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久々にけっこう面白い台? パチンコ「P貞子」を打ってきました

この数年、パチンコ打って「面白い!」「神台!」「考えた人は天才!」という気持ちでアツくなることはほとんどなくなりました。なにを打っても同じですからねえ。打ってもただイライラするだけの台ばっかり。本気で「こりゃあ最高!」と思って収支度外視で打ったのは「CR天龍インフィニティ」以降はひとつもない、と言ってもいいくらい。

まあ天龍ほど圧倒的にスゴイ台でなくともいいから、「等価ボーダー前後くらいの『遊べる釘』であったなら貯玉再プレイぶんだけ遊んで帰りたい」くらいに思える台があればそれでたいしたもんだと思うんですけど、その程度の気持ちにさせてくれる台すらない。「回らねえんならそんなもん打つのは時間の無駄」としか思えない台しかない。

しかし、これはけっこう悪くないんじゃない?と思える台を発見。藤商事から7月に登場した「P貞子」。流行りのラッキートリガー搭載機。

藤商事 P貞子 機種サイト

とんでもない出玉性能のラッキートリガー搭載機

詳しくは藤商事のサイトや適当な解析サイトなど見ていただくとして、この台のトピックは、

「ヘソサイズが今までの2倍で回らないストレスを軽減」

「初当たりの50%でラッキートリガー発動」

「ラッキートリガー発動で4,500個(払い出し)、その後50%で1,500個上乗せ」

「ラッシュ突入率60%、継続率73%、ラッシュ中の大当たりの50%でまたラッキートリガー発動」

「通常時は3つのステージから演出タイプを選択可能」

といったところでしょうか。

 

こりゃあとんでもない出玉性能。ヘソ当たりの50%で期待出玉12,000個超というラッキートリガーとなるのに、その後73%継続のラッシュに入ってそのラッシュ中に当たればまた50%で上乗せループ突入。50%ループはすべて即連だから、その出玉スピードも尋常じゃない。これが許されるんならパチスロも純増10枚とかでもいいだろ、っていうくらい。

これはどういう仕組みなんだろう・・・と最初はわかりませんでしたが、どうやら、

初当たり(特図1、つまり「ヘソ」)→すべての大当たりで時短1回がついて電チュー開放、1/1でV入賞大当たり、それで3,000個。V入賞大当たりは50%で時短が1回つくのでさらにもう1回が確定し、以後50%でループ(ラッキートリガー)。

ラッシュは電チューロング開放抽選100回(1/77でロング開放→V入賞大当たり)で、V入賞大当たりは50%で時短1回だからラッシュ中の大当たりは50%で3,000個+α、残り50%は時短がないから1,500個だけ。

・・・という理解でいいのかな。間違ってたらすみません。

 

仕組みはともかくとしても、とにかくすさまじい出玉性能であることには間違いない。しかしちょっと考えれば、これだけスゴイ出玉性能を備えているのであれば、それを獲得するまでのハードルは相当高いんだろう、というのは誰でもわかりますね。

じっさい、たまに(1/233)で「貞子チャージ」なる2ラウンド当たりが来るものの、最低3,000個獲得となる「超大当たり」はもう延々と引けない・・ということばっかり。

まあ3,000個当たりが引ければ50%でラッキートリガーだから、そう簡単に引けないのは当たり前なんですが、この台のいいところはそこから先。延々と引けない「超大当たり」へのハードルがなんとなく低くなるような工夫が施されている。それが一般のファンに評価されているかは微妙なところだし、私も諸手を挙げて「素晴らしいシステムだ!」とは言えず文句もありますが、いろいろ考えたすえにこうなったんだろうな、というのは理解できる。

退屈になりがちな通常時に、きちんとしたアクセントが加えられていてGOOD。でも文句もアリ!

「貞子チャージ」の一部が「覚醒」となって3,000個当たりに昇格することもあるようですが私は未体験。他人が引いてるところも見たことないし、相当に確率は低いようですね。

で、初当たりのメイン契機は、

デカヘソ入賞→1/39で「祠チャレンジ」(玉が役物へ)→役物下の左右に動いている「S」に50%で入る。「S」に入れば1/17で「超大当たり」・・という流れ。

これを単純に計算すれば、1/39のうちの1/2で「S」に入ってそのうちの1/17で大当たりなんだから、このルートからの大当たり確率はヘソ入賞時の1/1,326。

1/1,326が大当たり確率で、その半分の1/2,652がラッキートリガー突入率、と言われれば、そんなもん引けるか!と思っちゃいますが、そこを「S」に入れば1/17で当たり!「S」に入るチャンスは1/39で訪れる!と言うことにより、なんとなく「やれそう」というふうに思わすことに成功している・・・・

それはなかなかよく考えたなあ、と思うんですけど、ここで文句を言いたいのは、一見して役物で物理のガチ抽選にみえる「祠チャレンジ」は、どうやら完全にいわゆるデキレであるというところ。つまり、デカヘソに入った時点で「S」に入るかどうかも「超大当たり」の当否も決まっている。

最初は「S」で1/17ってのがガチ、つまり「S」入賞時に1/17の抽選が行われていると思っていましたが、デカヘソ入賞時に小デジおよびランプが変動開始するのに、「S」に入った瞬間は小デジもランプもなにも変化が起こらないし、ガチなら「S」にかすったけど惜しいところでポロって落ちた!とかいう微妙なタイミングも当然あるはずなのにそういうことはまったく起こらないし、先日は「S」に入る前に「好機!」とかいうボイスが発生して大当たりした。誰がみても「S」はただの演出、というのがわかってしまう。これがガチだったらアツく楽しめたしほとんど完璧だったのになあ。そこはなんとかならなかったのか。ヘソでデジタル回転とかじゃなくて、「S」入賞までは役物でやって、「S」入賞時の1/17で当たり・・という餃子の王将方式にすればよかったのに。

・・・というのは大いに不満ではありますが、考え方を変えれば、ガチでないのなら「S」に入賞するかどうかに気をもむ必要がない、入らなくても「ヘソでハズレを引いたからハズレた」というだけなので、たとえ10回連続で「S」に入らなかったとしても「1/2を10回ハズシた!どうなってんだ!」とかイライラすることはない。気楽に打てます。面白さは半減しますけどね。

それにさっきも言ったように、1/1,326と言われれば「無理」となるけれど、「1/39でチャンス、そこから1/2をクリアすれば1/17で大当たり抽選が受けられる」と言われれば、なんとなく「やれそう」と思ってしまう。内部的な抽選方法がどうであろうと結果的には同じことですからね。「S」まで行った時点で大当たり期待度は1/17、というのはガチでもデキレでも同じ(なはず)。そしてそれをオール液晶演出ではなく役物をからめたところが、個人的には好評価。だからこそ「S」をガチにしてほしかった。

ともかく、1/39で見た目上はチャンス(考えようによってはただのリーチ演出なんだけど、この見せ方なら「リーチ」ではなく「チャンス」をもらえたように思えますよね)がもらえて、それに加えて1/233で300個もらえて可能性は激薄でも3,000個当たりのチャンスも来ますしね。それほど「延々となにも当たらねえ」という気分にはならない。

そのうえデカヘソによってブンブン(?)回るようにしてある。まあデカヘソでも全然寄っていかないからイライラするというパターンばっかりだと思う(私の打った台は250個あたり30回ほどでした。等価ボーダーは33回チョイという情報を見ましたが、それだけ回る台だと止め打ちが必須になりますね。止め打ちすんなとかいうゴミクソホールで打つのはキツイかも)けど、当たりがなかなか引けないという苦痛をカバーするだけの効果はあるんじゃないか。

通常時の演出はウザさを感じさせず快適

で、通常時の液晶演出は3つのモードから選択できるようになっている。

「図柄モード」「ドラムモード」「最恐告知モード」。「図柄」はふつうのデジパチ風の演出、「ドラム」は液晶に表示されるドラムが回転して演出されるモード、「最恐」は手落下告知や違和感でアツくなるモード。

「図柄」や「ドラム」は「S」に入ると液晶でリーチ演出が繰り広げられる。「最恐」は手落下や貞子出現で告知。

ひととおりやってみましたが、気に入ったのは、どのモードを選んでも煽りがうるさくないこと。たまに「祠チャレンジ」もしくは「貞子チャージ」への煽りが発生するけれど、ほかのクソ台のような、まったく意味のない「だからどうした」としか言いようのないセリフ演出とかいうのはない。だからひたすらヘソに玉を入れることに集中できます。これは心地よい。

そして「S」に入ったあとも、とりあえずスーパーリーチに発展すればそこそこアツいみたいで、つまりほかの台にありがちな、「絶対に当たらないリーチを延々と見せられる」ということは少ない。このへんはイイんじゃないでしょうか。

私は断然「最恐告知」が好み。まだそのモード中に当てたの1回だけですが、そのときは「S」入球時なにもなし→ものすごく長い間画面がそのまま→「まだじらすのかよ」と思ったころに画面が虹色にザザザ~ってなって貞子登場・・・という流れでした。この変動のあいだはドキドキできますねえ。長いほうがアツいのかな?

ラッシュ中の演出や手落下の衝撃度がイマイチなことには不満!

ということで通常時はなかなか悪くない、ていうかむしろほかの台に比べたらかなりイイと思うんですけど、不満なのは当たってから。

3,000個当たりの後半部分(厳密には2回目の当たり)中に手落下すれば大当たりなんですけど、この手落下のインパクトがちょっとイマイチなんだなあ。

通常時に思いがけないタイミングでいきなり落下するんならまた違うかもしれませんが、大当たりの10ラウンドのあいだという短い間、しかも「落ちろ!落ちろ!」と願いながら打つわけだから、いきなり落ちてケツが浮く、っていう驚きはない。しかも液晶でのブラックアウトも伴うので、手落下そのもののインパクトはさらに低下する。

このへんはやっぱり「呪いの七日間2」が最恐だったなあ、と。「ギャア~!」っていう絶叫とともに「ガコーン!」っていうけたたましい音をたてて落下するのが最高だったのに。手落下の音が静かでブラックアウトの音が「ブツン」っていうだけのなのはちょっと物足りない。通常時は「S」入賞時ではなくヘソ入賞時にいきなりブツン!っていうのもあるのかな。そういうタイミングならケツが浮くと思うんだけど。

 

それから「超貞子ラッシュ」中。「先読みチャンス」モードにすれば先読みが発生した時点で激アツみたいだからそれを選んで打ちましたが、このラッシュ中に関してはほかの台とほとんど一緒。いらないよそんなもの。ラッシュ中にこそ手落下を使えよ。ここで煽りなしでいきなり落下してこそ「ぬお~!」ってなるのに(私がまだ体験してないだけかな?)。大当たり中に手落下を安売りするのではなく、通常時にいきなり落下ってのとラッシュ中いきなり落下っていうふうに使ってほしかったなあ~。いずれにしても手落下の迫力がイマイチなのでどっちでも同じだったかな。

 

・・・といったことを考えながら何度か打って、いまのところちょっとプラス収支。そのうちマイナスに転じると思いますけどね、とりあえず30回くらい回れば「遊びで貯玉再プレイだけ」という気持ちになって打たされています。

いろいろ不満もありますが、トータル的にはほかの台と比較すればかなりイイ線いってて、ひさしぶりに「打ち込んでみたい」と思わされました! 甘釘をつかんだら徹底的に粘ってみたいと思っています。ラッキートリガー中に1/2をドカドカ引けたときの(私は4回くらいが今のところ最高ですが)壮絶な出玉スピードは、その是非はともかくとして爽快なのは間違いないですしね。ぜひとも甘釘台で粘って初めてのコンプリートを達成したい!

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