2024年のぱちんこ稼働のまとめもようやくこれで最後です。年間の収支をまとめたうえで、反省点や今後の展望を述べておきます。
私生活では長年認知症で苦しんだ母が亡くなりまして、その結果私はひとりぼっちに。母の生活費を捻出する必要がなくなり身軽になったぶん、ぱちんこで稼がなくても生きていけるように、いろいろ取り組みをはじめた年になりました。まずは長年趣味の延長レベルでやっていたネットでの音楽ソフトの販売を、「本業」にしていくこと。これまでは自分で安く買って聴いたものにちょっと利益をのせて売っていただけでしたが、古物商として買取して売るとか輸入して売るとかいろいろ広げていくことに取り組んでいる最中です。
それについて細かいことはここに書くつもりはない(書くなら別のところを設けて)ですが、ぱちんこをやめてすべての時間と体力を注ぎ込めば、まあ自分ひとりが喰っていくくらいの儲けは出せるかな?いや出さなくてはならない、ということで今後はできればぱちんこ稼働は段階的に縮小していき、そっちへどんどん注力していきたい。音楽ソフトもいまはネット配信が主流となっているからぱちんこ同様に「先がない」ともいえますが、ぱちんこで稼ぐことはお上の胸先三寸でいつどうなるかわからないし、パチ屋がなくなってしまえばもう手も足も出ないわけで、不安定さや先行きの不透明さはぱちんこのほうが圧倒的。
しかしいますぐにぱちんこの収入がゼロになるのはちょっとキツイ、っていうかやっていけないので、パチ屋に行く時間を確保しなければならず、すると自分の取り組みへの時間が減る。ぱちんこ稼働の、「パチ屋に行かなければならない」というのと、「ぱちんこ台の前に座って時間をつかわなければならない」というのが煩わしくもったいないと思うようになりました。
そうなると、どうすればもっと効率よく勝てるか、というのを(いままでも考えてなかったわけじゃないけど)さらに考えるようになり、ネットで公開されている出玉情報をみて、おいしそうな台があると確信したタイミングでだけパチ屋に行ってみたり。そして、高設定の看破が容易でなく仮に高設定であったとしても結果を出すのに時間のかかるノーマルタイプ機などはさらに打たなくなりました。
そんな事情もあって、後述するように2024年のぱちんこに費やした時間はますます減りました。2023年以前は2,000時間以上(移動などもすべて込みです)、2019年などは2,562時間もつかっていましたが2024年は1,865時間に。これは目先のカネを稼ぐためにつかった時間であり、基本的に将来にはつながっていかないものであるので、2025年以降はこれをもっと減らし、できた時間を「本業」を育てることのほうにつかっていきたい。
そんなことを念頭におきつつ稼働した2024年の結果は・・・
基本的に快調だったが終わりに大失速
2023年がトータル的にはイマイチ収支があがらず終わり →2023年のパチンコ・パチスロ年間収支まとめ 、不安な気持ちでスタートした2024年。前半は猛烈な勢いで収支をあげていき、2023年の不調をふきとばした感がありました。
6月に勢いが止まったもののその後も快調で、9月が終わった時点で2023年の収支を超えまして、こりゃあひょっとして未曽有の収支をあげることができるか、と色めきだったのですが・・・
11月以降に失速。12月にはついに4年ぶりの月間マイナス収支をたたいて、
→2024年12月のパチンコ・パチスロ収支・・・4年ぶりに月間でマイナス!
2023年よりはアップしたもののイマイチしまらない結果となりました。
しかし、「時給」としてはブログ開設以来最高となる1,934円となりましたので、そこは立ち回りとしては改善できていると自画自賛してもいいのかも。これは先述したようにあまり時間を使いたくないので効率化を目指し無駄な台を打たないことをさらに意識したことと、2023年末に近所のホールが閉店してそちらへ寄る時間も減ったことが影響しているのかも。寄るホールが減ったことで移動に使う時間も減りました。ミリオンゴッド凱旋を打ちまくっていたころは5店舗回っていましたから。移動だけでえらい時間を使っていた。あのときのようにそれだけ回れば美味しい台がなにかしら拾える、という時代ではなくなった今は、そんなに回っても時間の無駄に終わることのほうが多いわけで。
私がいま日常的に使っているホールはもう基本ふたつだけになりましたが、そのふたつともがネットで出玉情報を公開していて、それをフル活用しているのも稼働時間縮小に役立っています。ほかのホールはネットで見られないのでほとんど行かなくなりました。いちいち見に行くのが面倒くさい。朝は前日の主な台の最終状況をチェックし、宵越しが狙える台があれば朝イチから行く、なければ行かない。行かないときは午後にでもまた稼働状況をチェック、イイ感じで回されてて美味しい台が取れそうな状況なら出勤する。それもなければ夕方にでもまたチェックして・・・という感じで。情報が更新されるのが数十分もしくは1時間おきくらいで、ホールまで行くのにも10~15分くらいかかるので、行ってみたら状況が変わっていた、というのもしょっちゅうですが、美味しい台を拾える確率は、なにも見ないで行くときよりも少しは(いや大幅に)上げられる。
パチスロの差枚は昨年比大幅アップ。しかし・・・
パチスロは プラス 169,991枚。
2023年は プラス 139,571枚でしたのでだいぶ改善。これはひとえに「スマスロ北斗の拳」を打ちまくって、しかもけっこうデカいのが引けたうえに高設定台も何度もつかめたおかげ。
→「スマスロ」のポテンシャルの高さを体感!「スマスロ北斗の拳」実戦!まさかの大爆裂に!
北斗の差枚が プラス 71,499枚でしたから、パチスロ収支のじつに42%は北斗であげたことに。それはそれでよかったんですが、そうなると「北斗が打てなかったらどうなるの?」という心配がもちあがる。じっさいもうすでにリセット後の美味しい台は競争率が高すぎて(というか0Gからでもイケると思ってる人も多いらしくて、途中でヤメる人がいない。まあ遊びで打つんなら0Gからでもいいでしょうが稼ぎたいと思ってるならもちろん論外)ほとんど拾えない。夜には600G前後ハマリの台が拾えたりはするけど、すると時間が足らない。そういったかたちで北斗はもう厳しいので、今後同じように稼げる可能性は非常に低い。
やはりあらたなメイン機種が欲しいところ。しかし新しく出る台は台の中身を熟知していないと打てない台ばかりで、するとテキトーに打ち散らかす層は打ってくれず、であれば美味しい台など拾えない。現時点では明るい材料はまったくないですね。2025年はパチスロ収支は確実にダウンするでしょう。
ラッキートリガー機の登場したパチンコ。だからどうした。
パチンコは プラス 201,191個。
2023年はプラス 341,516個、2022年は697,585個、遊タイム狙い全盛の2021年は923,502個。ヒドイ釘でも立ち回り次第で必勝を期すことが可能な遊タイム機がほぼ滅亡し、パチ屋も釘をアケる余裕もないから、右肩下がりになっていくのは当たり前。それに、パチンコで儲けを出してそのぶんパチスロで出す、みたいな戦略をとっているホールもありますしね。それは長い目でみて正しくないと思うんですけどねえ。パチスロでキタイチキタイチ言う層を優遇して、その結果パチンコでオカルト理論でテキトーに打ってくれる層がこれ以上離れたらどうすんの。
私のつかうホールの片方のほうはまさにそんな感じで、パチンコに甘釘が投入されることはほとんどありえないっていうくらい。もうひとつのほうはそこそこアケたりするものの、数年前にはしょっちゅう拾えたようなボーダーを3回も4回も上回るようなのが投入されることはない。どこまでも「遊べる釘」程度しかない。
そんななか、11月に出た「P大海物語5スペシャル」が前作「4スペシャル」に続いて遊タイムを搭載する確変ループ機で、とりあえず客付きも良好、テキトーに打ち散らかす人もけっこういる・・とあって、2025年の少なくとも前半くらいのあいだは、これで糊口をしのげないかな、と打ち込んでいるところ。いまのところ結果が出ていませんが、甘釘が投入されないなら遊タイムを狙うしかないので、当面のあいだ注目していくつもりです。
→生来のヒキ弱を発揮!?「P大海物語5スペシャル」打ちたおし日記!」
いまだ遊タイム機にしがみつこうとしているのもどうかという向きもあるでしょうが、勝ちにこだわるならほかに方法がない。
業界的には「ラッキートリガー」搭載機の登場が2024年のパチンコの最大のトピックであり、「これだけ射幸性を上げりゃあ客が増えてパチ屋も儲かるだろ!」ってなもんだったんでしょうが、現時点ではそんな効果が出ているようには見えませんね。逆に、猛烈にアップした荒波さ加減についていけなくなって離脱するファンのほうが多いんじゃないか。警察庁は早めに規制に乗り出したらどうなのか。政治家はこういうときに働け。
2025年末には「ぱちんこ?そんなことしてる暇ないよ」と言いたい!
ということで、ぱちんこでこれからさらに稼げるような見込みもなく、それは私にとって将来(といってもそんなものはもう長くないと思うけど)への不安を解消することにはつながっていかないので、はやいところぱちんこ生活を終わらせたい、しかし今すぐにというわけにもいかない・・・という気持ちで2024年を終えました。
なので2025年はぱちんこ生活に終わりを告げるための道筋を切りひらく年としたい。目先のカネは必要だからぱちんこ稼働は続けていきますが、その時間と手間は徹底的に削減していきたい。そして2025年が終わって2026年の年始にこの記事を書くころには、「ぱちんこで稼ぐ必要はないし、ぱちんこやってる暇がない」と言えるようになっていたいと思っています。
でも、毎年同じようなこと言ってますからね、古参の読者の方からは「こいつまたこんなこと言ってるよ」と失笑を買うでしょうが、ぱちんこ業界の凋落ぶりをみれば、このままではジリ貧でいつかみじめに飢え死にとなることは間違いないので、なんとか頑張っていこうと思ってます。