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ヤマト運輸が宅配サービスの見直しへ

宅配サービスの最大手のヤマト運輸が、

ネット通販市場の拡大によって深刻な人手不足であるとして、

サービスの見直しを行う、というニュースが話題になっていますね。

最近サボっているとは言っても私もせどり業者のはしくれとして、

またネット通販の消費者としてもお世話になっていますので、

これについて思うところを書いていきます。

メール便時代にはめちゃめちゃお世話になりました

ヤマト運輸は、2015年3月に「メール便」をやめてしまったのですが、

この「メール便」はとにかく価格が安いうえに追跡番号もついた、

せどり業者としては非常にありがたいサービスで、私も非常にお世話になりました。

厚さ1センチ以内なら80円、2センチ以内なら160円という安さで、

私のせどりの中心であるCDをプチプチをブ厚く使って

丁寧に梱包しても2センチ以内で余裕なので、もうメール便以外はほとんど考えられなかったですね。

 

先述の通り残念ながらメール便のサービスはなくなり、

私も現在は日本郵便のクリックポストを使っています。

こちらは厚さは3センチまででもちろん追跡番号もあり、それで164円という、

コストパフォーマンスは抜群のサービスです。

ネット環境とプリンターとYAHOO JAPANのIDなど、いろいろ必要なのが

一般の方には多少めんどくさいですが、

私のようにCDや本がメインのせどり業者には最適です。

 

話がそれましたけど、メール便が廃止になったのはなんだかんだ言っても結局

「儲からないから」だろうと思うので、経営判断としては当然のことでしょう。

しょせん民間の運送会社には郵便局と同じだけのことはできない。

で、私のような零細業者はみんな日本郵便へ流れてしまったわけですが、

値上げやサービスレベルを下げたりということをすると、結局他社がそのパイをいただく、

ということになるわけで、このあたりが宅配業者の悩ましいところなんでしょう。

値上げすればシェアを失う、サービスがおろそかになってもシェアを失う。

しかしこのままでは社員が疲弊してしまう、でも働き手が確保できない・・

といったところでしょうか。

まあ、業界のことについては私もよく知らないしどうにもならないので、

利用する側の人間としてどう考え何をすべきか、というところが大事かなと思います。

CDを「急いでいるので早く発送してくれ」というお客さん

私は細々とAmazonのマーケットプレイスにてCDなどを商っていますが、

よく、「急いでいるので早く送ってくれ」というお客さんがいます。

まあ、人にプレゼントしたかったり、あるいは転売のために

(在庫を持たずに、注文を受けてからほかの業者から買ってそれを客に送る、という

業者もいるようです)早く欲しいとか、いろんなケースがあるでしょうから

一概には言えませんが、音楽CDですから、はやく聴きたい!ということはあるにせよ、

基本的にはそんなに急ぐ必要性はないものですよね。

たとえばトイレが詰まっているからスッポンする道具がほしいとか、

介護用オムツがきれてしまってるからはやくほしいとか、

少なくともそういった性質のものではない。

それでも、「急いで送れ」と要求したりする人は多いし、

発送が注文の翌日でも「当日発送が基本だろ!」と文句を言う人もいます。

 

これはやっぱり、当日や翌日に届くのが当たり前になっちゃったからなんでしょうね。

amazonだって、創業当初からこんなに早く届けていたわけではないのに。

 

私が消費者としてCDを注文するときも、別に急いでいるわけではないけれども、

「お急ぎ便無料」(Prime会員)とか書いてあると、

「通常配送」よりもやっぱりそっちをポチっとしちゃうわけです。

 

生鮮食品などならともかく、CDだのDVDだのといった急がなくてもよさそうなものまで、

「当日にお届け」とか、amazonはじめ通販企業が過剰なサービスを考え、

そのパイを確保したい宅配企業ががんばりすぎてそれに応えちゃったものだから、

こんなことになってしまったのでは?

 

そもそも現在の宅配サービスは過剰だと私は思っていますので、

ヤマト運輸がサービスの見直しをするのはけっこうなことだと考えます。

値上げも視野にいれているようですが、値上げされてもしょうがないと思います。

消費者の意識も問題だと思う

具体的には、時間帯指定のサービスの見直し(正午から午後2時までをやめる)、

夜間の配達時間を変更、などが検討されているそうです。

ヤマト運輸 人手不足で宅配サービスを抜本見直しへ

 

一番問題なのは、配達時に不在だった場合の「再配達」。

これが全体の2割を占めるそうです。2割!!

 

これは、配達員からすれば、いいかげんにしてくれ、という感じではないでしょうか。

お急ぎだの、時間帯指定だのをしておいて、いないってなんだよ!となるでしょう。

 

なので、消費者側は、これをなんとかするように意識を改善するべきでしょう。

これが減らせれば、宅配業者は楽になり、値下げなどの恩恵が生まれるかもしれないのです。

なにより、客だからといって約束を守らないというのは、

私に言わせれば非常に気持ち悪いことです。

「コンビニ受け取りなら配送料割引」とかにできないのか

そういう私もネット通販で頻繁にポチポチします。

で、現在は母が施設に行っていて実質一人暮らしですので、

パチ屋に行っている間とかは家に誰もいないのです。

だから、ヤマト運輸や佐川急便のドライバーさんには、

「いないときは玄関先に置いて行ってくれ」と伝えています。

そうするとその営業所全員に伝わるみたいで、誰が届けに来ても不在連絡票なしで

玄関先にボーンと置いていってくれるようになりました。

まあ、これは我が家が一軒家でしかも田舎だからできることでしょうが、

再配達でめんどうをかけるのも嫌だし、なによりも私自身がこの方式が楽なのです。

 

ただ、日本郵便にこの方式を頼もうとしたら、

「手続きが必要」と言われました。面倒くさくて手続してないので、

日本郵便からの荷物だけは不在連絡票が入ってしまっています。

さすが元はお役所、と思いますね。いちいち電話したりすんのがめんどくさいんですけどね。

 

それはともかく、再配達は配達するほうもされるほうも面倒くさいことです。

消費者側だって値上げされるのは嫌なんだから、できることはするべきです。

でも、昼間はずっと不在の家庭も多いでしょうから、再配達ゼロは難しい。

そうするとやっぱり、家以外で受け取れるサービスの拡充が必要ではないか。

 

通販会社は宅配業者の手間が減る「コンビニ受け取り」などを増やすために、

通常の配送は普通に送料をとり、コンビニ受け取りの場合のみ「送料無料」にするとかすれば

いいんじゃないか。もしくは、コンビニ受け取りでポイントがつくとか。

 

自宅への配送・・・・・送料350円

コンビニでの受け取り・送料無料

とかになっていれば、よほどコンビニが遠かったり、高齢の方などでなければ、

多くの人が「コンビニ受け取り」をポチるのではないでしょうか。

世の中過剰サービスだらけ

私が毎日行くパチンコ店でも、そんなサービスいらないよ、ということを

一生懸命やってくれている店があります。

わざわざ遊戯中の客のところまでタバコやコーヒーを持ってきてくれたりとか。

だいたい、座りっぱなしは体に悪いし、

そんなことをしてあげてると「俺は客だ!神様だ!」という勘違いを

しちゃうアンちゃんも出てくるので、私はやめたほうがいいと思ってます。

自分で歩いて買いに行け。

 

パチ屋の話はともかく、過剰サービスが当たり前になっちゃってるから、

いわゆるブラック企業が増えるというところもあると思うので、

企業経営者は過剰サービスで客を獲得しようという考えは改めるべきではないか。

まあ、どこからが過剰なのか、という部分も難しいですけど、

少なくともヤマト運輸の場合はどう考えてもやりすぎだったと思います。

 

先に紹介した記事によると、

国土交通省は、宅配便を受け取る人が不在かどうかに関係なく、荷物を預けることができる「宅配ボックス」を駅やコンビニエンスストアなどに設置する業者に対して、費用を補助する支援を始めるなど対応を急いでいます。

ということですがどんどんやるべきですね。

そして我々消費者も、便利なサービスを受け続けられるように、

協力すべきところは協力するべきだと思います。

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