設定がないパチスロとして話題になっている山佐の新機種「ハイパーリノ」が、
私の地域のホールにも導入されました!
といっても、ふだんはあまり行かないホールで、気軽に打ちに行けないんですけど、
なんと3台(わが地域では新台が3台っていうのはけっこう破格の扱い。)導入
(きくところによると1台で月に4万円というリース方式で、1台とか2台では導入できないらしいです)。
導入3日目、どうせ誰も打ってないんだろ・・・と思って行ってみると、
金曜の夕方だったこともあるのか、3台とも稼働中。
凱旋のハマリ台を見つけたのでそっちを打ち、安定の天井単発を喰らったところで
ハイパーリノに空き台が。で、1500ゲームほど打ってきました!
その次の日にも1000ゲームほど打って、まだ2回だけの実戦ですが、
現時点で思ったことを書いてみます。
超絶おもしろい
初打ちの日にとった実戦データを貼っておきます。
ほぼ確率通りに引けてちょい勝ち。
ボーナスはやはりトマトとの重複が主でした。
隣の台が470ゲームくらいのハマリを喰らっていましたが、
まあそんなハマリは多くないですね。
基本的にはポンポン当たるイメージ。出玉が伴うかどうかは別ですけど。
ボーナス合算確率は約1/99とされていますから、
たまには700とか800のハマリとかバケに偏ったりとか、キツイ展開もあるでしょうが
今回のホールのデータ表示器を見た限りは、3000~5000Gの稼働で
差枚数プラスマイナス2000枚をはみ出る台はなかった
(3台の3日間の稼働しかみてないのでサンプルが少なすぎるけれど)
ので、比較的安定した出玉推移の台のようにみえます。
しかし、出玉性能はともかく・・・
めちゃめちゃ面白かった。
パチスロのプリミティヴな魅力を思い出させてくれる、まさに「ザ・パチスロ」。
今年の個人的パチスロ・オブ・ザ・イヤーはすでにこれで決まったかな、という感じ。
1段階設定については賛否があるようだが・・・
設定で出玉率をコントロールするという概念がない、ということで、
従来の常識をぶち破る試みですね。
これについては賛否があるでしょうが、個人的には全然アリです。
ホールにある台が全部1段階設定になったらさすがに厳しいですけどね。
1段階設定と聞いたときは、
ホールが儲からない台は売れないだろうし、基本的には客が負ける出玉性能のはず・・
しかし、長い目で見て絶対に客が負けるというだけの台では客がつかないので、
技術介入によって機械割100%をちょっと超えるくらいになる・・・
という仕様なんだろうな、と思ったのですが、
ネット上に流れている情報では「フル攻略」で機械割101%、と言われていますね。
一撃の出玉性能にしか興味のないプレイヤーは、「誰がそんなの打つんだよ」
と思うでしょうが、パチスロを「楽しむ」という側面で考えるなら、
これは実はものすごくいい考えなのかもしれない。
リール出目と真剣に向き合うことになる
「フル攻略」するためには、
・通常時の取りこぼしのある役(リンゴ)をもれなく獲得
・ボーナスを成立ゲーム(小役重複の場合は次ゲーム)で必ず揃える
・ボーナス中の技術介入(1回だけ14枚役をゲットする)
細かいことは次の記事で詳解するつもりですが、
この「ハイパーリノ」ではこの3点が重要になります。
(ちなみに、通常時に変則押ししている人が多いようですけど、この台で変則押しすると「フル攻略」はできないと思うので順押しorハサミ押しがおすすめです。次の記事で書いていきます)
これを完璧にやっていれば、機械割101%(らしい)ということで、
等価交換、もしくは貯玉再プレイだけでプレイしていれば理論上は負けないことになります。
で、この台の場合、真面目に打てばこれが十分可能なのです。
きちんと打てば、設定は関係なく勝てる(「そんなに負けない」、と言ったほうが正しいか)、
しかも難易度は高くない、となれば、
やっぱりリンゴを取りこぼさないように真面目にリールをみつめて打つわけです。
ほかの台みたいにレア役がリプレイとか1枚とかだと、
これほど一生懸命リールと向き合う気持ちにならないのです。
↑実戦上リンゴorトマト!トマトでお願いします!と第3停止する瞬間がたまりません。(追記:ここから確定リプレイもあります)
自分次第で結果が変わる。
「サザンアイズ~聖魔覚醒~」の設定Cを打つときのように、すべては自分の実力次第。
まあ、「ハイパーリノ」の場合、完璧に打っても101%(とされている)なので
頑張る気になるかどうかは微妙なところですが・・・
もうすこし技術介入度を高くして、フル攻略で104%くらいだったらよかったかな?
ともかく、設定は考えなくていい、ということになったことで、
余計なことを考えずに、パーフェクトに打つことだけに集中して打つことになるわけです。
ほかの台が出てるなあ、この台は失敗だったかな、とか考える必要はない。
その結果、「この出目はリンゴorトマトで激アツ!!」とか、
「左リールがここで止まったらひょっとして1確?」とか、
とにかくリール出目に関心が集中するのです。
リンゴを揃えるときは慎重にリールをみつめるし、
トマト後はボーナスを一発で揃えようと思って集中するわけです。
この感覚は、前身である「リノ」や、
同じように告知付きのノーマル機である「ニューパルサーデラックス」
などを打っているときには感じないものでした。
「リノ」も「リール出目でアツくなる」点では同じでしたが、
なにしろトマトチャンスの1枚役やリンゴが全然来ないのでどうしても通常時は厳しかった。
リンゴがもっと高確率なら一生懸命目押しするでしょうが、
あれではどうしても変則適当押しになってしまう。
そのかわりトマト後はめちゃめちゃアツく楽しかったんですけど。
「ニューパルサーデラックス」の場合、
出目演出は楽しいものの、小役の取りこぼしがないので、やはり適当押しになる。
それに比べると、絶対にリンゴを取りこぼせない「ハイパーリノ」は、
1ゲーム1ゲームの密度が圧倒的に濃いなあ、という印象を受けました。
勝つためには完璧に打つこと。
そのためにはリールと真剣に向き合うこと・・・ということで、
これはパチスロの楽しみの本来の姿だと思うのです。
なにしろどこで打とうがいつ打とうがそこまでのスランプがどうであろうが
他の台がどんな挙動であろうが一切関係ないし考えなくていいわけですからね。
このへんが1段階設定のいいところではないかと思います。
コイン持ちを悪くしてボーナス確率を上げたことにより・・・
コイン持ちはかなり悪いです。1000円で25ゲームくらい?
そのかわり、ボーナス確率は合算で1/99(といわれている)で、
間違ってビッグに偏って連チャンすればものすごい勢いでコインが増えます。
前身の「リノ」もいちおうリアルボーナス機でしたが、
ART機よりは速かったもののここまでのスピードはなかったし、
大連チャンすると途方もなく時間がかかることもある。
その点「ハイパーリノ」は、閉店15分前でも打てるし、ボーナスが終わって即やめもできる。
しかもさきほども言ったように、どの台でもきちんと打てば機械割101%なんですから、
仕事帰りでも仕事の前でも、安心してちょこっと打つということが可能で、
これはすごく魅力的なことじゃないかなと思うのです。
時間がかからないという点ではジャグラーも一緒でしょうが、
ジャグラーで機械割101%以上の台をみつけるのは容易なことではないわけです。
「ハイパーリノ」の場合、空き台さえあればそれは必ず101%の台。
迷わず悩まず心配せず、ちょい打ちができます。
これでゲーム性が完璧なら、絶対にヒットするはずですが・・・
実際に完璧でした。もう文句なしです。あまりにも楽しすぎて時間を忘れます。
次の記事で、この台の楽しさ、出目や演出などについて書いていきます!