソ台が!」という気持ちにならざるを得ない。だから依存症層しか来なくなってるのに、どうしてそこを変えようとしないのだろう。

まあ荒波であっても回ってくれれば希望をもって打つことはできるわけで、私も「花の慶次 傾奇一転」とか、一部のラッキートリガー台はそこそこ触りました。そこそこ回ってくれれば「より多く回す」という目標にむかって打てて、パチンコはそれが楽しいのですよ。パチンコの客が減っているのは結局は「回らないから面白くない」というのが大きい。それでデカヘソなんてのを出したのはわかるけれど、あのデカヘソで全然寄って行かなかったりするとますますイライラする。結局業界に「もっと回せるようにしよう。そのためにはお客の数を増やさなきゃ。そのためにはどうすればいいか?」っていうのがないからすべてムダ。今来てる客からもっと搾り取ろうという思想しかみえない。

前置きが長くなってきたのでこのへんにして、2024年の機種別パチンコ成績について。結果が出た台の上位からみていきましょう。といってもたいしたことない成績ですけど。

⑤「P戦国乙女レジェンドバトル」(ライトミドル) プラス 17,588個(9台)

しぶとく生き残ってくれてる、遊タイム搭載の1種2種混合機。なじみのホールに1台だけあって、ほとんど毎日0G、たまにちょっとだけ回される、って感じなのですが、たぶん延々と据え置きでほったらかしなので、辛抱強く宵越しがたまるのを待っていれば思いがけず美味しい台が拾えたりします。「戦国乙女6」もそうですけど、「あと○○回」ってのが一切出ないのも宵越しハイエナのためには助かる。そのかわりもしリセット喰らうと途中で察知できないのがデメリットとなりますが、据え置きがほぼ確実な状況ならメリットのほうが大きい。まあそろそろ外されるのは間違いないので、収支への貢献ももう終わりですね。

この「666回で遊タイム」っていうのをこの台の伝統として受け継いでいってくれれば嬉しい・・・と思っていたら最新作「7」はやっぱりすごい荒波スペックのラッキートリガー機でしたね。どうしてこう流行りに乗ることしか考えないのだろう。その「流行り」が客に支持されてるならまだしも、支持しているのは依存症層だけですからねえ。

④「シン・エヴァンゲリオン Type レイ」 プラス 20,612個(58台)

なじみのホールで一時期少しアケられたことがあってそのときに収支を確保できました。アケないときもそんなにヒドイ調整にはしてないようで、特定日などにはアケる可能性がある機種として必ずチェックしている台です。

打つときは常にフルカスタム、ST中は「レイ」を選択して、余計な煽りが極力少ないようにして打てば、そこそこ回るんなら1日粘ってもそれほど苦痛ではない台ですね。ST中はレイ以外だと先読みで煽り→リーチせず、っていうのがウザすぎて我慢できない。この台にかぎらず、もう先読み演出はカスタムせずとも激アツってのをデフォルトにしてほしい。最近はそういう台は少なくなったけれど、「激アツですよ~!」ってド派手に煽ってハズレると評判悪くなるのは間違いないのだから、演出控えめがデフォルト、どうしてもマンガ液晶で煽られたい人はカスタムする、っていうふうにしたらどうか。

③「P北斗の拳 暴凶星」 プラス 26,369個(27台)

こちらもなじみのホールではよくアケる対象になる台。アケるといってもせいぜい250個あたり19回チョイ、20回に届くことはほとんどないくらい(27.5玉交換)ですけどね。珍しく20回を下回らないくらいの台があったときに粘って出てくれました。

 

拳王が主人公?なのに、通常時のリーチはケンシロウがんばれ、ラッシュ中は拳王がんばれ、なのがたまに混乱する、のは私だけ?「イキナリフラッシュ」がスカりまくるのは勘弁してほしい。ていうかカスタムでそういうのを全部確定演出にできるようにしてくんないかな。なにか起こったら確定、なんならリーチが発生したら確定でもいいのに。この台もフルカスタムすればまあ我慢して打てますかね。

②「e花の慶次 傾奇一転」 プラス 35,636個(22台)

いちばん勝てた、ていうかほとんど唯一まともに勝てたスマパチ、ラッキートリガー機。

一時期250個あたり20~21回くらい、激アツな日はそれ以上にアケられたことがあって、そのときに何度か粘りました。

運よくそれほどひどい目に遭うこともなくプラス収支となりましたが、ようやく初当たりを引いたのにいらないほうの47.5%でゴミ出玉だけで終わった時の絶望感は・・・。よく回ってくれていても、「延々と初当たりもラッキートリガーも引けなかったらヤバイ」という恐怖を感じヤメたくなる。

しかしどれだけの荒波台であろうが充分に回ってくれさえすればいつかはプラス収支に転じるのは真理。22回程度の実戦では「それを証明した」とは言えませんけどね。

 

しかしこの台の「ラッキートリガー」、継続率は87%となっているものの、それでも体感的には従来の81%継続の台と(打っている最中には)あまり変わらない気しかしない。いままで100回だったのが120回になっただけですからね。もちろん爆連の可能性は確実に上がるし長い目でみれば全然違うのは当然ですが、連チャン時の爆発力よりも通常時の絶望感のほうが脳に刻まれ、「つまらない」となる可能性のほうが高いのでは。やはりラッキートリガー機はいいところがない。それに、87%に慣れてしまえば「もっと!もっと!」となるのが歴史からみても明らかで、結局どこかで歯止めをかけないときりがない。それを業界ではやいところやっていればぱちんこ業界の斜陽はここまで来なかったのでは。個人的には冬ソナや大海くらいの確変ループスペックで大いに満足。そこらへんで「これ以上はダメ」と自重していればよかったのに。

でもこの台は歴代の花の慶次と比較すればだいぶマシになりましたね。デカいボタンのついたギラギラしたド派手筐体をやめただけで印象がまったく違う。そしてカスタムすればほぼ完全告知にできて演出もそれなりにあっさりになった(ように感じられる)。せっかく小林幸子を起用したのに曲自体がつまらないものばかりだったのが残念。

①「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」 プラス 102,721個(61台)

差玉数トップをたたき出してくれたのはいまだ人気の「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」。

61回打ったことになっていますが、「釘をイジったかな?ちょっと打ってみよう」→「やっぱりイマイチ」という流れで少し打ってヤメというのが多かったので、1日粘ったのは10回もないです。それでもこれだけ勝てたのは幸運でした。こんなのは長く続きません。

これもアケられる対象になることが多く、それなりにそのチャンスをもらさずに打てたと思います。11月に3万発プラスできた日があったのが大きかったです。

2024年11月のパチンコ・パチスロ収支

それはともかく、圧倒的射幸性をほこるラッキートリガー機が続々と出たなかでも、結局この台が高い人気をキープしているのは、つまりはこれくらいのスペックがちょうどいい、と今のプレイヤーは感じているからじゃないでしょうか。私はこれでもやりすぎだと思ってますけど、いらないほうの41%を引いちゃっても100回の時短がつくし、STは81%継続という、たまに駆け抜けももちろんあるがたまに間違って10連以上したりもする、それだけで充分夢のある性能。右打ち中はオール10ラウンドでラウンド振り分けでイライラすることはないからST中にドガガガガってレバブルすれば素直に嬉しくなれる。

 

結果が出た台はこんな感じでした。やはり甘釘台をそこそこ打てた台はそこそこの結果となっている。そこそこを打ったつもりなのに全然引けなかった台もありましたが。

打たなくてもいいものを打って勝ちを減らしたのは反省点

そこそこを打ったつもりなのに負けたのは「PRe:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」。19回チョイ、20回には届かないくらいの台を何度か打ちましたがクソほども引けず、マイナス 18,926個(10台)。

それから「PPフィーバー炎炎ノ消防隊」。「推し台」として少しアケられたことがあったので狙いましたがまったくダメでした。マイナス 9,790個(16台)。

 

そのへんはいちおう「回るから」(といっても思い返せばたいしたことなかったけれど)打ったんだからいいとしても、打たなくてもいいものを打って無駄に負けたのがあったのは反省しなきゃなりません。

「Pニュートキオ ハカマタイプ」でマイナス 11,763個(!)(23台)。

「P貞子」でマイナス 4,686個(18台)。

どちらも好きで打って無駄に負けました。「ニュートキオ」は1台だけ残してくれてて、たまに打たないと貴重な羽根モノが撤去されちゃうと思って。あんまり鳴いてくれない調整でずっとほったらかしだから打つ価値はないんですけど、面白いし。こういう台がなくなったらもうほんとにパチンコは終わり。

 

貞子は1回だけ万発越えの爆裂を引いたもののそれ以外はダメ。250個あたり30回にはちょっと届かないくらいの、まあ遊びで打つならそれくらいで我慢すべきか、というくらいの釘だったのでちょこちょこ打ってしまいました。2024年に出た台のなかでは一番マシな台だったと思います。

久々にけっこう面白い台? パチンコ「P貞子」を打ってきました

↑通常時はわりとオリジナリティが感じられてイイ感じなのに、ラッシュ中はほかの台と同じような感じだったのはちょっと残念。ラッシュ中も独特の恐さを表現してほしかった。

打たなくてもいい台を打って負けたのは良くなかったのはたしかながら、たまには面白いと感じる台を負けを覚悟で打つくらいのことをするのはメンタルをたもつうえで必要なこと。最近はそんなふうに少しでも面白いと思える台がめったに出てこなくなりましたけどね。

 

ちなみにパチンコのトータル収支は2023年よりも半減してて、いよいよこのままではやっていけなそう・・という感じになりました。そのへんは年間収支まとめの記事で書くことにします。

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