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2017年7月18日のNHK「うたコン」をみた

日曜の夜、NHKBSプレミアムにて放映している「新・BS日本のうた」。

16日放送分の「スペシャルステージ」は島津亜矢・三山ひろし・山内惠介という豪華な3人で、

講談師の語りをバックにコメディを演じつつ歌うという、なかなか面白いステージでした。

島津亜矢は来週放送分でもスペシャルステージに登場だそうで楽しみなんですが、

今日の「うたコン」にも登場。ファンとしてはぜいたくな2週間になりますね。

 

で、今回の「うたコン」は、「暑さ吹き飛ぶ!愛と人情名曲集」。

出演予定者は、エレファントカシマシ,CHEMISTRY,里見浩太朗,島津亜矢,中澤卓也,NOBU,羽山みずき,氷川きよし,平原綾香,前川清,八代亜紀,山川豊,菊地剣友会。

「ごきげん歌謡笑劇団」みたいな股旅芝居からスタート

今回の曲目は以下の通りでした。

「大利根月夜」・・・・・・・氷川きよし

「関東春雨傘」・・・・・・・島津亜矢

「旅傘道中」・・・・・・・・里見浩太朗(&氷川きよし&島津亜矢)

「Point of No Return」・・・CHEMISTRY

「もう一度逢いたい」・・・・八代亜紀

「旅の夜風」・・・・・・・・羽山みずき&中澤卓也

「逢わずに愛して」・・・・・前川清

「ナチュラル・ウーマン」・・平原綾香

「黄昏」・・・・・・・・・・山川豊

「いま、太陽に向かって咲く花」・・NOBU

「風と共に」・・・・・・・・エレファントカシマシ

 

出演者が多いけれども全員ほぼ1曲ずつ、という構成は、ぜいたくといえばぜいたくですが

なんとなく消化不良な感じ。

以前なら最後には氷川きよしか里見浩太朗が自身の曲をラストに歌う、という流れのはずなので、

期待したけれどなにもなしで終わり。

里見浩太朗の「男の駅舎」がカッコいい

あんまり関係ないけど、京楽産業.のパチンコ台「ぱちんこ水戸黄門Ⅲ」では、

大当たりラウンド中や確変中に里見浩太朗の曲(もちろん本人歌唱)が流れます。

そのパチンコで聴くまで知らなかったのですが、

そこで流れる「男の駅舎(えき)」という曲が恐ろしくカッコいい曲。

まさに雪のふりしきる、寒々しいさびしい駅舎の情景が浮かび上がるような、

歳を重ねた男にしか歌えない曲ですね。

 

でも、せっかくカッコいい曲が流れるのに、ほかのおかしな効果音がいっぱい混ざるので

よく聴こえないのが難点。このへんが、京楽というパチンコメーカーのセンスのなさを

端的にあらわしていますね。ウルサければいいと思っている。

 

ちなみに作曲は弦哲也先生。さすがとしかいいようがないです。

 

カップリング曲の「心で候 天晴れ候」もかなりイイです。

こっちは明るい感じで、これも弦哲也先生の曲。

でも、大当たりして玉がジャラジャラ出てウハウハなときに、

「♪お~とこの~、一生は~、ゼニカネじゃ~な~い~♪」とか

さわやかな声で歌われると、

「こんなことやってていいんだろうか・・」という罪悪感に襲われますね・・。


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聴いたことある!と電撃的に思い出した「はじめての僕デス」

エレファントカシマシの宮本浩次が、40年前にNHKみんなのうた「はじめての僕デス」を

歌っていた、というのは知らなかったです。

この曲がちょっと流れて、「ア~ッ!この曲覚えてる!」と電撃に打たれたような思いをしました。

入手可能な音源はないのか?と思ってさがしてみると、ありました!

まあ、買ってまで聴こうとは思いませんが、懐かしく思い出しました。

小さいときに聴いていた曲ってほんとによく覚えていますよね。


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今回のエレファントカシマシの「風と共に」もなかなかの曲だとは思いましたが、

最近の「みんなのうた」では、新妻聖子が歌っている「天地(あめつち)の声」が

まさに神曲というレベルで、ダントツに素晴らしかった。

 

「天地の声」は、「アライブ」との両A面シングルとして発売されています。

「アライブ」は、なんか売れ線を意識しすぎじゃないの・・という感じで、

個人的には気に入らなかったのですが、「天地の声」は歌も曲も最高ですね。


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あと、

NOBUはカッコいい声をもっているのに、

なんで情けない裏声を使わなきゃならない曲にするんだろうな、もったいない・・と思いました。

この路線のシンガーも最近多いですね。

今回のNOBUの曲も決して悪くはなかったけれど、十把ひとからげの中から抜け出すには、

やはり曲がもっとカッコよくないとな~という気がしました。

「どこかで聴いたような」感がどうしても拭い去れない。

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