NHKの「うたコン」、
今回は、「心おどる!名曲ダンスパーティー」ということで、
踊りをテーマにした名曲をやってくれるそうです。
ダンス、踊りといってもいろいろありすぎますね。
「ダンス」と言われると、私は父が趣味でやっていた
「社交ダンス」をパッと思いつくんですが、
今回の出演者を見る限り、そういうダンスのことではなさそうです。
この前ふりは放映前に書いています。
出演予定者は、石川さゆり,石原詢子,クリス・ハート,神野美伽,西田あい,乃木坂46,早見優,布施明,松本伊代,マヒナスターズ,水森かおり,ラッキィ池田,ハマ・オカモト(OKAMOTO'S),AyaBambi。
個人的には選曲がいまいち
今回の曲目は以下の通りでした。
「恋のサバイバル」・・・・・・・・・・・・・・・・布施明
「恋のメキシカン・ロック」・・・・・・・・・・・・クリス・ハート
「テネシー・ワルツ」・・・・・・・・・・・・・・・水森かおり
「マンボNo.5~お祭りマンボ~ひばりのツイスト」・・神野美伽&石原詢子
「お座敷小唄」・・・・・・・・・・・・・・・・・・マヒナスターズ&西田あい
「酔って候」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石川さゆり
「センチメンタルジャーニー」・・・・・・・・・・・松本伊代&乃木坂46
「気づいたら片思い」・・・・・・・・・・・・・・・乃木坂46
「夏色のナンシー」・・・・・・・・・・・・・・・・早見優&乃木坂46
「君に会いに行くよ」・・・・・・・・・・・・・・・布施明
「命の恋」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神野美伽
「恋しゅうて」・・・・・・・・・・・・・・・・・・石川さゆり
今回はダンス、踊りというテーマもあって、
割と明るく軽い曲が多くて、
ダークでドラマティックな曲がほしい私としては
はっきりいって面白くなかった。
そんな中で思ったことを書いていきます。
ゴーゴーというとこの曲しか思い浮かばない
冒頭、ゴーゴーダンス(1960年代に流行った踊り)の話題と映像が出ました。
で、関係ないんですけど、ゴーゴーといって私が連想するのは、
アニメ「巨人の星」で、主人公飛雄馬とゴーゴーを踊ったアイドル、橘ルミ
が「オーロラ三人娘」として歌った「クールな恋」という曲。
これは、ザ・ゴールデン・カップスの同名の曲が元ネタですが、
この「オーロラ三人娘」の「クールな恋」のクレイジーさは
もう半端じゃなく、「ゴーゴー」→「クールな恋」という図式が、
私の中で出来上がっちゃってるので、いちおう紹介してみました。
リードヴォーカルが苦しそうな歌い方なのはストーリー上の成り行きでしょうがないのですが、
リズムの崩れ方とか、「シャララ」の調子はずれ加減とか、
アニメ史上もっとも狂気をはらんだ挿入歌。
80年代アイドルの曲は佳曲が多かった
松本伊代が「センチメンタルジャーニー」を、
早見優が「夏色のナンシー」を、
それぞれ乃木坂46と歌い、
それに挟まれて乃木坂46が持ち歌の「気づいたら片思い」を歌いました。
松本伊代も早見優も、歌唱はそれなり。
ふたりとも、もともとあんまり歌が上手い人ではなかったし、
まあこんなもんかな、といったところでした。
で、感心したのは、「センチメンタルジャーニー」「夏色のナンシー」の
楽曲としてのキャッチーさとインパクト。
間に挟まった「気づいたら片思い」の平凡さが際立つ結果になりました。
80年代のアイドルの楽曲は、松田聖子や柏原芳恵、中森明菜や小泉今日子など、
あげたらきりがないほど、一度聴いたら絶対に覚えるキャッチーさを持った曲が多かったですね。
「おニャン子」登場以降、つまらなくなってくるんですけど。
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乃木坂46のメンバーが、早見優と松本伊代の昔の映像の感想をきかれて、
「ステージ衣装がめちゃめちゃかわいくて・・」とか答えていましたが、
そういうことよりも、やはり楽曲が充実していたから、いまだにNHKに呼ばれているんじゃないのか。
アイドルといえども、やはり曲がすべてだと思うんですよね。
そう考えると、乃木坂に限らず、秋元康プロデュースのアイドルグループたちは、
このテキトーで退屈な曲で、いったいなにを売ろうとしているんだろう、と思ってしまうのです。
乃木坂46は、ルックスはすごく恵まれた子が多いように感じましたが、
カワイイだけではすぐに飽きられてしまうでしょう
(飽きられたら、また新しく若い子を入れる、という考えで、育てる気はないのかも)。
プロデューサー自身が作詞するのをやめて、もっといい曲をお金と時間を使ってでも
つけてあげるようにすれば、私のようなオッサンにも受け入れられるようになるかもしれないのに。
AyaBambiは知らなかったけれども
石川さゆりが、女性ふたりのダンスユニット、AyaBambiと、ハマ・オカモトとの共演で
「酔って候」を披露。
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「酔って候」が名曲のは周知の事実、
ハマ・オカモトのベースソロもなかなかカッコよかったですが、
AyaBambiのダンスは、私のようなダンスに興味のない人間からみても
カッコいいと思いました(手の動きが特に凄い)。
これは世界レベルで活躍しているというのも納得。
オリンピックとかマドンナの後ろとかで踊っていたとかいうのは
全然知らなくって、ああ、もっとアンテナを張って生きなきゃなあと反省。
やはり、毎日パチ屋に行ってばかりでは良くないですね。
というわけで、今回は個人的に好きな曲がなかったので、
短いですがこれにて終わります。
石川さゆりのあいかわらず安定した充実ぶりと、
AyaBambiの凄さが光った回でした。
水森かおりの「テネシー・ワルツ」もなかなかよかった。
次回もレビューする予定です。