これまで人気を博してきた旧規則のパチスロ機
「バジリスク絆」「モンスターハンター月下雷鳴」「アナザーゴッドハーデス」などがこの年末に全国で順次撤去されるとのこと。
「絆」「モンハン」に関して言えば私はもともと全然打ってないし「こんなカス台いらねえよ」というスタンスで、
消えてくれるのはとても結構なこと(問題は、代わりに設置される新台も同じくらいクソ台ばかりであろうということ)なのですが、
「アナザーゴッドハーデス」だけは、ほんとうに惜しいと感じています。
収支的に貢献してくれたのはもちろん、そのカッコよすぎるヴィジュアルとサウンド、圧倒的完成度のゲーム性は、
まさに5号機を代表する名機のひとつ。
今回は去り行くハーデスを惜しみつつ、
とりあえず私の対ハーデスの収支をざっと検討してみます。
打ちたくてウズウズしていたが・・・最初はなかなか打てなかった
「アナザーゴッドハーデス」が登場したのは2014年2月。
私は4号機GODはそのあまりに高いギャンブル性が怖くて打てないうえに「こんなもんはパチスロじゃねえ」と思っていたし、
5号機「系譜」(2011年)も、それが出たころはあまりパチスロを打てなかった時期だったのでほとんど打ってませんでした。
でも2013年の「系譜~ZEUS ver.」は天井を狙ってけっこう打っていたし、そのおかげで「GODってけっこう面白いじゃん」という認識に変わっていったので、
その続編となる「アナザーゴッドハーデス」にはもちろん注目していたし打ちたくてしょうがなかった。
→ユニバーサルエンタテインメント アナザーゴッドハーデス公式ページ
しかしホールのデータカウンターをチェックしていると、終日フル稼働でマイナス5,000枚とかいうのが頻繁にあって、こりゃあヒラで打ちまくったら絶対に破産だな・・・
と思って、勝てる戦術が見えてくるまでは・・と我慢していました。
私のハーデス初打ちは2014年3月18日。
収支表によると670Gから打って800ゾーンでヘルゾーン当たり、犬120Gでちょっと上乗せして429枚獲得、差枚はプラス 129枚・・・という成績。
このときはヘルゾーンとか犬がウオ~って吠えたりといった液晶演出をみて「なんかGODらしくねえなあ」と感じたのをおぼえています。まあ、「アナザーゴッド」だから仕方がないのかな・・と思っていました。
最初のうちはなかなかハマリ台がなかったし、その荒波さ加減が恐ろしかったこともあり、あまり積極的に狙ってなかったんです。
当時は天井狙いが美味しい台がほかにもいっぱいありましたしね。ハーデスにこだわる必要がなかった。
当時の収支表をみると「麻雀物語2」「バジリスク2」「ミリオンゴッド~ZEUS Ver~」「スカイガールズ」「緑ドンVIVA」「鬼の城」「鉄拳2nd」「攻殻機動隊」など、
ソーンや天井狙いが美味しい台の名前がたくさんあって、ああ、あのころはこんなに狙える台がいっぱいあったのに、どうしてもっと勝ててなかったんだろう・・と逆に反省してしまうんですけど、
まだ認知症の母を在宅でめんどうをみていたころなのであまり稼働ができなかったのです。
だから2014年はハーデスもあまり打ててない。
初GOD揃いはリールロック→フリーズ。そのカッコよさにシビれた!
はじめてまともに勝ったのは2014年6月18日。
830Gハマってる台を打って天井に到達して400Gスタート。
そのGG中にリールロックからフリーズしてGOD・・というのが、私のハーデスでのGOD初体験でした。
これには参った。なにこれカッコよすぎる・・・と倒れましたね。それ以来今に至るまで、GG中は「スカでもいいからリールロックしろ!」と念じながら打ってました。
そしてあの「バオーン!!」という暴力的なブラックアウト音・・最高ですね。
この初体験のGODから出てきたのはまさかの犬×3。
なんだよ。GOD引いても全然たいしたことねえじゃねえか・・と思いましたが、
この日はもう1回GODを引いて(犬・女・犬)最終的に6,592枚獲得、プラス 5,192枚・・という結果が記されていました。
2014年はパチスロ自体を打つ時間が多くとれなかったこともあり、
実戦台数も少なく収支はダメダメ。
現金投資も当然ありましたから金額的にはマイナスですね。
このころはまだ戦術が定まっていなかったのでほとんど勝ててないのも当然か。
400ゾーンを狙ってみたりとかしていました。結局400ゾーンを狙うのは非効率的という結論に至り、
800ゾーン手前(最低700G)から当たるまで打つ・・という戦術に徹するまでにはちょっと無駄に負けましたね。
2015年に凱旋が登場。それとともにハーデスの稼働も増えた
2015年序盤も父と母の介護が忙しくパチ屋に行くこと自体が少なかったので
当然ハーデスの稼働も少なかった。
後半は父が施設に入ったことにより稼働できる時間が増えました。
4月にミリオンゴッド凱旋が登場したこともあり(たいていのホールは凱旋とハーデスが向かい合わせとか隣同士で設置されてるから、凱旋の天井狙いをメイン戦術にすれば当然ハーデスにも目が行くことになる)、
ハーデス打ちまくり、そして勝ちまくりに。
無駄な400ゾーン狙いをやめ、700Gを目安とした天井狙いに徹しました。
このころは地域のホールほとんどすべてがハーデスを毎日据え置きで運用していて、
宵越し狙いでかなりオイシイ台をたくさんつかむことができました。
2016年は収支が停滞。
なかなか拾えているし狙い目も変えてなかったですがヒキが悪かった。
前日ハマリ台をリセットするホールもチラホラ出始めたころで
何度かリセットを喰らって痛い目にあったことも。
2017年は宵越しが効かなくなってきたのが明白になってきて実戦台数が減少。
2018年も実戦台数はイマイチでしたが、
GODはじめ確定役などのヒキが良かった感じですね。
差枚をみていると、天井狙いに関しては凱旋よりもハーデスのほうが安定度は高いんですね。
凱旋は天井狙いに徹していても月単位でマイナス5,000枚とかありますから。
2019年は11月までのデータ。
拾えてないので当然だけれども収支の伸びはいまひとつ。
2014年から2019年までで合計576台の実戦(うち20回くらいは、400ゾーンだけ狙ったり演出からリセットと判断して途中でヤメたりしましたがそれ以外はほとんどすべて天井狙い)で、
差枚はプラス 129,890枚。GOD揃いは57回。
天井到達回数とかはデータとしてまとめておらず集計に骨が折れるのでここでは省かせてもらいますが、体感では2割~3割くらいじゃないでしょうか。
出玉性能だけでなく、ゲーム性が完璧だったからこそこれだけ打てた
天井ハーデスでの最高は900G。ついに4ケタゲーム数は体験できませんでした。
しかし、たとえ天井で100Gを喰らってもそこから上乗せが凄くて大爆発したり、
はたまた600Gとかでスタートしても上乗せが全然引けず駆け抜けたり、
終わったとしても思いがけず裏ストックがあったりで、
最後の最後までどう転ぶかわからない・・というダイナミックな出玉性能と飽きの来ない完璧なゲーム性があったからこそ、
どれだけ負けようとも心が折れずに打てた。
モンハンだの絆だののクソ台だったらここまで追いかけることはなかったでしょうね。
じっさいモンハンなんかはよほどハマってなければ打たないし、仕方がなく打つとしても「めんどうくせえなあ」としか思えず、その退屈さはまさに拷問。ハーデスはそんな気持ちになることは一切なかったですね。
まもなくサヨナラしなければならない「アナザーゴッドハーデス」。
最後に敬意を表して負けを覚悟で全ツッパ・・したいのはやまやまですが
私にはそんな余裕は残念ながらないので、
いつかスロゲーセンででも設定6を打ってそのゲーム性についても記事にしようと思っています。