先週の「うたコン」感想記事→2017年7月4日のNHK「うたコン」をみた
で紹介した西田あいの新譜「最後の頁」特別盤、
先週の時点では表題曲をYOU TUBEなどで聴いただけだったんですが、CDを買って聴きました。
そしたら、表題曲「最後の頁」に負けず劣らず、
ほかの3曲(「晩秋」「春の落とし物」「薩摩めぐり」)も素晴らしくて感激。
この数日間、私のカーステレオにはこのCDが入りっぱなしです。
彼女のこれまでの曲は、ほとんどが平尾昌晃氏の書いた曲だったのですが、
今回は平尾氏の曲はナシで、演歌テイストもほとんどない感じ。
平尾氏の曲もいいんですけど、今回の曲はすべて出色のデキです。
曲もさることながら、色気と清らかさとやさしさと哀愁をすべて兼ね備えた西田あいの歌唱が
魅力的すぎます。これを機にブレイクしてほしい。
大人がカネを出して買う価値のある、ていうか買うべき作品です。
amazon.co.jp 【特別盤】 最後の頁/晩秋/春の落とし物/薩摩めぐり
で、今回のNHK「うたコン」。
テーマは、「夏の名曲集!海へ山へふるさとへ」。
出演予定者は、上白石萌音,北原ミレイ,北山たけし,キム・ヨンジャ,椎名佐千子,田川寿美,竹島宏,堂本光一,原田知世,May J.,山田姉妹,由紀さおり,安田祥子。
ちょこっとしか出ない人が多くて印象深いものが残らない
今回の曲目は以下の通りでした。
「真赤な太陽」・・・・・・・・・キム・ヨンジャ&May J.
「シーサイド・バウンド」・・・・竹島宏&北山たけし
「赤い夕陽の故郷」・・・・・・・椎名佐千子
「ふるさとのはなしをしよう」・・北山たけし
「石狩挽歌」・・・・・・・・・・北原ミレイ
「離別」・・・・・・・・・・・・キム・ヨンジャ
「海~夏は来ぬ~椰子の実」・・・由紀さおり&安田幸子&山田姉妹
「時をかける少女」・・・・・・・原田知世
「もう君以外愛せない」・・・・・堂本光一
「心化粧」・・・・・・・・・・・田川寿美
「告白」・・・・・・・・・・・・上白石萌音
いつも言ってるんですけど、もう少し出演者は少なくていいんじゃないかなあと。
竹島宏とかMay J.とか、出番があれだけなのはあんまりじゃないか。
「離別」は桂銀淑のバージョンが好き
「離別」は1973年にパティ・キムという人が歌った韓国の歌謡曲
(パティ・キムと言う名前は今回調べて初めて知りました)。
数え切れないくらいの歌手たちがこの曲を歌っていますが、
個人的には桂銀淑のバージョンが最も印象に残っています。
今回のキム・ヨンジャの歌唱も素晴らしかったですけどね。
桂銀淑のカッコよすぎるカスレ声が好き、というのも理由の一つです。
そういえば、似たカスレ声をもつ山口かおるは最近NHKに出ませんね。期待してるんですけどね。
内容は低調な印象でした
前半の選曲は個人的には悪くないと思いましたが、
北原ミレイはなんか調子悪い感じだったし、
田川寿美の新曲はイマイチだし、
山田姉妹の出番は少ないし、
原田知世は美人だけれど歌はダメダメだったし、
上白石萌音の曲はまったく印象に残らない曲だったし、
いまひとつ締まらない内容だったと感じました。
演歌・歌謡曲ファン以外の層にもみてもらいたいという気持ちはわかりますので、
アイドル系や話題の人系ももちろん必要だとは思いますけど、
番組に出してもほかの出演者と遜色がないかどうかを、もう少し吟味するべきではないでしょうか。
最後に、
椎名佐千子のガングロ風の娘時代の写真が似合いすぎで面白かったです。
それはともかく彼女の歌唱の充実ぶりは素晴らしくて、そこはよかったと思います。
椎名に持ち歌をやらせれば、もうすこし締まったのでは。
次回に期待しましょう。