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大相撲:新横綱は敵前逃亡!髙安がまたまた目前にあった優勝を逃す!

今回はぱちんこに関係ない話。更新が滞りまくっているうえにたまに書くのがぱちんこ以外の話となると読者の皆様に見放されそうですが、ぱちんこは今のところあんまり書きたいことがないので・・・。

といって大相撲の話も書きたいかというと別にそうでもない。みる時間もなかなかないし、白鵬らモンゴル横綱全盛時代のつまらない相撲をさんざんみせられたせいですっかりゲンメツしてしまいましたからね。

しかし先日は豊昇龍の横綱昇進について思うことを書いたから春場所のことも書いておかなくてはならない。それに、すっかりゲンメツしたけれど応援したいと思う力士もいるにはいて(大栄翔とか王鵬とか宇良とか)、そのなかのひとり髙安がいい成績をおさめたこともあるし、ここは書いておくことにしました。

大相撲:横綱豊昇龍が誕生

髙安なにしてんの!

いやあ髙安は惜しかった。13日目に単独トップになったときは今度こそイケるか、と期待したものの14日目に初顔の美ノ海にハンパな相撲で負け。それで大の里に並ばれ、千秋楽は勝ったものの大の里との決定戦となり、負けて準優勝となりました。

まあ決定戦は大の里が本領を発揮して強かったから仕方がないとしても、美ノ海戦はなあ・・・。これで高安の「準優勝」はなんと9回目。9回も次点で終わるってのはある意味すごい偉業とも言えるけど、なぜあと一歩のところでそうなってしまうのか。

しかし決定戦は前までみたいにそれほどガチガチになっているという印象はなかったし、またチャンスが訪れれば今度こそ、と期待したいところ。杜このみと結婚したときは「この野郎...」と思ったし、相撲もたまにヘナチョコなことやったりするけど基本的に小細工ナシの勝負をしてくれる彼のような人にはぜひとも頑張ってもらいたいのです。


↑相撲もまだまだ頑張ってほしいが奥さんと歌手をやるってのも期待したい! ほんといい声してる。ちょっと練習したらすぐプロで行けるでしょ。

 

髙安を含め私が「男の中の男」と思って応援する力士はなかなか頂点に立つことができない。若の里しかり豪栄道しかり貴景勝しかり。まあそれは相撲協会が徹底的に「正直者がバカをみる」組織になっているうえ、番付の制度そのものもそうなっている(昇進がかかる場所にカネばらまいて星を買えば大関や横綱に上がれちゃうがそれをやらない正直者はなかなかなれない)からってところが大きいんでしょう。

大の里にべつに文句はないけれど、彼のような言ってみれば「ポッと出」の大関ではなく、入門時は部屋から脱走しまくって兄弟子も目にかけていなかったという存在だったのに努力をかさねてここまでになったという髙安に賜杯を抱いてほしかった・・・というのが正直なところ。もちろん努力してんのは大の里も同じでしょうけど、髙安の場合は我々もそれを長いこと見続けてきていますからね、思い入れはやっぱり髙安のほうに傾いてしまう。

私は男同士が命がけで真剣勝負をするところが見たいだけなので、するとそういうところが感じられない力士は応援する気になれないのです。その意味で今回男を下げたのはやっぱり新横綱豊昇龍でしたね。

横綱が負けることより、横綱の敵前逃亡・職場放棄を批判せよ

新横綱は9日目までに5勝4敗、金星を3つも配給して、10日目にいきなり「肘が・・」とか言い出して休場。新横綱の休場は1986年のあの双羽黒以来だそうですよ。

これについて横綱昇進は時期尚早だったんじゃないかとかいう話も出て、横審はなんだかんだと言い訳していましたが、そこは別に問題にするべきところではない。負けが込んだのは新横綱はいろいろあって忙しく慣れないところもあるだろうしプレッシャーもあるだろうから仕方がない。横綱になったからって急に超人に生まれ変わるわけではないのだから。

問題にするべきは、いきなり「肘が伸びないんです!」とか言い出して休場し、敵前逃亡、職場放棄し、「横綱の責任」を投げ出したことじゃないですかね。

先場所から肘を傷めてて、8日目の髙安戦でまた痛くなったと言ってましたが、逃げたということには変わりないでしょ。だって、もし勝ちまくっていたら休場という選択肢は選ばなかったでしょ。9日目はふつうに出場してんだし、勝ってれば「いける」と思って我慢して出るでしょ。痛いから勝てない、だから休む、という選択をしたわけだ。ほんとうにケガしてるんなら、の話ですが。そもそもあんだけ激しいことやってるならどこそこが痛いとかいうのはいつもあるのが当然だろ。それを負けた時の言い訳に使うこと自体が恥ずかしいと思わないと。豪栄道はアバラが折れてんのに出場してケガについて訊かれたら「虫刺されです」とか言ったし、貴景勝は調子が悪くて負けても「弱いから負けた」しか言わなかった。このへんに男としての格の違いがあらわれる。

土俵に上がれないほどのケガならともかく、「痛い、土俵には上がれるけどこれじゃ勝てない、じゃあ休もう」ってのは、場合によっては仕方のないことかもしれないが客をなめてないか。「横綱の責任は勝つこと」という白鵬の野郎みたいな勘違いが透けて見える。新横綱の土俵入りが観たくてわざわざ国技館に足を運んだお客さんもたくさんいたはず。私も稀勢の里の土俵入りを観たいという理由で国技館へ行った。

大相撲夏場所:両国国技館へ行ってきました

高いチケット代出して家族を連れて遠いところからわざわざ国技館くんだりまで行ったら「横綱はこれ以上負けたくないから休場で~す」って言われたときの落胆はいかばかりかという想像力は横綱自身や師匠や協会や横審の奴らには備わってないらしい。横審は「ケガなら仕方がない」とかぬかしていたそうだけど、照ノ富士の膝みたいに誰がみても痛そう、というのならともかく、ふつうに出場して巡業にも出られるくらいなら「いやいや休むな。職場放棄すんな」って言ってやるのが横審のやるべきことでは。これじゃあ「痛~い」って言えばいつでも休み放題になるじゃないか。

驚くべきことに4敗の時点で師匠の立浪が横綱に「休むか?」って訊いたそうですよ。それで本人も「休みます」って言ったらしい。親方正気なのか。本人は「なにがあっても休まない」とか豪語してたんだから「約束は守れ。痛かろうが出ろ。腕が折れたら休場してもいいぞ」くらいのこと言え。不登校の子どもに安易に「辛かったら無理しなくていいんだよ」とか言っちゃう教育関係者みたいだ。子どもは問題解決する能力が備わってないからとりあえず逃げるのもアリかもしれないけれど、横綱は力士の頂点に君臨する神じゃないのか?横綱が休場するってのは大変なことなんだ、っていう意識をもってほしい。あまりに気軽に休みすぎ。

「横綱は休場しても降格なし」というのをまずは見直さないと。だから私は「横綱は地位ではなく返上やはく奪可能な名誉称号もしくは資格にせよ」と主張している。そうすれば負けが込んだからって引退の危機になったりしなくて済むんだから。負けが込んだらやめるしかないから調子悪いとすぐ休んだり星を買ったりするわけでしょ。

どれだけ負けが込もうが出場して、肘のことなどオクビにも出さず、真っ正直な勝負を続けて、その結果負け越したりしたら、世間は「弱い横綱」と誹謗しても私は「立派」「男の中の男」「横綱の責任を果たした」って賞賛しますけどね。横審とかにそういう人がいて、それを大声で言ったりすればまた変わってくるんでしょうが、揃いも揃って勝ち星の数にしか興味のない人ばっかり。まずは横審の委員がそれにふさわしいかどうかを審議する「横綱審議委員会審議委員会」をつくるのが必要でしょう。

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