自己満足のためだけの企画もこれで最後です。
これまで、個人的チョイス。音楽が素晴らしいパチスロ10選① と、
7機種を紹介してきました。いずれも、音楽だけでなく、
ゲーム性も優れていた台ばかりです。
最近のタイアップ機は、
「歌が流れるとテンションが上がるけど通常ゲームは死ぬほど退屈」
という台ばかりなんですが、ここにはやはり、
「モチーフありきで台を開発するからゲーム性を練ることがおろそかになる」
という構図があるんではないか、と私は思っています。
というわけで、たしかに陰陽座の「甲賀忍法帖」や「蛟龍の巫女」は
カッコいいけれども、タイアップ機の曲はここでは取り上げません。
アニメやゲームなどを使わなくてもこれだけ素晴らしいパチスロが
たくさんあったのに!というオッサンの懐古にお付き合いくださる方のみ、
お読みください。
第3位 シェイク2(大都技研)「I Love You Baby」「Reach Out!」他
まずは、番長シリーズ以外は大好きな大都技研の「シェイク2」。
2007年発表のノーマル5号機です。
4号機のシェイクはほとんど触らなかったのですが、
こちらはハマった。とにかく面白かった。
初期の5号機はみんなそうでしたが、
コインもちが優秀なかわりにボーナスは激重という仕様。
1000以上ハマりが連続なんてことはザラにありましたが、
それでも飽きずに打てました。
ビッグボーナスの曲は10種類。
ボーナス重複の大チャンス小役である「サボハニ」が成立すると、
チャンスステージへ移行するか否かを抽選します。
チャンスステージ(3種類から選ぶ)経由でビッグ当選の場合、
さらにキャラクター3人(ナディア、BOY、F.K.)を選びます。
ステージ3×キャラ3で9種類。チャンスステージへ移行せずに
ビッグ当選の場合の曲(「We Are The Monsters」)が1曲で計10曲。
ナディアの曲はユーロビート調、BOYはヒップホップ、F.K.はレゲエ調の
曲となります。まあ、大半が「We Are The Monsters」になっちゃうんですけど・・。
私はとにかくナディアの「I Love You Baby」が聴きたくて、
ステージは「SHAKE」ステージ(チャンス予告タイプ)を選んでいました。
こちら↓は「LIVE」(最終Gで告知タイプ)の確定演出。
まあ、とにかくパチスロのために用意されたとは
思えないほどのハイクオリティの楽曲揃いです。
私は私生活ではヒップホップもレゲエもユーロビートも
大嫌いですが、「I Love You Baby」と「Reach Out!」の
カッコよさには震えました。
ついでに言うと、サウンドトラック↓
SHAKE2 SOUND TRACK
に「CD´S ORIGINAL」として収録されている
「Through The Night」もめちゃくちゃカッコいいです。
予備知識なしで聴いたら、絶対に「これがパチスロの音楽?ウソだろ!」
と誰でも思うはず。
大都技研も5号機初期には「24(twenty four)」とか、血迷ってタイアップ機を
つくっていましたが、ほとんどオリジナルで勝負していますね。
「ジャッカスチーム」もかなり面白かったのに、ヒットしなかった。
ほんとうにおもしろい台はヒットしないのが常ではありますが、
大都技研には孤高の存在としてこのままがんばってもらいたいものです。
2位 サンダーVシリーズ(ユニバーサル系) すべての音楽&効果音
ここから2機種はもはや芸術品と呼ばなければ失礼、
と思っている奇跡のマシン。
まずは、サンダーVです。
初代サンダーVは1997年に登場。その当時は私はブラック企業で
働いていたため、あまり打てなかったのですが、その絵柄の美しさ、
サウンドのカッコよさに心を奪われました。
リプレイハズシが当時の私には難しく、通常時もスイカをこぼしまくり
だったりで、収支的には勝てなかった。
ブラック企業をやめて、「懐かしの名機」になったころから
かなり打ち込んだ記憶があります。
ユニマーケット にて、サウンドトラックが発売されており、
歴代シリーズのサウンドが収録されています。
個人的に一番好きなのは初代&リボルトの
赤7ビッグファンファーレ→小役ゲーム→JACゲームの一連の流れ。
いちおう動画を貼りましたが、いまでも
ホールで聴けるんですから、ぜひとも打ちに行ってください!
なぜかサンダーVリボルトの設置が伸びないようですが、
これほど芸術的なパチスロはほかにないですよ!
次に挙げる台以外には・・・。
1位 ナイツ(山佐) すべての曲&効果音
最後は、山佐より2001年に登場した、「ナイツ」です。
登場当初、サミーの「獣王」が人気になっていたころで、
プレイヤーは爆裂AT機に目を奪われ、この「ナイツ」は
あまり人気がなかった・・と記憶していますが、
設定6の出玉性能は爆裂AT機に勝るとも劣らなかった。
この機種に初搭載された「バウンドストップ」の気持ちよさ、
さらにその幻想的なサウンド、絵柄の美しさ・・。
パチスロ台というレベルをはるかに超越した完成度でした。
今度出る「ナイツ2」も、楽曲やサウンドはかなり継承している
らしいですが、リールが4つとかいう時点でもう打つ気が
しないですね。
動画はナイツの「チャレンジビッグ」(獲得枚数の少ない方)の音楽「月明りの夜に」。
「ハイパービッグ」の音楽もカッコいいんですが、哀愁を帯びた
チャレンジビッグの曲のほうが私は好きで、
ほんとうは「チャレンジで残念」のはずなのに、
獲得枚数などどうでもいいからチャレンジビッグの音楽が
ききたい、と思っていました。
効果音も、1リール確定プレミアムの「ぽわあん」ていう音とか、
ショートフリーズを伴う告知時のガコっ、パキーンていう音とか、
コイン投入からウェイト音からコイン払い出し音に至るまで、
とにかく完璧にカッコよかった台でした。
というわけで、いまは低迷しているメーカーも、
過去にはものすごい知恵と創造力で、
すごいマシンをたくさんつくってくれていたなあと、
尊敬の念を覚えるのです。
5月末から新台が目白押しですが、紹介してきた台のように、
プレイヤーを唸らせてくれるような台があるといいなあ・・。
めぞん一刻とコクッチーブラックにひそかに期待。