我が家の近くにある低貸専門のパチ屋。
まだ会社勤めしていたころはけっこう頻繁に行っていた
(話が面白くてそのうえ美人という凄い店員さんもいたので)のですが、
ぱちんこを打つのはカネのため、と割り切るようになって以来
あまり行かなくなっていたのです。
しかも喫煙客が異常に多く空調もイマイチなのでとにかく臭い・・
ということで、行く理由がひとつもない。
でも、先日ちょっとした用事のついでにたまたま立ち寄ることがあり、
いつも行くホールには設置のない台を見つけたのでちょっと打ったら
とっても面白かったので、ちょっと記事にしてみます。
CR南国育ち 羽根
このホールのパチンコは0.5円、1円、2円の3つのレートが用意されています。
台数的にメインとなっているのは1円コーナー。
1円コーナーを見渡すと、「エヴァンゲリオン9」とか、豊丸の「釣りキチ三平」とか、
けっこう古い台がいまだに残っている。
おお・・・なにかちょこっと打とうかな・・と考えていますと、
HEIWAの「CR南国育ち 羽根」が空き台になっているのを発見。
「CR南国育ち 羽根」は2017年4月に登場したデジパチ。
「羽根」と銘打っていますが中身はいわゆる「1種2種混合機」。
ヘソで抽選される大当り(図柄揃い)は1/319.6。
大当りにはもうひとつのルートがあり、
1/41.8で小当たりに当選すると「キュインチャレンジ」となり役物に玉を1個入れることができ、
役物を突破(役物確率1/3.47)してV入賞できれば大当り・・・となります(数値はすべてメーカーが出している数値)。
図柄揃いとキュインチャレンジからの当たりを合算すると大当り確率は約1/99.9。
大当り後には50回の時短となり、時短中(左の電チューが開放)はキュインチャレンジの確率が1/18.9にアップ。
役物にチャレンジできる機会が多くなるため、結果的に大当り確率が1/54.4に上昇。
運が良ければ大当り→時短→大当たり・・というループに。
電チューからの大当りは40%で15R(約1,050個)となり、
ツボにはまれば(なかなかはまらないけど)一撃万発もなくはないですね。
新登場したころ、ほかのホールの4パチにもバラエティで導入されていましたが、
もうビックリするくらい回らないヒドイ調整のときしかみたことなくて、
2回ほどちょこっと擦っただけでいつのまにか外されちゃった。
まあ、ちょこっと打っただけでも「これは面白い」という感触はもっていたので、
また打ちたいなあ・・とは思っていたのです。
会員カードには貯玉が8000個ほど残っていたし、
ちょっとだけ打ってみることにしました。
どうせハナクソほども回るはずがないので、釘もまったく見ずに着席。
快調に引けて勝利!
どうせ回んないんだろ・・・と打ち始めると、
早くも7回転目にキュインチャレンジ。
これがSPに入ってV入賞。投資はわずが貯玉200個。
以前に打ったときは300回転くらいでキュインチャレンジが2回だけとかいう嫌がらせも
喰らったことがありましたが、今日は幸先のいいスタート。
勝負度外視で低貸を打つとなぜか引けるんですよね・・
このヒキを4パチで発揮できないものか。
50回の時短「SUPER南国RUSH」に突入。
これも50回転で一度もキュインチャレンジなしとかいうことも普通にあるんですが、
今日はポンポンとキュインチャレンジが引けて4回目で赤穴にスポンと入って大当り。
これこれ。この、Vに入賞したときの
「やったあ~」という達成感というか喜びは、
液晶のマンガリーチでは決して味わうことはできない。
楽しいなあ。
その後もハマリらしいハマリはなく、コンスタントに当たって徐々に出玉は増加。
15R大当たり(電チューからの大当たりの約40%)があまり引けず、
キュインチャレンジも黄色のスカ穴にちょっと偏った(見た目上は50%ですが、どうもそうではなさそうな気も)
けれど、1/319.9の図柄揃いが4回も引ける幸運もあり、
プラス 3,483個。
ヘソへの飛び込みは200個当たり16回程度(つまり、4パチなら1000円当たり20回)なので、収支的には粘る理由はないしヤメました。
面白いからもっと打ちたかったけど、光量調整がないので長時間打つのはキツイ。
いつも同じことを言うが・・玉の動きに一喜一憂するのがパチンコの醍醐味
とっても面白かった。
光量調整さえあれば1パチでもいいから1日打ちたおしたい。
液晶演出は、
シンフォギアとかと違ってキャラクターにイヤミがないし、
アツいと言われれば基本的にアツい(図柄揃いしなくてもキュインチャレンジに期待できる。先読みはOFFにしておくのがオススメ)し、
煽りが少な目なのでハマってもそれほど疲れない。
さらに、この台のキモである「キュインチャレンジ」は、
玉の動きと回転体の動きにハラハラできてエキサイティング。
シンフォギアや緋弾のアリアでクソみたいな液晶演出でV入賞を煽られるとムカつくだけだけれど、
玉の動きを追う演出ならばムカつくことはあまりないのですよ。
運が悪く黄色のスカ穴にひたすら偏りまくることももちろんあるものの、
それでも「推して参る!」とか煽られてハズレまくるよりは全然イイ。
マンガで煽られると「アツくもねえのに煽りやがってウゼエ・・」と腹が立つだけ。
シンフォギアなんかだと、当たったとしてもあの腹が立つ演出(「最終決戦」)をみなきゃあならない・・と思っちゃうから、
ますます通常時が苦痛になるのですよ。
パチンコメーカーはそういう心理を突き詰めて考えたことがないんでしょうかね。
この台の「キュインチャレンジ」は、スカったとしても「腹が立つ」ということはない。煽られないから。当たればすごい達成感、スカっても「クッソ~、でもまた次に期待しよう」と思うだけです。
↑はいって~~~!
大当りの合算確率は1/99.9ということですが、
もしこの台が回転体役物を搭載せず
ただ液晶でリーチ→大当たり・・・だけの甘デジ台だったら
とくに面白くもなかったでしょうね。
このような1種2種混合機のお手本ともいうべき台が2年も前にすでに出ていたのに、
なぜこれをマネする台が続々と出てこなかったんですかね。
こないだの「蒼穹のファフナー2」は似た感じの台といえなくもないけれど、
アレは液晶演出がクソすぎで打つ気にもならない。
ちょっとだけ不満もアリ
いつもどおり少し文句をつけるとすれば、
さっきも言ったように「光量調整がない」というところ。
古い台だからしょうがないのかな。
それと、せっかく「しゅり」ちゃんが復活してるのに
(「しゅり」は「CR南国育ちin沖縄」に登場したキャラ。次の「in ハワイ」で消えちゃった。パチスロ「南国育ち1st vacation」ではプレミアで出現するらしいけれど一度もみたことない)、
楽曲選択には彼女のキャラソン「チバリヨとらべりんぐ♪」がないのが残念。
「CR南国育ちin沖縄」は私もさんざん打ちたおした名機。
「チバリヨとらべりんぐ♪」はそれに使われていたしゅりちゃんの曲で、
「二人の南国(パラダイス)」「恋のストーリー」と並んで
シリーズで私の最も好きな曲。
↓こちらのサントラに収録されています。
Amazon.co.jp CR 南国育ちin沖縄 O.S.T. オリジナルサウンドトラック
すでに廃盤でAmazonではバカみたいな値段に。
ほかのキャラのキャラソンはイマイチな曲もありますが、
非常に濃い内容で私の宝物的なCD。
定価なら中古でも買う価値はあるでしょう。
「南国育ち 羽根」のサントラも出ていましたが、
これは買いそびれてしまいました。
HEIWAのオフィシャルショップ「キュイン萌ーる」ではすでに品切れ、
でも、いまならAmazonで良心的な価格で売ってるみたい。
Amazon.co.jp CR南国育ち 羽根 オリジナルサウンドトラック
それはともかく、
「南国育ち 羽根」がとても面白い台であることは間違いなくて、
こういう素晴らしい台を
ドツイて攻略してみようとか考えるバカとか、
バラエティに1台だけ入れてクソ調整にして客がつかないからすぐハズシちゃうホールとかが、
ぱちんこ業界の首を絞めているんじゃないのかな、と。
本当に面白い台が評価されて人気になり、
ぱちんこ人気の復活につながるようなことが起こらないかな・・・
と夢見つつ、今回はこのへんにしておきます。