このあいだの記事
で書いた実戦の前日、
横浜市の桜木町にあるスロ専ゲームセンター「ノスタルジア」さんに
また寄ってきました。
前に行ったときに打ったのが「スペックA」。
→スロ専ゲームセンターで名機探訪!その③~「スペックA」~(前編)
→スロ専ゲームセンターで名機探訪!その③~「スペックA」~後編
それに続きまたまたマイナーな4号機の話。
しかし私にとっては超絶名機・・・ということで、記事にしておきます。
ストック4号機の傑作!
今回打ってきたのは、2003年に藤商事から登場したBタイプ機、
「サンダーバード3」。
4号機末期に隆盛を極めた、ボーナスをいったんストックしてから放出することで連チャンさせるいわゆる「ストック機」のひとつです。
ボーナスはBIG(技術介入要素あり。ちゃんと打てば350~450枚ほど獲得)とREG。
成立したボーナスはいったんストックされます。
ボーナス放出のおもな契機は、
・規定ゲーム数到達
・リプレイ4連続成立
・チャンスゾーン「サンダーチャンス(TC)」中のリプレイ3連。
チャンスゾーン「サンダーチャンス(TC)」にはREG後(必ず?突入)と、通常時のチェリーでの抽選に当選した場合に突入。
TCは10 or 20 or 50 or 100ゲーム継続、
TC中はリプレイ確率が約1/2.5にアップし、みごとリプレイが3連すればボーナス確定となります。
さらに、TC中に放出したボーナス後にはまたTCに突入となるため、
TCでのリプレイのヒキによっては一撃数千枚ということもふつうにあって、
もうまさに超激アツのチャンスゾーンになっていました。
油断するヒマがないゲーム性
チェリーでのTC当選率には大きな設定差がありました(設定1→1/4.41、設定6→1/1.08)。
規定ゲーム数の振り分けには偶数設定と奇数設定ですこし差があるだけで、
設定推測のたよりはチェリーだけ。
だからとにかくチェリーが出現したときにはアツい。
設定変更後最初のチェリー成立時(初回ボーナスを引く前、が条件)は設定不問で127/128でTC当選となるため、
あさイチのチェリーでTCに当選しなければ据え置きの可能性が大に。
設定6はチェリーでほとんどTC当選なので、あさイチでスカれば「据え置きでしかも6の可能性も激低」と判断できるし、
ハマリ台狙いも有効ですから「稼ぐ」という意味においても非常に優秀な台でした。
規定ゲーム数での当選も、BIG後128Gまで、REG後256ゲームまでの振り分けが厚くなっているけれども、
最近の台みたいに特定のゲーム数だけが厚くなっているわけではなく、
基本的にいつでも期待できるようになっています。
演出が5連続すればほぼボーナス放出確定。
演出の発生頻度はいまの台ほど高くないので、何か起きれば期待できちゃう。
演出が5連続しなくても、演出3連目くらいでいきなり小役ナビがハズレたり。たったこれだけのことで悶絶できちゃう、ということを、いまのパチスロにも生かしてほしいものです。
さらに通常時のリプレイ4連でもボーナス放出ですから、
いつでもボーナスに期待できるようになっているのです。
いや、正確には「いつでも期待できるように感じる」と言ったほうがいいか。
だから退屈するヒマがない。
今はこういう感覚がもてない台ばっかりだから、ひたすら煽らないと飽きられてしまうし、「アツいゾーン抜けで即ヤメ」されちゃうわけだ。
リプレイ!リプレイ!と祈るだけのチャンスゾーンが最高にアツい
この台の最大の見せ場はチャンスゾーン「サンダーチャンス」。
1/2.5のリプレイが3連チャンすればいいだけです。
この「ヤレそう」感が絶妙なバランス。
同じ藤商事の5号機「リング 呪いの七日間」の「ぼうこんZONE」みたいに、
リプレイを引けども引けども当たらない・・という、
「どうせスカるんだろ」感を感じさせない。
それは確率が絶妙、ということ以上に、
レバーオンから第3停止までアツくなれるようにつくられているからでしょう。
レバーオンで「カチャン」という音がすればリプレイ確定だったり。
リプレイorボーナスの出目が豊富に用意されていたり。
↑左リール第一停止ならリプレイorボーナス!(のはず)。
ボーナス放出確定となるリプレイが成立した場合はリール制御が変化。
通常のリプレイではありえない中段で揃おうとする(必ずそうなるわけではない)ため、
リプレイ2連後(通常時は3連後)にヌルンとすべって中段にリプレイが停止したら猛アツ。
ヘタに「リプレイの○○%で解除」とかだと、リール出目だけで悶絶することができなくなるわけで、
「とにかくリプレイ3連で確定」という潔さが素晴らしい。
↑美しすぎる一確目!この停止型を蹴っ飛ばしてもリプレイだったりするから楽しい。
液晶演出ははっきりいってオマケ(TC中は液晶でのリプレイ煽りは発生しない。リプ連状況によって画面が変化するだけ)。
レバーオンとリール停止にすべての神経を集中し、
リール出目ですべてが決する仕様だから、永遠に飽きることのないアツさを体現できているわけです。
このへんが凡百の液晶マシンと違うところ。
レバーでカットインが強だの弱だの、チャンスアップがどうのだの、
リール出目や成立役と関係のないところで盛り上がってもイマイチ面白くないし、
そういう台はいつか飽きることになります。
ともかく、TCのアツさ楽しさだけでも凄いのに、
設定変更時の恩恵もあってハマリ台狙いも有効で一撃性能も高い・・というプロ御用達仕様。
この台に狂っていた当時は私はまだサラリーマンでしたから、
あまり勝つためにガツガツせずに打っちゃってましたけどね。だからあまり勝てなかった。
当時通っていた新宿歌舞伎町の「グリンピース タワー店」で
2回ほど設定5or6台を打って、1回は7000枚くらい出たんですけどね、
もう1回はひたすらREGに偏って(ボーナスは成立順に放出。ボーナス比率はBIGとREG均等)
ほぼトントンくらいで終わったりとかしました。
BIGの破壊力が凄いので、TC中のヒキとBIGのヒキ次第ではえらいことになることもある台でした。
その大好きだった「サンダーバード3」と十数年ぶりに再会。
「ノスタルジア」さんは全台設定6。
設定6はチェリー(約1/204)がひければほとんどTCに入っちゃう、露骨すぎるエクストラ仕様。
1万枚くらい出ねえかな・・・と期待しつつ打ち始めました。
ストック切れ?REG後にサンダーチャンスに入らず
最初はチェリーがなかなか引けず。
最初のボーナスはゲーム数解除。
「ファァァイヴ・・・!」というあの渋い声のカウントダウンがいきなり発生、
「ワンヌ・・・!」まで行ってドコ~ン!・・・BIGでした!
ちなみにREGボーナス入賞時の「レグ・・・」という声もカッコいい。
↑ボーナス確定後は中リールに赤7・BARを目押し。中段に7がとまればビッ確!
BIG中はカンタンな技術介入要素あり。
シフト持越しにより小役ゲームを完走するタイプ。
JAC INが成立している状態では逆押しをすることでJAC INを回避します。
基本的に液晶のナビに従ってればOK。
逆押し青ナビが発生したらJAC IN or ハズレ or スイカ・チェリー複合役。
中リール適当押しで中段にスイカが停止したら複合役なので右にスイカを目押し、
左リールにいずれかのチェリーを目押ししてチェリー・スイカを複合揃いさせれば
15枚獲得できます。これをきちんとやるのとやらないのとではえらい差が出るので必須。
BIGの楽しさが増す、っていう程度の適度な難易度。このへんも抜かりなくできています。
そのBIG後すぐにチェリー!
当然のようにサンダーチャンスに突入!
そこでBIG。TC中のボーナス後は必ずTC突入で、さらにREG。
いいねいいね・・・このまま大連チャンして!・・・と思ってたら
なんとそのREG後にTCに入らず。
あれえ・・・こんなことあんの。
ストックがない場合はTCが発生しない・・という話はきいたことがあったけれども。
それはしょうがないとして、さすがは設定6。
チェリーを引きさえすればとにかくTCに入っちゃう。
TCが50G継続したのにリプレイ3連できなかったりとかいう悔しい出来事や、
794Gハマリなども喰らったりしたのでなかなか出玉は伸びませんでしたが、
大きく沈むことはなく徐々に盛り返していきます。
設定6らしい出玉にはならず・・・
最後には7連チャンしてくれて2700枚くらい?プラスに。
夢のエクストラ設定でこの出玉は甚だ残念。
チェリーでのTC非当選は1回だけアリ。
TC中にチェリーを引いちゃうヒキ損(ここだけはこの台の残念なところ。ボーナス放出確定とかにできなかったのかな)が5回もあったし、
ボーナスもREGに少し偏ってしまいました。
まあゲーセンだし、なによりもエキサイティングなゲーム性のおかげで
爆裂出玉にならなくても「クッソ~!」という悔しさはありません。ひたすら面白かった。
まさに名機中の名機。15年以上も前にこれほど面白い台をつくっていたのに、
いまの藤商事パチスロの体たらくはいったいどういうわけなのだろう・・と不思議になります。
このあと、これまた好きだった
5号機の「スカイラブ」をちょこっと擦って
↑続編は全部超絶クソ台だったけれど初代は名機。技術介入度鬼高のREGが楽しかった。
BIGとREGを1回ずつ引いたところで時間となりました。
パチスロの楽しさを堪能しつくして幸せな気分に。
また首都圏に用事の際は「ノスタルジア」さんに寄って
名機を打ちたおして記事にしようと思います!