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初心者・高齢者パチンカーには勝ちを譲れ!

パチンコ・パチスロで勝つためにもっとも手っ取り早い、というか安全・確実なのは、

パチスロでは「天井に近い台を打つ」、パチンコなら「確変が潜伏している台を打つ」

ということである、のは何度も書いてきました。

 

そういった戦術で立ち回る人をさして「ハイエナ野郎はクズ」と批判する人がよくいますが、カジノギャンブルと違って「遊技」であるぱちんこはすべからく「他人よりも先に(他人が気がつかない)美味しい台をつかむ」ということが勝つ方法であり、ぱちんことはすなわちハイエナがすべて、といえます。

他人が捨てた、もしくは気が付かない高設定台や甘釘台を拾うことと、他人が捨てたハマリ台・潜伏台を拾うこととのあいだに本質的な違いはありません。

 

なので、ハマリ台などのような「美味しい状態の台」を探して拾うことは立派な戦術だし恥じることはなにもない。

しかし、何事にも節度というものが必要であり、そこを忘れると「やっぱりハイエナする奴はコジキ野郎」と言われても反論できなくなります。

パチスロドヘタのおばあちゃんがザクザク投資し続けて・・

もう数年前の話。

あるホールの20スロバラエティコーナー。

私がなにかを打っている隣で、あまりパチスロを知らなそうなおばあちゃんが「魁!男塾~天挑五輪大武會編~」にひたすらカネをつっこんで適当打ちしていました。

「魁!男塾~天挑五輪大武會編~」は2013年にロデオから登場したAT機。

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純増2.8枚という高純増、しかも凄い上乗せ性能をもっていて、一撃必殺大量出玉の夢がある台でした。

 

天井性能は、AT間1499G+前兆でATに突入しそのうえさらに「極玉」を1個獲得、というもの。

「極玉」があればAT終了時に後乗せ演出「魁!乱打 極」が発生。

ボタン連打で継続抽選に漏れるまで1Gずつ上乗せ(実際はボタンでガチ抽選ではなく内部的に抽選)する、この台の最大の見せ場を体験することができます。継続率は98.6%~99.5%。ヘタすると一撃4桁ゲーム乗せなんてことも。

この天井性能は非常に魅力的で、私もよく天井を狙って打っていました。

まあ、天井に行ったとしても出てくるのはほとんど伊達臣人(98.6%継続が濃厚)でいつも激ショボのせでしたけどね。しかし、爆裂のチャンスをつかめるのは間違いない。通常時のことはまったく憶えてないので基本的につまらない台だったんですが、事故ったときの出玉の凄まじさはとてつもなかった。

 

その「魁!男塾」で、おばあちゃんが延々とハマっている。

パチスロがドヘタであることは誰の目から見ても明らかであり、私も含めハイエナ戦略をとる人間ならば「あのおばあちゃん、美味しいところでヤメねえかな」と考えてマークする局面。じっさい、後ろで打っている若者がチラチラ気にしている。私も最初のうちは「800くらいでヤメてくれたら・・・」とか思ってたんです。

しかしこのおばあちゃん、なんと1450ゲームくらいまで来たところでカードの「返却」ボタンを押してヤメようとした。

後ろの若者が色めきだったのを感じつつ、私はすかさずおばあちゃんを掴んで「あと3000円くらいで当たりますよ」と教えた。

 

おばあちゃんがそれでもやめると言ったらありがたく天井を頂いてしまおう、と思っていましたが、カードにまだ残金があったおばあちゃんは「あらそうなの?」と言って続行、みごと天井に到達してそれなりの出玉を獲得、私に「ありがとうね~」とコーヒーを渡して帰っていきました。

 

「もうすぐ天井ですよ」と教えたばっかりに超美味しい「魁!男塾」の天井を逃した私の行動は間違っていたのかどうか。

ここをどう考えるかが重要です。

美味しい台を拾うためには、それを育てて捨ててくれる人が必要であることを忘れてはいけない

天井狙いにしろパチンコ潜伏狙いにしろ、美味しい台を拾って結果を出すためにはそれを育てる人、そして捨ててくれる人が必要ですよね。

つまり、キタイチを追い求めて打たない人、遊べればいいと思って打つ人。

遊べればいい、と思っている人であっても多少の知識があれば美味しい台を捨てる人は少ないわけで、やはりぱちんこで稼ぎたい人にとって「美味しい」のは、初心者もしくは高齢のプレイヤー、ということになります。

つまり、初心者や高齢者など勝ちにこだわらない人がパチ屋に来てくれなければ、「美味しい台」を拾えない、すなわち私のような人間は勝てない、ということです。

この点はハイエナ戦術をとらない人でも同じです。

先述の男塾のおばあちゃんのように気前よく散財してくれる人が多ければ多いほどホールは儲かり、儲かれば高設定を入れる余裕もできるのだから、自分が高設定台や甘釘台をつかむためには初心者や高齢者にパチ屋に来てもらうことが必要です。

しかし、高齢者も初心者も毎度毎度負けてばかりいてはいつか来なくなってしまう。だから適当に勝ってもらわなきゃ困る・・のですが、テキトーに打ってればほとんど負けて帰ることになるのがいまのパチンコ・パチスロ。

そんななかで、もうすぐ天井・・というところまで回した台を他人にぶんどられてしまったら、いったいどうすれば勝てるの、ということになり、ぱちんこを嫌いになってしまうかもしれない。

初心者・高齢者には勝って帰ってもらおう、と考えるべき

だからこういう場面に遭遇したら、自分がぶん捕って儲けよう、と考えてはいけません。

「もうすぐ天井ですよ」と教えてあげるべきなのです。

もちろん先述の「魁!男塾」のケースも、天井まであと500ゲーム、とかだったら別になにも言わなくてもいいと思います。それだけの追加投資をさせて激ショボで終わっちゃったら逆に「余計な事言われたから負けた」みたいに思われることになるかもしれませんから。

しかしあと3000円で天井に行くんならほとんど間違いなく続行したほうが得なわけで、そういう場合は教えてあげなければならない。

 

同じ負けるのでも、「もうすぐ当たるよ」と教えてもらって気持ちよく帰るのと、「ハイエナされた!」と嫌な気分になって帰るのでは全然違いますよね。前者なら「またパチ屋行こう」と思えるかもしれないけれど、後者だったら「あんなクソッタレな場所にはもう行きたくない」となるかもしれない。

 

つまり、自分たちが勝ちたいのなら、

初心者・高齢者がパチ屋にもっと来てくれるようになるために、

「あえて勝ちを譲る」くらいの気持ちでいるべきだ、ということです。

自分だけが勝ちたくてガツガツしているようでは勝ち続けていくことはできない

「ボーナス確定!」とかすぐに言われちゃう最近の台ではあまりそういうことは起こりませんが、たとえばディスクアップだって演出ナシでのリーチ目出現もありますから、初心者が打てばリーチ目が出てる台を捨てちゃうことだってあるでしょう。

その瞬間を目撃したら「やった~。ボーナスいただき!」とほくそ笑んではいけない。「入ってますよ」と教えてあげるべきです。

もちろん、台を探してて偶然、その状態になってる台をみつけちゃった、のならそのままいただいてしまえばよい。私も昔はニューパルサーやアステカでリーチ目を何十回も拾いましたし。誰がそのリーチ目を捨てたかなんてわからないんだから、たまたま落ちているのを見つけたのならどんどんいただけばよい。

しかし他人が気付かずに損をしそうな場面に遭遇したなら、助けてあげてほしい。

 

まあでも、その相手が歩行喫煙したりとか貧乏ゆすりしたりとか朝の並びで不正をしてたりとか足を投げ出して座ってたりとかドル箱シェイクしたりとか、頼むから俺のそばで打たないでくれよ・・という人間だったらそんなことしませんけどね。そういったほかの客に害しか及ぼさない人間に勝たせてやることはないので。

しかし基本的には、パチンコ・パチスロ上級者であればあるほど「初心者・高齢者には勝ちを譲る」という謙虚な態度を目指すべきです。

ていうか、レベルが高い人ほど「オレが、オレが」というガツガツした態度にはならないはず。ほんとうに勝つ実力があれば、目の前にあるたった1台の美味しい台にこだわる必要がなくなるからです。目の前にあるハマリ台をたまたま他人にくれてやったところで、ほかにも美味しい台をみつける実力がありさえすれば別に問題ない。惜しいとも思わない。

 

朝の並びでも同じ。もし狙い台が他人とバッティングしたら、そんなものはくれてやればよいのです。出し抜いてやろうと思ってダッシュしたりする奴は、けっして勝ち続けることはできない。その実力がない。

(関連記事→朝の並びを管理しないパチンコ店には行きたくない

 

打っているときに常に「この台がダメだったらあっち」「あっちがダメだったらそっち」という選択肢が頭の中にたくさんあり、どのように動くべきかを考え続けている人であれば、その選択肢のうちの1台や2台が他人にとられたところでどうってことない。あらたに作戦を考えるだけです。

そういった余裕・実力があれば、目の前で初心者スロッターがミリオンゴッド凱旋を1400Gで捨てたとしても「もうすぐ当たりますよ」と教えてあげることができるはずなのです。

 

ともかく、初心者・高齢者には勝ってもらわなければ困るのです。

「その台高設定っぽいですよ」とか「あと500ゲームで当たるからキタイチありますよ」とかいうのは余計なお世話だとしても、「ボーナス入ってるからやめちゃダメですよ」「あと50ゲームで当たりますよ」くらいのことは教えてあげて、楽しく打つためのサポートをしていただきたいと思います。

自分の勝ちが減ることになろうともそれを実践できる実力のある人だけが、勝ち続けられるでしょう。

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