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コロナへの警戒心のゆるみに注意したい

先日、わが地域のパチンコ店にて「ファン感謝祭」が行われていました。

これは県単位でやっていることのようで、全日遊連(全日本遊技事業協同組合連合会)がおこなう全国的なものはまた来月あるらしいですね。

まあやることはいつもと同じで、遊技客は抽選に当たれば豪華賞品をゲットできるかも、当たらなくても粗品進呈・・というもの。

それに関しては以前にも記事にしたことがあります→ファン感謝デーで風呂桶をGET!。 いつ同じことばっかりなのは不満ではあるけど仕方がない・・という認識で、とりあえず言うことはないんですが、今回はコロナ禍のなかでのファン感となり、いろいろ感じることがあったので書いておきます。

コロナはホール企業の姿勢をあぶりだす

いつもなら、クジが入った抽選箱を店員さんがもって遊技客のところへ行き、さあ当ててください・・・という流れ。

この通常の流れであっても、店員さんがその場で「(クジを)開けてください」と促し、クジを開けて当たれば「おめでとうございます」ハズレなら粗品を渡すなり「粗品がありますのでのちほどカウンターへどうぞ」と言ったり・・・というやりとりが行われるホールもあれば、一方でクジを引かせておいて店員さんはその結果は確認せずにさっさと次へ行っちゃうホールもあり、接客というものに対するホールの姿勢がみえてくるのですが、今回はホールごとの差がますます顕著にあらわれたなあ、という気がします。

(関連記事→パチ屋の名誉のために、ちゃんとコロナ対策している店もあることを書いておこう

地域のすべてのぱちんこホールが営業を再開。するとホールの企業姿勢が可視化されて興味深い。

 

どうやらファン感謝祭を実施するにあたり県遊協からコロナ感染拡大防止のための取り組みを指示されているようで、どのホールも

・店員さんは手袋を着用

・多人数が触れる抽選箱は使わずに客にクジを渡す

という方式で抽選を行っていました。

 

まあそれは仕方がない。非常時ですからね、ぱちんこ打てるだけで満足しなければならない。

しかしですね、そこから先が問題。あるホールでは「コロナ感染拡大防止のため、お客様に代わってクジを1枚選び、お客様にお渡しします」と言って、1枚のクジを次々に客に配って終わりにしていた。

それに対し別のホールでは、手袋をした店員さんが数枚のクジを(ちょうどトランプのババ抜きみたいに)持って「さあ選んでください」とやっていた。

後者の場合は、客が自分が引く以外のクジを触ってしまえば感染拡大リスクがちょっとだけ上がってしまうという問題はあるものの、とりあえず「抽選」という体裁は保てますね。しかし前者は抽選もヘッタクレもないですよね。今どきは宝くじ売り場でも数組のクジから選んでもらうようにしているようだけれども(めったに買わないからわからないけど、数年前に買ったときは選ばせてくれた記憶が)、「抽選」なのに自分で選ぶことができないっていうのはつまらないなあ、と誰もが思うのでは。

そういう客の気持ちを斟酌するなら、「ただ渡すだけじゃああんまりだから、なんとかして『選ぶ』要素を加えられないか?もうちょっと面白くできないか?」と考え、後者のホールのようにギリギリのラインでなんとかしようと考えるのではないかと思うのですよ。

それに後者なら選んでもらうときにちょっとしたコミュニケーションをとることもできるけれども、前者の場合は「どうぞ!」って言って渡すだけなのでコミュニケーションはほぼ生まれない。そうなると、私などは後者のホールに対しては「多少の手間がかかっても客の気持ちを大事にしようとするホール」、前者は「ファン感の抽選なんぞカネにならないんだからテキトーにさっさと終わらせようと思っているホール」なんだろうな、と勝手に思ってしまうのですよ。

まあ前者のホールは地域でいちばん客が多いホールなので、いちいち客に選んでもらうというのはものすごい手間だし感染拡大リスクも上がる・・・から仕方がないんでしょうが、少なくとも「手間がかかる」という部分に関しては多くの客にとっては知ったことではない話。ただ渡すだけで終わらせたホールは「つまらねえ店だな」と思われ、なんとかして選んでもらおうとしたホールは「楽しませようとしてくれる店」と思われる(かもしれない)ということになる。

パチ屋は出玉があればいい、という人が多いのは事実ですが、そうではない人も多くいる、ということを忘れてもらっては困る・・と思っています。

多くのホールはコロナ対策を継続しているが・・・

その、ただクジを配って終わらせたホールは、平常時のコロナ対策もだいぶいい加減になってきています。くじ引きのときはコロナ対策のためと言って手抜きするくせに、ふだんは遊技台の消毒などはほとんどしていない。

地域の半分くらいのホールは、今に至ってもきちんと客の入れ替わり時に台の消毒を実施し、「消毒済み」みたいな札を台にかけておく、という作業を続けてくれているにかかわらず、こういうホールもある。そこに企業姿勢があらわれる。

 

そういうテキトーホールもあるけれども(ちなみにそのホールは売り上げ規模では全国トップ20以内に入るホールチェーンの店。デカけりゃあ立派な会社、というわけではないということがよくわかります)、多くのホールはコロナ対策を引き続き頑張っている、という印象です。

そのおかげもあるのか、今だに「ぱちんこ店でクラスター!」という事態は起こっていない。しかし、対して客の側の意識はどうかというと、コロナに気をつけなきゃあ、という意識がだいぶ低くなってきている気がします。

ホールの入り口には手指の消毒液が設置されているものの、それを使用する人もだいぶ減っている気がするし、トイレでの手洗いなどをみていると、一時期はさすがに手をまったく洗わない人は減った気がしたけれど、いまとなっては元に戻った気がする。ちゃんと洗う人であっても、30秒も念入りに洗うような人は減ったように感じられます。

コロナ云々にかかわらずトイレで手を洗わないような人間は出禁にしてほしいと思うんですけど→パチ屋のトイレでは手を洗おう!!!、客側の意識が低くなってきているのは間違いないところ。東京都とかではまた違うのかな。

 

これは私も他人のことを言えないところもあります。先日はマスクをつけるのを忘れて入店しちゃった。クルマのなかでは外しているからそういうことがたまにあります。だいたい足を踏み入れる前に気が付くんですけど。

いままでにそれが2回あって、1回はだいぶ前、コロナでパチ屋がブッ叩かれていたころ。店員さんがにこやかにマスクを差し出し「こういう時期ですからお願いします」と言われた。あくまでも「お願い」というスタンスで、しかもマスクは無料進呈してくれて、これはいい対応だと思いました。

先日あった2回目は別のホールで、そこでは店員さんが飛んできて「あの~、マスクは?」と怪訝な表情で訊かれた。私は「あっ!忘れた!ごめんごめん」と言ってすぐにマスクを取りに行きました。私が悪かったけど、私が常連であることは彼は絶対に知っているので、「あ、マスクお忘れですよ」って軽く言えばいいのに。こういうときに接客のテクニックがあらわれますね。堀江貴文氏と餃子店のマスクに関するトラブルをみても、やはり同じマスクをしてもらうということだけでもその言い方ひとつで印象は全く違うということがわかりますよね。まああの件は堀江氏のほうも悪いと思いますけど。

ともかく、私自身も、コロナのことは常に意識の中にあるつもりではいても、ある意味で慣れみたいなところが出てきているのは事実。

これから寒くなり乾燥してくるとまた流行する恐れがあり、こんなことではいかん、と反省した次第なのですが、パチ屋が一生懸命対策をしていても客の側がきちんと意識して感染拡大防止に協力しなければ効果が半減してしまう。万が一パチ屋でクラスター、ということになったら、また世間のパチ屋叩きがはじまり、我々はぱちんこで勝つどころか楽しむことすら困難になってしまうかもしれないわけで、そこを考えるならトイレで手を洗わないとかいうのはまさに愚かの極み。そんなんだからいつまでたっても勝てないんだよ・・・

というわけで、勝つために、末永くぱちんこを楽しむためには、我々客の側もコロナに対する意識を高く持ち続けなければならないんでしょう。はやく終わってほしいものです。

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