メダルや銀玉をつかわない、「スマート遊技機」が普及し始めてからだいぶ経ちますね。
パチンコについてはやっぱり玉がバーっと出る感覚がないと出てる気がしなくてつまらないのでイマイチ好きになれないんですよねえ。じっさいスマパチの「e機」と玉が出る「P機」の両方が出ている機種では多くの場合「P」のほうが人気になっている印象です。
しかしパチスロについては、これは私はそうなると思ってなかったんですが、もうほとんど違和感なく打てるようになってきました。なぜなんだろう。パチンコのほうが、スマパチ登場前からすでに多くの店で「パーソナルシステム」が導入され玉に触れないで遊技できるようになっていたんだから、玉が出ないスマパチも違和感なく受け入れられるかもしれないな、とも思っていたんですけどね、なぜかスマパチのほうは受け入れ難く、スマスロはスッと受け入れられた。
まあジャグラーとか30πの沖スロとかがスマパチになったら「いやいやちょっと待った!」と言うかもしれないんですけど、それもたぶんしばらくのあいだだけで、そうなったらそうなったで時間の問題で受け入れられるようになるでしょう。それが業界の利益になり回り回ってエンドユーザーたるホールの客の利益となるならスマート遊技機の普及がすすむことは歓迎したい。現状をみているとエンドユーザーの利益にはつながらなさそうな感じですが。
そのへんはともかくとして、私のパチスロ稼働もスマパチのお世話になる割合が自然と増大。今年最も稼がせてもらっている台は「スマスロ北斗の拳」だし、なんとか攻略したい、でも勝てない!と注力して追いかけているのは「L南国育ち」。今回はそのスマスロで大量獲得をした日のことを書いておきます。
煮え湯を飲まされることばかりのあの台から!
この日は15時ころになじみのホールに出勤。
通常の日なのでパチンコ甘釘にはまず期待できない。なのでまずチェックするのは「スマスロ北斗の拳」と「沖ドキ!GOLD」。
北斗にもGOLDにも打つべき台はとりあえずない。北斗は0ゲームのまんまの台がいくつかあったからまたあとで見ることにしよう・・・と、次にバラエティのシマも見に行きます。
するとバラエティに1台だけ残っている「スマスロキン肉マン~七人の悪魔超人編~」がAT後258Gで放置されているのを発見。カードを挿入してメダルを転送しBETしてみると、超人パワーは、メモっておくのを忘れたので定かではないけれどたしか300をちょっと超えたところでした。
チャンスモードではないことを確認してヤメた感じか。このパターンはたまに落ちている。ここまでのデータをみると朝イチから初当たり4回でいずれもショボ連で終了していて、メニュー画面は「サンシャイン」。
「サンシャイン」は「5回以内にSPモード発動」だそう。じゃあ5回目に発動なんだろ・・と考えてしまいますが、おそらくリセットされた朝イチから、4回ショボ連で終わっててメニューにはサンシャインが表示されていて、そのうえG数的にまあまあハマっているのであれば打つべきか、とりあえず1回当たるまで打って、出現するセリフ色などでアツいのが出たらSP発動まで続行、ってのがいい作戦かな。そんなに打ち込んでいる台ではないから、この台の真正のマニアに言わせたらどうなのかな。「問答無用で全ツッパ」するべきなのかそれとも微妙なのか。
でもSP発動まで追いかけるのは怖いなあ。それにSP発動してもたいがい7連勝まで行けませんしね。ただイライラさせられて終わることばかり。AT中はイライラ、通常時も拷問のように退屈。なのでできれば避けて通りたい台。・・・とはいえカネになる可能性がみえているなら打たなくてはならない。
打ち始めますと、レア役からポンポンと「正義超人チャレンジ」に入ってくれて、貯玉322枚を投資したところ、860万パワーくらいで当たってくれました。
しかし単発?だったか2連だったかで終わり。SPはどうやら発動しなかった模様でした。で、ここまで紫セリフとか緑セリフとかなかったし、さてどうしようかな・・と思ってたら、終了画面が「バッファローマン」。
バッファローマン終了画面は「5回以内にバッファローマンSP」発動濃厚、らしい。3つのSPのなかでも最もアツいバッファローマンSPが近いと言われたら、しょうがない追うしかない。さっきはサンシャインだったし。
150万パワーをこえてメニューに出たのはテリーマン。高設定示唆。まあ設定はどうでも。とにかく早く当たって、早くSP発動してほしい。
2回目の初当たりは395G、511万パワーくらい。追加投資貯メダル184枚と6,000円。
バッファローマン乱入はなし。メシア小役も点灯は1個だけ。シナリオSPでもなさそう。まだ発動しなかったか・・・とあきらめたところへ、メシア小役がちょうど引ける展開が続いて7戦目まで到達。しかし7戦目はVストックもなくメシア小役も引けずで、ここで負けるの勘弁して!と気合を入れていましたらキン肉マンがふつうに勝ってくれて、まさかの7連勝。
7連勝したのは良かったんですが、エピソード中もなにもレア役は引けず、Vストックなしで「悪魔将軍バトル」に突入。そして負け。
いやいやいやここまで来て上位ATに入らず終わりってのはやめて・・・と続行。もう1回悪魔将軍が来てそこでも負け。さらにもう1回悪魔将軍が来て、頼むから勝って~と願っていますとレア役が引けて、ようやく勝ってくれました!よかった~。
「悪魔大行進」は150枚からスタート。これが100枚、120枚、160枚、100枚、と5セット継続。次の「魔界の荒野」は駆け抜けて終わり。
ここでヤメます。投資は貯メダル506枚と6,000円、獲得は2,449枚。差枚はプラス 1,667枚。
たいしたことなかったといえばたいしたことなかったけれど、SP非発動(?)にも関わらず上位ATまで到達できてよかった。悔しいことばかりが起こって歯噛みすることばかりなこの台でもたまにはこういうことも。もうちょっと面白ければいいんだけどなあ。AT中も結局液晶でのカットイン待ちですからねえ。なんの前触れもなくいきなりチェリーが停止したり、メシア小役ベル時にリールがスベって「スイカかよ!」と思ったらそこからベルが揃って失禁とか、そういうの全然ない(あるの?)んだもんなあ。山佐らしくないというか、開発陣がパチスロ知らねえんだろうなあとしか言いようがないクソ台なのが残念。
→スマスロ「キン肉マン 7人の悪魔超人編」で初めて上位ATに入ったが・・・
スマスロ北斗の拳 リセット(濃厚)後130G
さて、2,449枚の持ちメダルができて、これを活かしてさらに増やしたい・・と次に打つ台を物色。とりあえず「スマスロ北斗の拳」のシマがどうなっているか見に行きます。
すると、朝イチから130Gで放置の台を発見。いささか浅いけれど今となってはこの程度でもなかなか拾えないし、持ちメダルはたっぷりあって現金投資の心配もない。迷わず打ちます。
打ち始めから544G、持ちメダルを782枚使用して初当たり。中段チェリーから、オーラは白。
まあ単発だろ。さっきの出玉があるから気楽に見ていられます。しかし初回はラオウがガクンガクン、いわゆる「処理落ち」しながらキックを放って継続、2連目はケンが攻撃して継続。
どうせ次で負け・・と3連目を消化していきますと。中段チェリーからサウザーとのバトルに発展、そこでチャンス目を引いて勝利!
レイもトキも出なかったので「勝利のみか、まあいいや」という気持ちでラオウとのバトルに到達しますといきなりレイが出現。レイの手刀がヒットして「無想転生チャンス」に突入。
おお~ここでなんか引いて~。ちなみにこの時点までで「無想転生チャンス」は34回突入し、そのうち成功したのが12回。これがヒキ弱なのかヒキ強なのかちょっとわかりませんが、まあ基本的にはなかなか成功できないと思ったほうがいい数字。どうせ・・・という感じでレバーオンしますと・・・
「!」マークが液晶に出現! 期待しないで中チェリーをとめると中段にスイカ。スイカかよ・・と一瞬思いましたが、停止時に画面にひびが入る煽りが発生してない。あれえこれってひょっとして・・と残りのリールにスイカを狙って停止させますとPUSHが出て、めでたく無想転生バトルへ!
こんなパターンもあるのね。さっきのキン肉マンに続いて北斗でも上位AT突入! こういうふうにうまいこと行く日はトコトンうまくいくことがけっこうありますからね、ここから80連くらいしちゃったらどうしよう・・・
そこまで甘くない。途中何度かVストックしながら順調に進んでいきましたが、18連目で負け。1G連もなくそれでヤメ。う~んせめてラオウ昇天までは行ってほしかったなあ。北斗での獲得は1,943枚で、差枚はプラス 1,161枚。
ショボいといえばショボいけれども、継続率94%を額面通りに受け取るなら、まあまあ連チャンしてくれたと言える。
引けるときには引けるもの。まだ時間はあるし、このヒキと持ちメダルでさらなる大量獲得を目指したい。打つ台はないかな・・・
L南国育ち 377G 朝イチから1スルー
ありました!個人的攻略したい機種ナンバーワン、「L南国育ち」。AT後377G、朝イチから1スルー。朝イチの当たりは161G目。
このホールの南国育ちはリセット傾向。ていうか据え置き挙動はみたことがないので、まあリセットと考えていいでしょう。
すると朝イチチャンスモードで当たってモードB滞在の可能性もありえる。それに沖ドキGOLDと違って朝イチチャンスモードに漏れてもB滞在の可能性のほうがA滞在よりも少し高い。これは絶対に打つべき。
南国育ちにおける私の基本戦術はこういう状況の、できるだけハマっている台を狙っていくこと。で、最初の当たりでもしスカったら、B滞在の証拠がないかぎり即ヤメ。「ハマっている」もしくは「Bに滞在している」というリスク軽減要素がなにかしらないかぎり追うことはあまりに危険。今回は377Gで、それほど深くハマっているわけではないけれど、まあそれ以上を望むのは無理なのでこのへんで妥協。
通常時は予告音が発生しなければテキトー打ちでOK。ラクチンなのはいいがここは予告なしでもレア役があるほうがゲームの緊張感がうまれてよかった気がする。イマイチ人気がないのは実はそういうところが影響してるんじゃないか。
それに何度も言うけど初当たり契機における「プリリプ」の占有率が高すぎる。ほとんど「プリリプ待ち」というゲーム性になってしまっている。高設定は違うのかな。ゲームのアクセントになっているといえばなっているから、どっちでもいいんだけど。
座ってメダルを転送するときに間違えて現金での「貸出」ボタンを押してしまった。スマスロではこういう間違いがたまにあるから、持ちメダルができたら精算しておかないとな・・・などと考えながら打っていますと、打ち始めから173Gのところでキュイン!チェリーの次ゲームでしたが、パトライト瞬きなどはなく、チェリー契機なのかそうではなかったのかわからない。
そしてバタフライゾーンで「シャラァァァン・・」という例の音とともに蝶が飛翔! くぅ~これって何度体験しても最高ですな。どれだけ負けていてもそんなことはすべて忘れる。だから4号機南国育ちでは私もさんざん散財しまくった。まさに悪魔的な魅力。ガシャガシャとした液晶演出で煽らなくても、奥深い出目演出がなくても、告知の魅力が突出しているだけでもそれで面白いパチスロになるのです。
だから、連チャンが確定していても20%は蝶が翔ばずにときめきゾーンにもっていかれる、っていう仕様には私は否定的です。検定を通す都合上仕方がなかったのか即ヤメされたくないからそうしたのか知りませんが、ここはなにがなんでも1G連にこだわってほしかった。
それはともかく、蝶が翔んでくれたとしてもたいがい2連か3連、万一連チャンが伸びたとしても理不尽すぎるREG連を喰らうのがいつものならい。連チャンが伸びないのはともかくREG比率はなんとかならなかったのかなあ。初代は約2/3がBIGで、それをストック順に放出というシステムだったこともあって、それほど「またバケなのかよ!」という気持ちになることは少なかったからよかった・・・いやそうでもないか。→自分史上パチスロ最悪大負けの思い出
しかしこの日はやっぱりヒキが一味違った。こういう日が月に2~3回あってくれればいいんだけどなあ。次のBIGでは「ハルルナで~す」っていうナビが発生して連チャン確定。5連でいったん終わるも17G目にキュイン! さらにバタフライゾーン中にプリ音からハズレて蝶飛翔! さらにさらにキュインでバックライトが赤になってBIG&飛翔確定!
バックライトはともかくとしても、蝶の造形といい翔び方といい、チャンスランプの絶妙な大きさや光(個人的には島唄とかのまんまるなやつが好き)といい、まさに告知のビジュアルは完璧。さらにサウンドもカッコいいんだから、病みつきになるのも当然。残念なのは「歌」がイマイチつまらないところかなあ。「恋のストーリー」は好きだがそれ以外は・・・。
その「歌」は今回は聴けませんでしたが、珍しく延々と継続。ちょくちょくときめきゾーンにもっていかれながらも都合21連まで伸びてくれました! BIG10回、REG11回。まあまあBIGがちゃんと引けたほうか。32Gを抜け即ヤメ。獲得は3,227枚で、差枚はプラス 2,905枚!
3,000枚オーバー獲得はたしか初めて。これはひょっとして隠れて「超」に入ってたりした? そういえばフリーズはいまだ未体験。フリーズ引いて「超」に入ってなんぼという出玉性能を考えれば、フリーズ引けてないのにいちおうプラス収支をキープしているんだから、健闘しているというか、やってることは間違ってないと考えてもいいのかな。
といったところでこの日の稼働は終了。1日の収支は、
パチスロ・・・プラス 5,733枚
で、金額に直すと プラス 112,664円 となりました!
いいほうに偏りまくって大勝。こういう日ばかりだったらいいのに・・・と言っても意味がない。やるべきことは、こういう大勝ちの波がやってくるまで、いかにして負けを最小限におさえるかを考える、ということだけです。大勝の波はいつか誰にでもやってくる。それが訪れるまでにどれだけ負けているかが問題なのです。それが少ない人は勝っている人だし、それが多い人は負けている。ということになる。
次の「大勝ちの波」がやってきたらまた記事にします!いや「勝った」っていう記事はあんまり読まれないので、大負けの波のときにも書くことにしましょう。