毎日、パチ屋に出入りしていると、
どこの店も、いつもいる人の顔ぶれはだいたい決まっていて、
嫌でも覚えてきます。
私のように、常に「稼げる台」をさがして目を光らせていると、
どの客がどんな立ち回り(テキトーに打ち散らかす人か、ちゃんと考えて打っている人か)
をしているかまでわかってきてしまいます。
で、9割以上の人が、「テキトーに打ち散らかしている(私にはそのようにしかみえない)」
人なんです。とくにパチンココーナーでは。そういう人をみているといつも思います。
「よくカネがもつなあ・・」「借金してるんじゃないかなあ・・」
「絶対負け続けてるはずなのに、面白いと思ってるのかなあ・・・」と。
貴重な自分の財産と時間を、パチンコ・パチスロという、
基本的にはくだらないものに費やしてしまう、そういう人たち
(カネのためにやるのならまだしも、遊ぶためにやるのはどう考えても無駄)
がいないと、パチ屋は存続できない。
人の財産を浪費させないと存続できない。
テキトーにやれば必ず負けるものを、そう思わせない、ある意味真実を隠す、
ということをしないと、存続できない。
そういうところが、パチンコ・パチスロ業界の企業が世間的にはいまいち評価されない
理由なのかな、と思います。
パチ屋が儲かるためにカモにされ続け、カネがなくて
「もうやめたい」と思っている方もいるでしょう。
でも、こういう人は、たいがいパチンコ・パチスロを
「おもしろい」と思っている人なので、
なかなかやめられない。
今回は、パチンコ・パチスロをやめるには、ということを書いていきます。
15年前までの私
15年ほど前まで、私はブラック企業に勤めていて、
パチンコ・パチスロは「ストレス解消」の一環となっていました。
人付き合いがうまくできない、アウトドアとか嫌い、そういう人間なので、
必然、屋内でひとりでできる娯楽を選ぶことになってしまうのです。
あまり時間もないので、テキトーに打ち散らかすスタイルで、
もうものすごく負けていました。閉店30分前から確変パチンコを打ったりとか、
もう今考えると恥ずかしい、バカ丸出しなプレイスタイルでした。
ものすごく負けていることは明白で、どうしたら勝てるんだろう、とは考えていたものの、
無知だったため答えがわからなかった。
やめたいと思ったことももちろん何度もありましたが、
やめられなかった。負けを取り戻そう、一発デカいのを当てれば・・と思っていたんですね。
そういう時期が私にもありましたので、負けても負けてもパチ屋に行ってしまう人の
気持ちはものすごく理解できます。
正しく理解すれば、やめたくなる
負けたくない、勝ちたいからパチ屋に行く、でも勝てない、勝ち方がわからないから。
この状況から抜け出す方法はただ一つだと思っています。
それは、パチンコ・パチスロについて正しく理解する、ということです。
正しく理解すれば、勝ち方がわかります。
で、勝ち方がわかって、それを実践すると、パチンコ・パチスロってつまらねえな、
という気持ちに、必ずなります。いかに騙されていたか、がわかります。
大勝ちしても、たいしてうれしくなくなります(勝つのは当たり前だから)。
負けるのが嫌で嫌でたまらなくなります(負けるはずがないし、こんなくだらないもので
カネをなくすなんて!と虚しくなるから)。
どんなにすごいプレミアを引いて何万枚、何万個出ようとも、
長い目でみればたいしたことない、ということがわかるので、
大してうれしくもないし楽しいとも思わなくなります。
私の場合、カネのためにパチンコ・パチスロをやっているわけで、
他にもっと儲かる方法が確立できれば、いつでもやめると思います。
パチンコ・パチスロで勝つのは簡単だけれど、その限界もみえているからです。
収支をつけてみよう
以前に書いた記事パチ・スロの収支を向上させる最も簡単な方法 前篇
で書いたんですが、まずは収支をつけてみましょう。
パチ屋から帰ってきたら、いくら使っていくら戻ってきたか、
差し引きいくらのプラスマイナスだったかを記録しましょう。
それを続けると、ものすごい金額を負けていることがわかってくるはずです。
これだけのカネがあれば・・・と、後悔すること間違いなしです。
そして、たま~に大勝ちしたとしても、そんなものは焼石に水であることがわかります。
普通に、なにも考えず打っていれば、絶対に勝てない、ということに気づくでしょう。
勝ち方を理解すれば、どれだけつまらないものかがわかる
パチンコで勝つ方法は、よく回る台を打つこと、
パチスロで勝つ方法は、高設定台を打つか、天井に近い台を打つこと、
それしかないということは、今まで書いてきたんですが、
これが骨の髄まで理解できると、パチンコ・パチスロって
つまらねえなという気持ちが、湧き上がってきます。
粛々と期待値を追い求めることしか、やることがないから。
膨大な量の実戦を経て、収支のデータが蓄積されると、
「すべては確率通りにしかならない」ということがわかります。
ホールの出玉戦略と、機械の抽選結果に、ひたすらまかせるだけ。
パチンカーの方は、一度でいいから、グランドオープンのホールなどに行って、
「ものすごく回る台」を体験してみればいいのです。
ボーダー理論を理解したうえで、よく回る台を打つことで勝つ、ということを
経験すれば、回らない台を打つことがいかにバカバカしいことか、
いかに客をバカにしているホールが多いことか、わかってきます。
パチンコ・パチスロは、遊びとしてはコストパフォーマンスが最悪
パチンコ・パチスロは、ごくごく一部の台を除くと、
「遊び」としての「面白さ」は、まったくない、と言っていいと思います。
ただひたすら、ガチャガチャうるさい「ハズレ演出」を見続けるだけです。
そしてたまに当たる。プレイヤーはなにも考える必要はない。ただ見てるだけ。
先日、「織田信奈の野望」や「真・北斗無双」などを打って心底つまらねえ~と思ったんですけど、
こんなもののどこに、1日に数万円を払って遊ぶ価値があるというのか。
数万円払って遊ぶだけなら、子供と遊園地に行くとか、
海水浴やスキーに行くとか、風俗に行くとか、酒を飲みに行くとか、
旅行に行くとか、そっちのほうが何百倍も楽しく、有意義なはずです。
私のようにひとりぼっちならともかく、家族や友人がたくさんいるのならなおさらです。
ものすごく後ろ向きな内容になってちょっと後悔してますが、
つまり何が言いたいかというと、
基本的にパチンコ・パチスロには、カネを増やしたい、という目的以外で
時間や財産を使う価値は全然ないので、
勝ち方を理解して勝ちに徹するか、やめるかのどちらかを選択したほうがいい、
ということなのです。勝ち方を徹底的に理解すれば、
普通の人はこのどちらかを選ぶはずです。
もう1回くらい、このテーマで書きたいと思っています。
→パチンコ・パチスロをやめたいと思っている方へ②~そのバカバカしさをとことんまで知ろう~