前の記事で「個人的パチスロ・オブ・ザ・イヤー」を選出しました。
いっぽうパチンコはどうだったかというと、今年もとくにこれといって個人的年度代表機といえるようなものはありませんでした。遊タイム狙い以外で最も打ち込んだのは「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」でしたが、べつにとりたてて面白い台っていうわけじゃあなかったし。ほんとうは海物語が打ちたかった。
しかしそのユニコーンのような右打ち中大当たりは必ず1,500発払い出しとかいう台が多くなって、その点だけは歓迎したいと思っています。せっかく当たってラッシュ入ってそこで大当たりしたのにラウンド振り分けでイライラしなきゃならないってのはパチンコの楽しさを大幅にスポイルすると思うので。当たったら素直に喜べるようにしてほしんだなあ。そうするとやっぱりパチンコは確変ループの海物語だけでいいってことになっちゃう。それ以外はほとんどゴミばっかり、っていう状況は相変わらず。このままではパチンコの客離れはまだまだ続くでしょう。なにしろつまらないんだから。
業界的な年度代表機は(昨年末に出た台だけど)やっぱり「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」っていうことになるのかな。地元ホールをみるかぎりではいまだバツグンの稼働を維持していますね。
しかし「釘がガバっとアケられる」ということは私がみるかぎりなかったようで、特定日などに試しにちょこっと打ってみたことはありましたが一度も「おお~スゴイ回る!」ってことはなかった。なのでほとんど打てず、いまだに大当たり引いたのは1回だけ。だから中身はよく知りませんが、べつにとくに面白くもないっていう印象しかないし、それでパチ屋が儲かってくれればいいんじゃない、っていう感じ。
そういうわけで、2022年も変わらず人気機種に背を向け、あまり拾えなくなった遊タイム狙いを粛々とこなして過ごしました。1年間のパチンコ稼働について、機種別に成績を検討することで反省し、来年に活かしていきたいと思います。成績は12月27日までのもの。
最も勝ったのは意外にも遊タイム非搭載機
2022年のトータルのパチンコ差玉数は現時点でプラス 697,082個。プラス 923,502個だった2021年よりも大幅ダウン。トータルとしての反省はまた年間収支の記事であらためるとして、今回は機種別にみていきます。
まずは差玉がいっぱい出た台を順番に。
2022年、最も差玉を出せたのは「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」でした。プラス 117,473個(102台)。
102回打ちましたが終日粘ったっていうのはほぼないです。夏くらいからこれを推しの機種としているホールがあって、そこそこ回るからほかに打つ台がないときに打っただけ。ほかに遊タイムが狙える台やパチスロ天井台を発見したらヤメてそっちへ行くというスタイルでした。
そんなふうにして102回打ってトータルではプラス収支になったものの、1回単位での「勝率」は23.5%ほどしかなかったので、いかに「出るときはバーンと出て、出ない時はまったく出ない」という台であるかがよくわかります。今の台はみんなそうですからこの台にかぎったことではありませんが、トータルでプラスになっていても「勝率」はこの程度、ということは、一般プレイヤーは毎回毎回ひたすら負け、ごくまれに爆発、っていうふうになるであろうことは容易に想像できます。
だからつまらないし客が減り、いわゆる依存症の層しか打ってくれなくなるんじゃないのかなあ。毎回毎回クソも回らない台で負け続けて「面白い」と思うはずがない。パチ屋に客を取り戻すためには、この「勝率」がもう少し高くなるようなおだやかな波の遊技機を増やしていくことが必要なのでは。
それはともかくこのユニコーン、とくに面白くないと言いましたがひとつだけ、カスタムすればほぼ完全告知マシンに変身するってところだけは気に入りました。ヒドいクソ台だったらこれほど打たなかったでしょう。カスタムをすべてONにしておけば通常時は先読みorレバブルが来てないかぎりほぼスカ、先読みでレバブルすればほぼ当たるからとにかくレバブルすれば素直に喜べたし、レバブルなしの先読み発生時の絶妙な期待度も良かった。バナージ役の声優さんの暑苦しくウルサい演技は嫌い。
ラッシュ中も全カスタムでプレイすれば「ムダに煽られる」ってのがほとんどなくなり(覚醒HYPER中のボタンorレバー出現煽りも煽り発生時点で確定にしてほしかった)ますしね。そして当たれば必ず10R。このへんは評価に値する台だと思います。「リゼロ」も似た感じでしたが、あっちは通常時がクソすぎてとてもじゃないけど打つのは無理でした。
以下、結果が出たのはすべて遊タイム機
ユニコーン以外で目立った結果が出たのはすべてが遊タイム機です。ほぼそれしか打ってないから当たり前。前から打ってる台ばかりですから今更言うこともとくにないですが一応。
「真・北斗無双第3章」 プラス 95,078個(57台)
2021年には機種別トップの プラス 370,401個をたたき出し、収支に貢献してもらった「真・北斗無双第3章」。
今年になっていつごろだったか軒並み1パチに落とされ、私も打つ機会が激減。おそらく半分くらいは1パチだと思いますがプラス 95,078個、57台。
昨年に比べると釘も圧倒的にひどくなったし、そろそろホールからは消えるでしょうが、宵越しが狙えるし1パチなら美味しそうなハマリ台はけっこう落ちているから、設置があるかぎりはちゃんと見ておかなくてはなりません。天井に到達すれば必ずラッシュ突入で、その恩恵はなかなかのものですからね。
「新世紀エヴァンゲリオン 決戦~真紅~」 プラス 70,151個(35台)
こちらは通常時はそんなに悪くないのにST中の演出がクソすぎた。なにしろリーチするための煽りがウザい。さんざん煽ってようやくリーチしたら高期待度、ならまだしも、リーチしてもそこから何段階も煽るんだからサイテーとしか言いようがない。素直に確変ループにしてくれてたらなあ。ハマってなければ絶対に打たない台。
「リング 呪いの七日間2」プラス 58,786個(38台)
遊タイム機登場初期から好きで打っている「リング呪いの七日間2」。地元ホールでも根強い人気があって、たまに美味しいハマリ台が拾えます。
天井に到達してもロング時短に入るっていうだけなので恩恵は大きくないし一撃性能もたいしたことないけれど、とにかく告知がキモチいいから大好き。もし「3」を出してくれるなら、カスタムで「ヘソ入賞時手落下告知:大当たり占有率」を設定できるようにしてくれたら嬉しい! それを99%とかにしておけば、ヘソに玉が入ればその瞬間はいちいちアツくなれるんだから絶対に楽しいと思うなあ。
「大海物語4スペシャル」プラス 47,130個(62台)
なじみのホールに5台ほど残っている「大海4SP」、250個あたり17~18回ほどは回るから、遊タイムまで残り300回ほどなら積極的に狙っていきました。
遊タイムは時短が350回つくだけなのでそれほど美味しくもないし駆け抜けもしょっちゅうありますが、遊タイムに入ればとりあえずそれだけ安く回せるんだから長い目でみれば結果が出るのは当たり前。確変のヒキに左右されるとしても、当たれば必ず10Rですしね、わりと安定して勝てた感じです。
前にも書いたけどこの台もカスタムが楽しい。いつも魚群信頼度100%で打ってますが、そうすると大当たり時も魚群の出現率は低くなるようなので、泡予告もしくは予告なしでもアツくなれちゃう。そして伝統・安心の確変ループタイプ。言うことないですね。
まもなく登場する「5」にも期待!そちらも確変ループタイプみたいですが「3000ボーナス」ってのがあるらしい?どういう仕組み?ただ単に保留のなかに確変当たりがあった場合に「3000ボーナス」として見せるだけなのかな?
「牙狼 月虹の旅人」プラス 37,496個(25台)
こちらはほとんどが1パチ。1パチなのにけっこう回るようになっている(250個あたりにすると19回~20回くらい)ホールがあって、そこにハマリ台があれば(ほかに打つ台がなければ)狙っていました。
この台は通常時のBGMがたくさんあるなかから選べるっていうのと、保留がたまったときにバイブで知らせてくれるから多少よそ見してても大丈夫っていうのが気に入ってました。演出はラッシュも含めてあまり面白くない。
「ジョーズ3 深淵」プラス 26,842個(42台)
これも半分近くは1パチ。「リング呪いの七日間2」と並んで、私が楽しんで打てる数少ない台のひとつ。何度か記事にしてますからここでは省略しますけど、なにしろ曲がカッコよすぎた。それだけを目当てに打てたっていうくらい。続編が出るなら今作と同じメンバーでまたメタル名曲のカバー、っていうかオリジナル曲をつくって収録してほしい!平和はサウンドトラックなんで出さないの?
日常の稼働日記:甘釘なら粘りたい!「Pジョーズ3 SHARK PANIC~深淵~」実戦!
差数の上位になったのはこんなところ。やはりすべてがミドルタイプの遊タイム機。ライトミドルや甘デジではまとまった結果を出すのはなかなか難しい。
いちばん負けたのは、いちばん勝ちたかった台
負けたほうについて。遊タイム狙い以外でクソ釘をざわざ打ったりしたのは(遊びのつもりで打った1パチを除いて)ありませんから、それほど大負けした機種はありませんでしたが、最も大きく負けたのは最も「この台で勝ちたい」「この台で勝てればいちばんいい」と思っていた機種。
「スーパー海物語in沖縄5」。マイナス 21,465個。27台。
これは悔しい。まあ一日粘り倒したいと思うような甘釘は全然なくて、半端な釘の台を半端に打ったから当たり前なんですけど、遊タイム非搭載の海物語シリーズのトータル成績はマイナス 55,353個という惨憺たる成績で、いかに海物語の状況が悪かったかがあらわれていると感じます。
いちおうそこそこ悪くない台を選んだとはいえ、沖海にかぎらずほかの海もたいしたことない釘の台を打たされ、これは反省しなくてはならない。以前は特定日に海物語をきちんとアケてくれるホールもありましたが、それももう当分は期待できそうにないのだから、もうよほどのことがないかぎり海物語は打たない、っていうくらいにしなくては駄目だった。
でも、とにかく海が好きだからちょっとでもイジられた様子があると「ひょっとしたらすごく回るかも」とか思って確かめたくなっちゃうんですよね。だから面白くて好きな台ではあんまり勝てない。
若者よりは気前よくカネを使ってくれる年配者が好んで打つ海物語やジャグラーを冷遇するってのは愚策じゃないかと思うんですけどねえ。気前よく負けてくれるんだからクソ釘クソ設定でもいいだろ、っていうことか。キタイチキタイチうるさい若者を呼ぶには甘釘や高設定を使わなくちゃならないから、そっちに注力するほうがいい、という考え方なのかな。しかし、気前よく負けてくれる年配者が来てムダに打ってくれなければ若者もキタイチを積むのが難しくなって来なくなってしまうわけだから(ヘタクソな年配者が多いホールのほうが勝ちやすいのは当然)、どう考えても優先順位トップは海やジャグラーなんじゃないのかなあ。そのへんは一度客が離れたらどう頑張っても取り戻せないでしょ。高設定や甘釘を期待して打つ人たちじゃないんだから、いったん「あの店は出ねえ」「海は出ねえ」というイメージを持たれたらもうどう煽ろうとも戻ってきてくれないのでは。残念ながらそうなった感のあるホールばかり。
ということで、ユニコーンで運よく勝って、遊タイム狙いもそこそこできたけど、ほんとうはメインにしたい海物語では結果が出なくて、来年以降に不安が残った・・・という1年間でした。遊タイム機はますます減っていくと思われ、先行きはあまり明るくないですが、それはいつものこと。状況を見極め、勝てる見込みのある台をさがして打つのみです。