5月3日、NHK「うたコン」はお休み。
今週は「歌謡チャリティコンサート」です。
この番組は観覧に料金が必要で、観覧募集もネットなどではしていないのですが、
一度観に行ってみたい番組です。料金はいくらなんですかね。
(5月4日追記:ちゃんとネットでも売っていたようです。チケットは
3000円~7000円。)
演歌・歌謡曲の人気歌手が
オーケストラの演奏をバックに歌うのがこの番組のスタイルですが、
毎度毎度オーケストラ演奏がやたらカッコいい。
今回の出演・曲目は以下のとおりでした。
福田こうへい・・・・・「南部蝉しぐれ」
水森かおり・・・・・・「鳥取砂丘」
香西かおり・・・・・・「流恋草」
木山裕策・・・・・・・「home」
家入レオ・・・・・・・「君がくれた夏」
クリス・ハート、山内恵介、木山裕策、福田こうへい・・「ザ・ビートルズ・メドレー」
由紀さおり・安田祥子・・「早春賦~この道~花」
EPO・・・・・・・・・「土曜の夜はパラダイス~う・ふ・ふ・ふ」
井上あずみ・・・・・・「君をのせて」
木村弓・・・・・・・・「いつも何度でも」
クリス・ハート、新妻聖子・・「ミュージカルメドレー」
水樹奈々・・・・・・・・・・「ETERNAL BLAZE」
長山洋子・・・・・・・・・・「じょんから女節」
山内恵介・・・・・・・・・・「星屑の町」
五木ひろし・・・・・・・・・「ふるさと」
演奏は東京フィルハーモニー管弦楽団、
指揮は藤野浩一。
演歌とオーケストラの相性はバツグン
毎回思うことなんですけど、やはりドラマティックな演歌には
オーケストラ演奏はものすごく合う。
「南部蝉しぐれ」「鳥取砂丘」は原曲のすばらしさも手伝って
かなりカッコいいアレンジになっていました。
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逆に、「home」や「君がくれた夏」などは、
あまりオーケストラが楽曲を盛り上げている感じが
なかった。原曲があまりたいしたことない曲、
というか起伏が乏しい曲だからそう感じるのかも。
木山裕策という人を私は知らなかったんですが、
平井堅に影響されまくっている歌唱スタイルが
私には生理的に受け付けられませんでした。
最近の男性歌手やいわゆるJポップの男性ヴォーカルは
どうしてこうナヨっとした感じの人が多いんでしょうか。
そのほうが売れるんでしょうね。
新妻聖子の歌唱が別次元の素晴らしさ
今回個人的に最もみどころと感じたのは
ミュージカル女優、新妻聖子の出演。
知り合いの主婦が
「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」
をみてきたそうで、いわく
「新妻聖子の歌が凄すぎて浮いていた」とのことで(敵役で出演)、
私もDVDを見てみようか、と思っていますが、
まあとにかく私が応援している歌手のひとりです。
今回はクリス・ハートと「ミュージカルメドレー」を
やっていました。
あまりにもなんでも完璧に歌いすぎて
とくに言うことないんですけど、
なにも考えずその美声に感動すれば良いんではないでしょうか。
歌は完璧でその上美人ときているので、
もっとブレイクしてもおかしくない、
ていうかしなきゃおかしい。
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長山洋子は「三味線立ち弾き演歌」路線を追求してほしい
長山洋子は「じょんから女節」で、いつもどおり三味線を
披露していましたが、この人にはこのスタイルを
徹底的に追求してほしい。
この曲がカッコいいのはもちろんですが、
長山洋子が歌っている傍で、
無表情の渋いオッサンが三味線を弾いているという絵図が
毎度毎度カッコいい。調べてみると、今回三味線を伴奏していたのは
澤田勝秋さんといって、津軽三味線の澤田流家元という大物。
オッサンとかいってすみません。
長山洋子とのツイン三味線ソロが終わったときや
曲が終わったときに、ちょっとニヤリとしたところがまた渋い。
全体的にはさすがのクオリティだった
年に2回の番組ですが、いつもどおりの高いクオリティだったと思います。
無理やり挿入した感が半端じゃなかった高橋みなみの意味不明のひとり語りは
まったくいらなかったけれども。歌以外のへんな企画みたいのが
なかったのもよかった。
今後もこのクオリティを維持してくれれば、
みんな喜んで受信料を払うんじゃないですか?
(私はちゃんと払っています!)。