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パチンコ依存症という病

パチ屋に行くと、だいたいいつも決まった顔ぶれが揃っています。

わが地域では、ほんものの専業パチプロと思われる人はほとんどいなくて、

主婦、仕事をリタイヤしたお年寄り、

親のスネをかじりつつヒマを持て余しているんであろう若者、

こういう顔ぶれが毎日毎日、テキトーな台を打って、ヒマとカネを無駄遣いしている。

オマエが言うな!と言われるでしょうが、私も含め、いわゆるプロは

カネのためと割り切って打っているのに対して、

こういう人たちは、ほかにやることがないとか、

純粋にパチンコ・パチスロが面白いと思っているとか、

いつか大勝ちして大儲けする、とか無謀な夢をみて打っていたりする。

休みの日とか、仕事帰りとか、そういった日に打ちに来ているのではなく、

あきらかにほかになにもやっていずに毎日来ていて、

しかも稼ぎに来ているわけではなく、ひたすら毎日毎日負けている(はず)人たち。

そういう人をみると、いわゆる「依存症」というやつなのかな、と思います。

今回は、パチンコ依存症について書いていきます。

どこからカネが湧いて出てくるのか

ジャグラーや牙狼のシマをみていると、いつも同じ人が、

同じようにテキトーに打って、おそらくトータルでは恐ろしい金額を負けている。

いつも思うんですけど、よくカネがもつもんだと・・。

やはり、サラ金を活用しているんでしょうか。

いや、仕事してない(としか思えない)ので、サラ金は無理とすれば、

年金をたくさんもらっているか、不動産とかの不労所得があるか、若者ならやはり親のスネか。

ひょっとしてほんとうはすごいお金持ちなのか?

お金持ちならなぜパチンコなんかやってるのか?

 

まあ、世の中にはいろんな人がいますから、

なんであれ私がどうこう言うのは余計なお世話。

パチンコ・パチスロは別に犯罪ではないので、

どれだけどっぷりつかって依存症になろうとも、

お金と時間が無限にあるのなら、まあ別にいいでしょう。

 

問題は、パチンコ・パチスロの勝ち方がわからず、お金もないのに

負け続け、それでもやめられず、生活にも影響がでてしまうような人たち。

依存症を疑われる症状

ぱちんこ依存問題相談機関・リカバリーサポートネットワーク

による、ぱちんこ依存問題を啓発するポスター、

パチ屋に行っていれば一度は見たことがあるでしょう。

トイレとかに貼られていますよね。

このポスターに、「パチンコは、適度に楽しむ遊びです。」とあり、

箇条書きで、パチンコ依存が疑われる症状が列記してあり、

「ひとつでもあてはまるなら、あなたの遊技はもう適度を超えてしまっているかもしれません」

と書いてあります。

 

・パチンコをするためにウソをついた

・使ってはいけないお金を、使ってしまった

・負けを取り返そうとして、途中で止められなくなった

・やり始めると、時間や金額がわからなくなってしまう

・パチンコをするために、お金を借りた

・パチンコが原因で、大切な人とケンカになった

だそうです。

私も、負けていたころには、これ、すべてあてはまっていましたね。

 

楽しんでやっている(ほんとうに楽しいと思ってやっている人なんているんですかね?)

人は別ですね。楽しんでやっている人は、上記のようなことにはならない。

良くないことだからやめたい、でもやめられない、

そういった人が「依存症」、ということのようです。

脳内物質が原因らしい

パチンコ依存の人の場合、パチンコをやっている最中は、

脳内でドーパミン(行動を活性化する、興奮する)や

ノルアドレナリン(集中力を高める)という脳内物質がドバドバ増え、

セロトニン(行動を抑制し、リラックスさせる)脳内物質が減ると言われていますね。

私は専門家ではないのでくわしくは解説できませんが、

つまり、依存症の人が目を血走らせて一万円札をサンドに突っ込み続けているときは、

ドーパミンによって過度に興奮し、

ノルアドレナリンのせいで途中でやめることもできなくなって、

セロトニンの減少により、冷静になることもできなくなっている・・

という理解でいいんだと思います。

 

さらに、大当たりした時などは、βーエンドルフィンという脳内麻薬がドバドバ出て、

それが不足すると、まさに麻薬が切れたようにイライラして、体がそれを欲しがるらしいですね。

つまり中毒になる。

私も依存症だったが

さきほど書いた、依存症が疑われる症状6つ、私も昔は全部当てはまっていて、

まさに依存症だったんだな~と思うのですが、

ここ15年ほどは、あてはまることがひとつもなくなりました。

なので、毎日パチ屋に入り浸ってはいますけど、

いまは依存症ではない・・と思っていますが、

まあ、普通の人がみれば「オマエも同じだろ。」ということになるんでしょうね。

 

どのようにして依存症状態から抜け出すことができたかは、

また次の記事で書きたいと思っていますが、

いまだに、「ああ、いまβーエンドルフィンがドパドパ出てる!」と思うときはあります。

 

・ジャグラーでGOGOランプがペカったとき。ハナハナの華がチカったとき。

・天井狙いをしていて、プラス収支になることが確定したとき。

・高設定が確定したとき、もしくは高設定台であるという確信に近いものを感じたとき。

・パチンコの確変やSTに突入、もしくは継続したとき。

 

誰でもそうでしょうが、上記のような瞬間に「よかった~!」と、

「ほっとする」わけです。この「ほっとする」ときに、

βーエンドルフィンという脳内麻薬が出るそうです。

そのβーエンドルフィンには習慣性があるので、切れるとイライラする。

だから、当たらずにハマっている最中はイライラしっぱなしになるんでしょう。

 

まあここでは生化学的な話はくわしくできないので、

そのあたりを知りたい方は本などで学んでいただくとして、

パチンコ依存は、上記のような脳内物質の作用によって引き起こされていると

いわれており、そういった意味で、性格の問題ではなく、「病気」であるとされています。

パチンコだけでなく、あらゆる依存症はそういった解釈がされるようです。

原因はストレス?

依存症になる原因は、一般的にはストレスや、

心理的な要因(日常の充実感がない、目標がない、憂鬱)、

親や友達がパチンコ好きで影響される・・

などがあると言われているようです。

このへんも、昔の私には心当たりがたくさんありました。

サラリーマンだったころはとにかく仕事のストレスが重たくて、

月に1回くらいしか完全な休みがないのにその日はパチ屋へ行き、

たまに、はやく仕事からあがれると(はやいと言っても夜9時くらい)

時間がちょっとしかないのに確変パチンコにカネを突っ込むのです。

そして負ける。そうするとその負けたこと自体がストレスとなる。

さらにそのストレスを解消するためにまたパチ屋へ行く。

この無限ループになるわけです。

 

私は、最初につとめていたブラック企業をやめてから、

やっと依存症状態から抜け出すことができたのですが、

なぜ抜け出せたか(というか、結果として抜け出した)

ということを、次回の記事で書いていきたいと思います。

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