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スマスロ「キン肉マン 7人の悪魔超人編」で初めて上位ATに入ったが・・・

米国出身で日本でも絶大な人気を博したプロレスラー、テリー・ファンクさんがお亡くなりになったとのこと。

昭和50年代、小学生の私は亡父の影響でプロレスが好きになり、彼と彼の兄のドリー・ファンク・ジュニアのコンビ「ザ・ファンクス」とアブドーラ・ザ・ブッチャーやザ・シークらのヒールたちがドロドロの流血戦を繰り広げるのを見て熱狂していました。

大人になってからそれも筋書きのあるショーだったことを知りましたが、子どもの時はすべて完全にガチだと思っていました。亡父は私に「リングではあんなことやってるけどあれは仕事だからな。試合が終われば仲良く風呂入ったり酒飲んだりしてるんだぞ」と子どもの夢をぶち壊すようなことを言っていましたが私は「嘘だ!」と反論。私にもそんな純粋だった時期があったんだなあ、どうして今はこんなに汚れてしまったんだろう・・と懐かしく思い出します。

当時はプロレスが大人気だったから、我々子どもの遊びとして「プロレスごっこ」は非常にポピュラーなものでした。我が家でも兄弟と亡父で足四の字固めやコブラツイストや卍固めなんかを掛け合ったりしていました。しかしほとんどはうまくできなくて、そこで大人なら「プロレス技のほとんどは相手の協力なしでは成立しない。よってプロレスはガチではない」と気づくんでしょうが、純粋な子どもだった私は「こんな難しい技を簡単にやれるなんてやっぱりプロレスラーはすげえ」と思ってますますプロレスラーを尊敬した。まあガチでなかろうともプロレスラーは本当にスゴイしプロレスは面白いし今でも好きですけどね。ガチです!と言いつつちっともガチじゃない奴がいっぱいいる大相撲なんかよりも圧倒的に魅力がある。

「ごっこ」遊びで掛け合った技といえば、ザ・ファンクスの決め技だった「スピニング・トーホールド」。これも今となっては「いやたしかにキマれば痛いけど、回転する必要ある?」とか思っちゃいますが、ヒールに血だるまにされてからの反撃であの技に移行してド派手に回転されると、見てるほうはテンションが上がりまくり、アドレナリンがドパドパ。涙が出てきちゃう。故ジョー樋口レフェリーの「失神したフリ」「ヒールの反則に気づかないフリ」の名人芸も(当時はそれもやっぱりガチだと思っていたけど)スゴかったし、プロレスがあれだけ大人気だったのも当然、という気がします。

「スピニング・トーホールド」といえば忘れてはいけないのが、ザ・ファンクスの入場テーマに使われた、日本のロックバンドCREATIONによる、技と同じ名前の曲。これはもうプロレスラーのテーマ曲の最高傑作のひとつでしょう。プロレスうんぬんを抜きにしてもあまりにカッコよすぎるギターインスト。

血だるまになりながらも猛然とヒールたちに立ち向かっていったザ・ファンクスのファイトは子ども時代の私にはあまりに強烈でカッコよすぎてシビレた。心よりお悔やみ申し上げます。

ぱちんこに関係ない話は評判悪いのでプロレスの話はこのへんにしておきますが、テリー・ファンクさんはあながちぱちんこと無関係とはいえない。

漫画「キン肉マン」の「テリーマン」のモデル

テリー・ファンクさんは、名作漫画「キン肉マン」に登場する正義超人「テリーマン」のモデルとなった人としても著名ですね。若いパチンカー・スロッターにとってはそっちのほうが通りがいいんでしょう。

 

そのテリーマンも当然登場する、「キン肉マン」をモチーフとした山佐ネクストのスマスロ「キン肉マン 7人の悪魔超人編」。

すさまじい出玉性能のおかげでなにかと話題になっていますね。どうやらかなり天井ハイエナ向けの仕様のようで、私もすでに何度か打っています。上位ATに入れられれば爆裂必至、それができなければ爆死必至・・という極端すぎるシステムで、天井だけ狙ってても収支は相当に荒れる台のようですね。

 

通常時は5号機「北斗転生」の「あべし」のような、毎ゲーム増える「超人パワー」が規定数まで到達すればAT突入。通常のATは「モンキーターン」のようなシナリオ管理で、セットごとに決められる特定のレア役をひければ継続確定(このへんは「天下布武」みたい)、悪魔超人に7勝すると悪魔将軍とのバトルとなり(初回は勝率90%らしい。負けたら死にたくなりますねえ)、勝利すれば1セット100枚以上の差枚数管理型AT「悪魔大行進」へ、「悪魔大行進」が終わったら悪魔将軍とのバトル高確率状態の引き戻しゾーン「魔界の荒野」へ、そこで悪魔将軍バトルが引けて勝てばまた「悪魔大行進」へ・・ということになります。悪魔将軍をぶっ倒して悪魔超人が大行進、っていうのはちょっと意味不明だけどまあそこはどうでもいいのか。

 

で、先日初めて7戦突破して上位ATに。そのときは

正義超人チャレンジでパワー大量(400くらい)獲得→AT当選(1勝)

→持ち越したパワーでAT当選(3勝)

→持ち越したパワーで150万パワー突破→ボタン押したらモンゴルマン

→モンゴルマンならなにかありそう?連チャンで当たれば(120Gくらい以内?)勝利数を持ち越すらしいからとりあえず続行、ハマったらやめよう

→正義超人チャレンジが連チャンしてくれて90G、400万パワーくらいでAT当選→3戦目くらいにバッファローマン登場→運よくメシア小役が引けて勝利・・・

という流れでした。エピソードATが終わった時点ですでに2,000枚超えてて、そこから上位ATが始まるんだからその出玉的な破壊力は絶大。

で、悪魔将軍に勝利

→悪魔大行進7セット継続

→引き戻し悪魔将軍バトル→負け

→引き戻し悪魔将軍バトル→勝ち

→悪魔大行進3セット継続

→魔界の荒野で引き戻せず・・

で終了。

 

いやスゴイ出玉スピード。これが許されるんなら何でもOKな気がしますねえ。今回は4,528枚獲得まで行けましたが、魔界の荒野経由の悪魔将軍バトルは勝率30%という話なので、上位ATに入ってもせいぜいこれくらいの出玉で終わることが多いのかな。万枚とか行くためにはここからさらに強力なヒキが必要だとしても、「万枚も現実的」と思わせてくれますね。

このスピードであればメダルがジャラジャラ出ないスマスロであっても「出玉感」はそれなりに感じられるし、大量獲得で気持ちよかったのはたしか。しかし、「ギャンブルマシン」として魅力的であるとは感じても、パチスロとして魅力的と感じるかというと、まったく「否」と言うしかないかなあ~。昨今のパチスロがなぜつまらないのかを体現したような台、という印象です。

リール出目や出目と演出の絡みでエキサイトさせてほしいのだが・・・

まず通常時もAT中も共通して気になるのは、レア役を引いてからその後の液晶演出の展開に期待する・・っていうだけのゲーム性。

まあそれはここ十数年くらいの台はそんなのばっかりでこの台に限ったことではありませんが、それではつまらないんだよなあ。

いや、ギャンブルマシンとして出玉性能が高かったりすれば、それはそれで収支的には重宝するし、爆裂出玉で脳汁を出したい人には人気になるでしょう。しかしそれ「だけ」では高設定が見込めなくなったり古くなって稼働が減ってハイエナもできなくなれば誰も見向きもしなくなるのは必定。

するとやっぱり、大人が繰り返し打ちたくなるような奥深さとかがほしいわけです。そこを考えるとこの「スマスロキン肉マン」、圧倒的にそれが不足している気が。もっとリール出目やリール出目と液晶演出の絡みで楽しませてほしい。

通常時もAT中もひたすらレア役やチャンスゾーンを待つだけで、「出目で入りを察知してビックリ」というのは皆無。これ言うと「スマスロ北斗も出目で入りを察知なんてないじゃないか」って言う人もいるんですけど、たしかにレア役を引いてなければほぼ当たらないっていうところは残念としても、北斗の場合は成立役とフラッシュの矛盾でさりげな~く告知したりとかがちゃんとあって、そのへんはきちんと「パチスロ」だと感じさせるつくりになっている。

北斗はAT中バトルパートとかはレア小役時はほぼ無演出ですもんね。ここでシレっと第一停止中段ベルを否定したりしてオシッコがもれそうになりながら第三まで停止すると中段チェ、液晶ではラオウ攻撃のはずだったのが逆転でケンシロウの攻撃になってたり。

第二停止までは期待薄だったんだけど第三停止でスゴイ出目に昇格して仰天!みたいな出目演出の奥深さがほしいんだなあ。レバーオン時に液晶でウルサイ予告が起こらないとほとんどなにも期待できないんだもん。演出なしで第2停止まででベルorレア役の出目、とかいう流れがあったりすれば、第3停止で「お願いします!」とアツく第3停止できるのにねえ。

沖ドキも出目じたいは別に奥深いわけじゃないけど、AT中予告音→チェリーが停止したのにストップ音変化ナシ、とか、予告音ナシ→第一停止でストップ音変化、とかでビックリさせられることがあって、いつなにが起こるかわからないからアツくレバーオン・リールストップできる。液晶演出とウルサい音で煽らなくてもエキサイティングなAT機はできるのになあ。沖ドキのような台は「パチスロ打ってる」感をきちんと感じられるんですけど、キン肉マンはじめ昨今の台のほとんどにはそういうことはない。

まあ、この台に出目がどうとかゲーム性がどうとかいうのはナンセンスかも。ミリオンゴッドは出目が退屈だから~とか言うのと同じようなものか? いやいやいや、ゴッドは演出が基本的にシンプルでウルサく煽るようなこともなく、大人がのめり込むことができる完成度を誇っていたから出目はあれでもよかったんだよなあ。

 

と、長々と文句を書きましたが、パチスロではなくただのギャンブルマシン、店にとっては貯金箱、と考えれば「キン肉マン」も悪くない台なのかも。パチスロと考えるなら(これ言うと怒る人がいるらしいけど)まさに「クソ台」そのものでしょう。こんなもんばっかりだからパチスロは斜陽になった。個人的には山佐はナイツやニューパルみたいな台をもっと一生懸命つくれ・・と思いますけど、それでは売れないんだろうから仕方がないんでしょうね。

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