どうでもいい話。
いや、ほんとうはどうでもよくないんですけど、
衆議院議員総選挙の投票に大雨のなか行ってきました。
投票所は地域のコミュニティセンター、
そこで投票する人は千人とか二千人とかいうレベルなので、
いつもながらものすごく空いていました。
自民党が勝利。本気ですか?
この記事を作成時点での予測では、自公で2/3に届くかもしれないと。
あ~あ・・・って感じですね。
どうして日本人は、いままでにあったことをあっという間に忘れるんでしょうか。
自民党や安倍首相がどれだけテキトーなことをやってきたか、
ちょっと話題から遠ざかるとすぐに忘れる。
これで、加計問題も森友問題もウヤムヤで終わるでしょう。
あれだけいい加減なことをやった稲田前防衛大臣も当選確実だって。
安倍首相や麻生や二階や萩生田はきっと
「国民は単純でバカだから楽ちん。これだから政治家はやめられねえぜ・・・。
ちょっと不祥事をマスコミが騒ぎ立てても、ちょっと待てばすぐに忘れ去られるんだから、
ガマンしてりゃあそれで終わるんだよ。なにも結果が出ていなくても国民を言いくるめることなんざ
カンタン。カッコいいキャッチフレーズひとつで乗り切れるんだよ。」
とニヤケていることでしょう。
これら自民党の患部、いや幹部たちのカオをみていると、
権力の座にながくいることによって増してきたんであろう傲慢さ、思い上がり、
他人を見下す姿勢が醜くあふれ出しているのを感じます。
今回の勝利で、ますます国民をナメてテキトーなことをやりだすのは目に見えている。
これで消費税は上げられ、貧乏人が苦しくなり金持ちは優遇され、
政治家は身を切ることをせずに税金を無駄遣いし、ますます肥え太る。
「政権選択選挙」と言うが・・・
だいたい、「比例」ってなんなんでしょうか。
「政党の名前を書いてください」と投票用紙を渡されますが、
ある党の政策すべてに賛成、という人など、普通はいないでしょう。
これは政治家個人もほんとうはそうなはずで、
自民党の政策すべてに心の底では賛成していないけれど、
自民党にいれば受かる可能性が高いから・・
ということで自民党にいる人もおそらくはたくさんいるでしょう。いなきゃあおかしい。
そういう政治家は、言いたいことを言わずに保身のために黙っていて、
党の方針に唯々諾々と従っているわけでしょう。気持ち悪いですね。不誠実極まりない。
そんな政治家ならパアでもできる。
この党のこの政策には賛成だけれどあの政策には反対・・
という人はどうすればいいのか(「支持政党なし」という政党が同じようなことを言っていましたが、彼らの主張は究極の大衆迎合で、受け入れられない)。
政党の政策には賛成だけれど自分の選挙区のその政党の候補者は信用できない、
という場合だってある。
ものすごくパアな候補者が小選挙区で落選しても比例で復活当選とか、
どう考えてもデメリットのほうが大きい制度だと思うんですけどね。
いずれにしろ、些細なことでコロコロ変わってしまう
国民の心情を読み切り、タイミングよく解散をした安倍の作戦勝ち、というところでしょう。
週刊新潮は、解散が決まってから豊田真由子の暴言を公開すればよかったのに。
最高裁判所裁判官国民審査
あと、衆議院の選挙にはセットでもれなくついてくる
「最高裁判所裁判官国民審査」。
最高裁判所の裁判官の名前が並んでいる紙を渡され、
やめさせたい裁判官の名前の上に「×」をつけるアレです。
これに対してまじめに考えている国民はどれだけいるんでしょうか。
ていうか、まじめにやったところで1ミリも司法の在り方は変わらないのは
明らかなので、司法に問題がある、と思っていてもまじめに考える人は
そんなにいないのでは。審査のやり方をいい加減にもうちょっと考えたらどうか。
新聞には「最高裁判所裁判官国民審査広報」というのが入っていましたが、
わかりにくいことこの上ない。
もっとわかりやすく、
「憲法9条についてどう考えるか」
「自衛隊についてどう考えるか」
「一票の格差についてどう考えるか」
「死刑制度についてどう考えるか」
「取り調べの可視化についてどう考えるか」
などの問題について、短いコメントを各自が書いているとか、
そういう公報にしなければ国民は見ない。
と思っていたら、報道各社が行ったアンケート、というのがあったんですね。
知りませんでした。→国民審査を受ける最高裁裁判官7人のアンケート回答全文
これをみると・・・この人たちはなんなんですかね。
紋切型の無難な答えばっかり。さらに、死刑などデリケートな問題には
「・・・なので差し控えたい」とかばっかり。
あなたがどう思っているか、個人的な思いを訊いているのに、「差し控える」、
ばっかりでは国民はなにも判断できないでしょう。
これではなにもわからないので、と白紙で出してしまうと、
全員を信任したことになってしまいます。
これが審査の制度上の大きな欠陥であって、
この方式はなんとかするべきでは。
私は毎回毎回、すべてに×をつけて出しています。
自公政権の暴走が恐ろしい
自民党の二階幹事長は「政権に信任をいただいたと判断」しているらしいです。
この誤解は恐ろしい。
ただ単に、「ほかに選択肢がなかったからとりあえず自民党」
という人が多かったというだけなのに、
こういうとらえ方を表明するところにすでに驕りがあらわれている。
今後、数にまかせて自公政権がどんな暴走をみせるのか、
いまから身震いするほど恐ろしいですが、
多数決が民主主義だからしょうがないのか。
トランプみたいなのが大統領になっちゃった
アメリカ大統領選をみたときのような絶望感に襲われました。
国民は自分で選んだんだから、文句を言わずにムダな消費税をどしどし払い、
お金持ちや大企業優遇に協力しなければならなくなりました。残念です。