本ページのリンクには広告が含まれています パチンコ パチンコ・パチスロ雑談 勝つための考え方

パチンコ:技術介入を禁止するようなホールは淘汰されてほしい

パチンコとは、

「自分の持てる技術(もしくは勘)を総動員して玉を増やすことを目指す『遊技』」

である・・・ということに異論のある人は、このブログを見に来てくださっているような方々には少ないだろうと思います。

 

しかし、どうやらパチンコという遊技を提供する側のホール運営者の人たちには、パチンコというものを

「ただボケっとハンドル握って液晶で繰り広げられるマンガを眺めながら運試しをする『ギャンブル』」

と認識している人が多くいるようです。

今回は、いまだにたくさんある、パチンコにおける技術介入を禁止するホールについて思うことを書いてみます。

技術介入を否定することはパチンコのアイデンティティを崩壊させる

ここでいうパチンコの技術介入とは、具体的にはいわゆる「止め打ち」や「捻り打ち」といった類のものです。

たとえば体感機を使用して大当たりを狙い撃ちするとか、役物抽選機でタイミングを計ってドツいたりするとか、「ブラボーキングダム」で単発打ちしたりとか(保留を3つ以上点灯させた状態からハズレリーチがかからない限りモード移行しないので、連チャン中は単発打ちで連チャン率を大幅にアップできた)、そういったいわゆる「ゴト」や「攻略法」ではありません。

あくまでも合法的、機械が想定する範囲内での、少しでも玉を節約、もしくは増やそうとする打ち方。

 

ハンドルにはストップボタンがついているのだから止め打ちはもともと想定された打ち方のはずで、捻り打ちも同様のはずです。

これはゴトでも攻略法でもなんでもないことであるのは明らか。

 

その「止め打ち」「捻り打ち」などの技術介入を「変則打ちはお断りしています」といって禁止しているホールが、地域によって差はされどいまだにたくさん存在していますね。

 

いやいやいや・・・

どう考えてもおかしいでしょ。

そういうホールの経営者は、自分たちの商売について突き詰めて考えたことがない、としか思えません。

技術介入を否定するならもはや「遊技」ではない

まず、技術介入を否定するのならば、パチンコは「遊技」ではなくカジノゲームと同じ「ギャンブル」である、と言うのと同じことになりますね。

日本のパチスロと海外のカジノスロットを比較すればわかるでしょう。

日本のパチスロは機種によって多少の差はあれどほとんどが「自分で止めたいところを狙って止める」という技術介入要素がありますよね。

海外のスロットにはそれはまったくない。完全に運否天賦だけ。

 

ギャンブル性を薄めるため、賭博ではなく遊技であるために技術介入要素が搭載されているのだから(店員さんが目押してあげちゃいけない、というのもそれが理由でしょ?)、技術介入を否定することは「賭博」ではなく「遊技」であるというアイデンティティを放棄することと同じですね。

 

パチスロを例に出したけれども、パチスロで少しでもメダルの無駄を減らすために1枚掛け・変則押しでボーナスを揃えたりすることと、パチンコで止め打ち・捻り打ちをすることのあいだになにか差がありますかね。

パチンコで電チューが閉じているのにそのまま打ちっぱなしにしておけ、というのなら、パチスロの客にはボーナスは3枚掛けで、しかも目押しせずに揃うまで適当打ちしろ、と言わなきゃあおかしい。

 

北斗無双の右打ち中にジリジリと玉を増やすほど止め打ちが上手い人間がいたときに「やめてください」と言うのならば、ディスクアップで100%ビタ押しをキメるような人間がいたら「やめてください」と言わなきゃおかしいでしょ。

どちらも元から想定された打ち方であることは同じなんだから。

 

それに、さきほども言ったようにパチンコはそもそも自分の技術・もしくは勘やひらめき、戦略といったもので玉を増やすことを目指す「遊技」のはず。

止め打ちや捻り打ちを否定するのは玉を増やすための努力を否定するということであり、

「ただボケっとハンドル握ってテキトーに打ってりゃあいいんだよ。運がよければ勝つ。運が悪ければ負ける。ただそれだけなんだから、勝とうとか余計なこと考えるんじゃねえよ」

と言っているのと同じです。

 

ただボケっとハンドルを握ってすべてを運任せにしてプレイするのではカジノゲームと同じですよね。

海外のカジノでは勝つ確率を高める行為は基本的に禁止されていますから、「技術介入は禁止!」というのはすなわち世界に誇るべき日本の伝統の「遊技」であるパチンコをクソつまらない海外のカジノゲームと同じ「ギャンブル」に貶めることにほかならない。

「公平に遊技してもらうために技術介入を禁止」という矛盾だらけの理屈

この問題が語られるときにその理由としてよく言われるのが、「上手い人も初心者も公平に遊んでもらうため」という理屈。

上手い人が得をするのはヘタな人にとっては不公平、というわけです。

 

いやいやいや・・・おかしすぎるでしょ。

だったら、パチンコでもパチスロでも「設定」という機能があること自体がおかしいでしょ。

同じ台を同じ遊技料金で打っているのに、あっちの台は高設定でこっちの台は低設定・・・なんて不公平そのものじゃないか。

公平を期すのならばやはりカジノゲームのように完全に運否天賦というゲーム性にするしかない。

 

ディスクアップも目押し禁止にしなければならない。そうしなきゃあヘタな人との公平性が保てないでしょ。

ディスクアップみたいな、そういう意味で「不公平」そのもののパチスロ台を人気だからといってどんどん増台するようなホールが、パチンコでは「止め打ちするな」とか言っちゃうわけです。バカなの?

この「公平に」という理屈も、ぱちんこのアイデンティティを根底から否定するものだと思います。

思い出すとムカつくけど、なじみのホールで注意されたときのことを書いておく

私も全国いろんなところでパチンコを打ってきましたので、何度か注意されたことがあります。

いま巡回しているホールのうちのひとつでも1回注意されたことが。

 

電チューの返しが2個で、電チューの開放時間が長くインターバルも長い、つまり止め打ちが上手ければかなり得しちゃうパチンコ台を打っていたときのこと。

「上手ければ増える」とはいっても、それは釘がふつうの状態なら・・というのが前提であって、このホールのその台はいつもスルーや電チュー周辺がガチガチ。

適当打ちなら時短中に上皿が空になるくらい、パーフェクトに止め打ちしてもせいぜい現状維持・・という調整が常でした。

 

その台をいつもどおり打ち、いつもどおり止め打ちをしていました。

このホールでは店員さんの目の前でいつも堂々と止め打ちをしても一度もなにも言われたことはありませんでした。

しかしある日、たまたまスルーによく入って電チューにもガバガバ入りまくる状況が続いて、右打ち中に40~50個くらい増えたことがありました。

こんなことがたまたまあっても長い目で見ればトータルでは現状維持くらいになるんですが、けっこう増えたけどどうせ次に時短では減りまくるんだろ、と思った次の瞬間に店員さんが飛んできた。

 

「変則打ちはお断りしております」

 

ええ?・・・いままで目の前でやっててもなにも言わなかっただろ。

ホールコンピュータに異常が出ちゃったんでしょうね。

いつもどおりクソも増えないゴミ釘調整、それがたまたま運よく増えちゃっただけなのに。

「コンピューターで異常」→「確認して」→「止め打ちしてます」→「注意して」・・という、マニュアルに沿った対応なんでしょうが、そういう機械的な対応を何も考えずにしてしまうからぱちんこ業界は社会的な信頼が得られないのでは。

 

止め打ちがダメなの?じゃあなんでいままでは黙認してたの?北斗無双のシマなんかそこらじゅうで止め打ちしてるだろ。

・・とちょっとビックリしつつ、

ゴネたところで勝ち目はないのはわかっているけれどいちおう少し抵抗してみようと思い、

「え・・・ただストップボタンを使って玉を節約しただけなんだけど、これは『変則打ち』なの?止め打ちするのがいけないの?リーチ中や保留満タンのときに止め打ちするのはいけないの?」

などと訊いてみると、

 

「玉が増える打ち方はダメです」

 

・・・正気なのか。

「玉が増える打ち方はダメ」らしい

この理屈が矛盾をはらんでいる、というのはさきほども書いたとおり。

玉を増やすのを目標にして打ってるんだろ。

玉を増やそう、無駄玉を減らそうという努力を否定することは、パチンコは「遊技」ではなく運否天賦がすべての「賭博」だ、ということと同義であり、「何も考えずに黙って負けて帰りゃあいいんだよ」という思想をお店がもっていることの現れ。

 

客の感覚で矛盾していようが関係ない、そういうふうに店が決めてるんだから。嫌なら出入り禁止ね・・・

で済むと思っているんだろうし、実際にそうなんですけど、客のほうは「ああ、客はボケっとテキトーに打って黙って負けろ、という思想をもったホールなんだな」と心の底から失望し、そして「あの店はクソだ」といいふらすことになりますね。

実際私もこの出来事以降その台をいちども打ってないし、そのホール自体にもしばらく足が向かなかった。

私のような人間は来なくなって万々歳・・かもしれないけれども、気前よく負けてくれる客だった場合は大損害ですよ。

 

それと、「止め打ちは黙認。しかし(ホルコンに出てしまうくらいに)増えてはいけない」というのも徹底的におかしい。

じゃあ、北斗無双で10人が止め打ちをしていて、ある一人だけがめちゃめちゃ上手くて(もしくはたまたま運よく)増えた場合、ほかの9人は黙認してそのひとりだけに「変則打ちは禁止です」と注意するのか?

注意された本人は「みんなやってるのになんで俺だけ?」と思うにきまってる。

「増えてはだめです」と言うのなら、何十個以上増えたらダメ、って明記しとけ、っていう話でしょう。

 

玉がどれだけ増えたか、もしくは減ったかなどを意識しないで打っている人が大半なのに、たまたまちょっと増えたら注意されちゃうなんて、そんな店で楽しくパチンコが打てるか。

ゴトをやってるわけでもないのに、なんでそんなことにビクビクしなきゃならんの?

注意を向ける方向が間違っている

だいたい、ハンドル固定という違法行為はほったらかし、歩行喫煙や掛け持ち遊技や台パンなどは黙認しているようなホールに限って、こんなことばっかりに目を光らせている・・という印象です。

 

上記の行為は基本的に「ほかの客に迷惑になる行為」ですよね(私に言わせれば、ハンドルがユルユルになっちゃうハンドル固定は迷惑行為)。

こういう行為はほうっておきながら、止め打ちや捻り打ちという「店に対して迷惑となる行為」(その認識がそもそもおかしい)は必死こいて取り締まる。

こんなだからぱちんこ業界は斜陽なんじゃないの。

注意を向ける方向が間違っている。

そういうホールには行かない・・という選択をするしかない

と、いろいろ文句を垂れてみましたが、店がダメと言うのならダメなわけでこっちには勝ち目はない。

するとやるべきことは「そんなホールには行かない」ということだけになりますね。

何度も言うようにこういうホールは「黙って負けて帰れ」と思っているわけですから、そんなホールにせっせとカネを寄付することはない。

 

とはいうものの、止め打ちが上手い客→来てほしくない客、というホールの思考は理解できなくもない(私も含めカネが目的でぱちんこを打っている人間は、自分が店にとって招かれざる客であるという認識をもって行動しなくてはならない)。

ただ、ホールの側は止め打ちで玉を増やされたくないのならば

 

・そもそも止め打ちで増えるような台は置かない

・止め打ちで増えないような釘調整にする

・あまりにも大量に増やされたら打ち止めにする。もしくは最初から定量制にする

 

などの対応にしたほうが、「変則打ちは禁止です。それがルールです」という硬直した対応よりは、客が受ける印象は悪くなくなるのではないでしょうか。

 

もしくは「増えちゃうとコンピュータに出ちゃうんで、増えないようにやってもらっていいすか?」と言ってくれてたら、私も「そうですか。わかりました」と納得したかもしれないのに、「変則打ちは禁止です!」と(いままでもやっていたことを)なんの説明もなしにいきなり注意し始めるから印象が悪くなってしまった。

 

 

技術介入の存在はぱちんこがぱちんこであるための核心的な要素であるのだから、止め打ち・捻り打ちを禁止するようなホールにはとにかく減ってほしい。

そのために、パチンカーの皆様はそういった情報を積極的に共有し、「そんなホールには行かない」という選択をしていただきたいと思います。

それが斜陽になっているぱちんこ業界を復活させるために必要なことではないでしょうか。

 

関連記事→パチンコの技術介入を否定するホールは淘汰されてほしい! その②

パチンコ:「保3止め」を徹底しよう

パチンコ:大当たりラウンド間の止め打ちを実践しよう

勝てない海物語パチンカーに推奨する、カンタン「負けを減らす」打ち方。

-パチンコ, パチンコ・パチスロ雑談, 勝つための考え方
-, , , , , ,