ここ最近に出るパチスロ新機種は、
ほとんどの機種が1日打てばもう飽き飽きする、同じような台ばかりで、
打ってても「だからなんなんだ」としか思わないんですよね。
テキトーフリー打ちでやっとレア役→鼻毛の飛び出たオッサン登場→さんざん煽って敗北、
を延々と繰り返すクソ台をみると、
ほんとパチスロってつまらなくなったなあ・・と絶望的な気分になりますね。
そんなオヤジスロッターの私でも、たま~に、「開発者は天才」と感動する、
奇跡のような神台に出会うことがあります。5号機以降でいえば、
「(初代)新世紀エヴァンゲリオン」「鬼の城」「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」
とかがそうなんですけど、
最近はオリンピアの「パチスロ黄門ちゃま喝」がこれに加わりそうな感じなのです。
「いまさら黄門喝の話?」と怒られそうですけど、おつきあいください。
突然変異的におもしろい台を出すオリンピア
4号機時代には「ホットロッドクイーン」や「レースクイーン」、「大吉倶楽部」、
「南国育ち」「ゴールド&ゴールド」など、独創的で面白い台を連発していた
オリンピアですが、最近はデカい液晶と派手な音声を搭載してりゃあいいだろみたいな
マシンばかり出していて、正直言って新台を出されてもなにも期待してないし
触ろうとも思わないのです。
でも、5号機以降でも、突然変異を起こしたかのような名機をいきなり発表したりするので侮れない。
最近で言うと「パチスロラブ嬢」「めぞん一刻 桜の下で」とか。
で、「黄門ちゃま喝」の前後には「カウボーイビバップ」「麻雀物語3」
「デビルサバイバー2」などという台が発表されていますが、
まともに打てるのは「黄門ちゃま喝」だけ、というか、これだけが異彩をはなつ面白さを持っていた、
ということにだんだん気がついてきました。
私の地域のホールを見渡してみると、やはりというべきか、
これらの機種のなかでいまだに設置されているのは「黄門ちゃま喝」だけです。
通常時に飽きない
この台の特徴などを詳しく説明してると長くなるので、打ったことのない方は
公式サイトをチェックしていただくとして話をすすめます。
通常時は2種類のポイントを貯めてチャンスゾーンへの突入や直接AT当選を狙うゲーム性。
チャンスゾーン抽選の「御一行箱」310カウンターと、
AT抽選の「印籠箱」310カウンターに、ポイントが表示されます。
御一行箱が310ポイントに達すると、自力チャンスゾーン「御一行チャレンジ」突入抽選、
印籠箱が310ポイントに達すれば、AT抽選を行います。
毎ゲーム、成立役によってポイント加算をしていきます。
こういう「ポイント」とかいうの大嫌いなんですけど、この台は許せる。
ラブ嬢や戦国乙女深淵みたいに、いつになったら満タンになるのか気が遠くなるような
感じではなく、割とすぐ満タンになりそうな期待が持てて、
満タンにするまでの労力と満タンになったときの恩恵の大きさのバランスが絶妙。
そして、リプレイの連続やベルリプレイの連続など、レア役でなくともポイント大量ゲットも
あるので、毎ゲーム飽きずにレバーが叩けるところがよい。
リプレイが引けたら、次ゲームも「リプで!」と思って期待して打てるわけです。
このへんは「ミリオンゴッド凱旋」もそうですね。
さらに、スイカなどでの獲得ポイント数に微妙な設定差があるのもよい。
設定推測にはとても使えるレベルではないですけど。
で、両方の箱が同時に310を超えると、設定1でも50%でCZとATにダブル当選、
それに漏れても必ずCZには入る激アツのダブルルーレットとなるため、
どちらのポイントも同時に大量獲得できるチャンスとなる「喝ゾーン」がアツい。
ここで「喝ゾーンが来てくれれば・・」というところで
「喝」ランプが煽りを始めたりすると「お願いします!」となるわけです。
というように、ポイントシステムがよくできているので、
通常時に飽きることがありません。ポイント獲得は成立役と連動しているので、
きちんとリール出目でアツくなれるというところもすばらしい。
ハイライトはやっぱり印籠チャンス
しかしなんといっても一番アツくなれる瞬間は「印籠チャンス」。
ATはここから始まりゲーム数を抽選、AT中の上乗せもこれが中心となります。
上乗せ特化ゾーンの抽選比率の異なる6種類のモードから任意に選び、
レバーオンで上乗せ特化ゾーンがどれになるか抽選。
安定をとるか、大量獲得orハズレの勝負をするかを選べるわけです。
私は基本的に「裏・挑戦薬」。時間がないときは他のを選ぶ場合もありますけど。
30%で最強上乗せ「家康降臨」に当選します。内部的に99.12%の確率でループ抽選し、
100以内にループから漏れた場合は最低保証の100ゲームの上乗せ。
まあ、体感的にはほとんど100ゲームですね。
ほとんどいつも100ゲームで終わるだけに、風車ランプが点灯したらおしっこちびります。
確率的には600や700もありえそうですけど、私の最高は430くらい。
「Temptation Game」は名曲
で、ATがスタートすると、ジョグダイヤルでBGMが選べるんですけど、
お銀のキャラソン?「Temptation Game」がやたらカッコいい。
AT中の白七揃いから突入する印籠チャンス高確率ゾーン「かげろうお銀モード」でも
流れる曲なんですが、私は家康降臨が引けたら必ずこの曲をセレクト。
アグレッシブなベースが超クール。
私の調べた限りではサウンドトラックは売ってないようですが、
ぜひCDで出してもらいたい。歌ってるのは誰なんでしょうか。
(追記:2017年末にサウンドトラックが発売になっています。→迂闊!「黄門ちゃま」のサントラが出てるのを知らなかった!早速購入したので、その感想。)
かつての平和・オリンピア系のパチンコ・パチスロは曲がいいものが多かったですね。
パチンコで言うと「CR南国育ちin沖縄」とか「CRラブ嬢プラス」とか、
パチスロだと「空手バカ一代」とか。「戦国乙女」シリーズは狙いすぎな感じでダメでしたけど。
実戦データ。一撃の性能はたいしたことないがとにかく荒れる
ある日の実戦データ。基本的に天井狙い(600ゲームくらいから)ですが、
この日は黄門ちゃま喝を増台したホールのアツいとされている日だったので、
いい挙動だった台を狙ってみました。
AT機の実戦データ作ったの初めてでわかりやすくできませんでした。すみません。
高設定を狙って打ったものの、いきなりATルーレット3回連続スカをくらって
天井までまっしぐら。しかも前任者が押し順ミスしたのか、ペナルティで1010ゲームで天井発動。
もうこの時点でモチベーションは下がりまくり。
やる気のある時なら天井でも「裏・挑戦」を選ぶところですが、
「倍ちゃんっす」の恩恵を確実に欲しくなり「表・挑戦」を選択。
「怒髪天」に当選し110ゲーム。倍で220ゲームの上乗せからスタート。
そこから「裏・挑戦」が5回スカって、3回目の初当たりでやっと
「家康降臨」。やっぱり100ゲーム。しかしそこから家康降臨2回(ともに100ゲーム)、
100ゲームの直乗せなどをやって、最終的にはプラス670枚。
「裏・挑戦」は11回中3回当選(27.3%)で、ほぼ確率通り。
設定1でも40%でAT当選のATルーレットが5回すべてスカということで、
高設定はなさそうでしたが、設定推測はやはり容易ではないですね。
まあしかし、なかなか楽しく打てました。
通常時、AT中ともにアツい叩きどころが至る所に用意されているし、
敵キャラも含めてキャラクターが嫌味がなくカワイイので楽しい。
ステップアップ直乗せ!はじめて引きました。10ゲームから・・
30ゲーム!
もういっちょお願いします!
ピンボケすみません。
お銀の写真を一生懸命とるオッサンは異様だったでしょうね。
100ゲーム!数字的にはたいしたことないですがなかなかレアです!
「初代モード」を引くまで打つのをやめない
プレミアムが数多く用意されている「黄門ちゃま喝」。
どのプレミアムも一撃性能はたいしたことないのですが、
いろいろ種類が多いため確率は低くなかなか引けないものもあります。
「返り咲き」(AT消化ゲーム数すべて巻き戻し)と、
「初代モード」(印籠チャンスが1/3で「確変」2回ループとなり、
ループ中に「確変」が引ければさらに2回ループとなる)は
いまだに自分が引けないのはもちろん他人が引いてるのも見たことないです。
「初代モード」は印籠チャンスの1/256で発動するらしくて、
なかなか引けないのも当然なんですが、
演出的には弥七VS朱羅が大チャンス
(勝利は確定、3ゲーム目に勝利で初代モード。いつも1か2ゲームで勝っちゃう。)。
語りつくせない面白さ
ほかにも魅力満載な「黄門ちゃま喝」なんですけど、
長くなってきたのでこのへんにしておきます。
こういう文句なしに面白い台なら、負けを覚悟でおカネを浪費してもいいかな
という気になりますね。こんな凄い台をつくったメーカーが、
これより後は登場即産業廃棄物、としか言いようのない台を連発しまくる不思議。
さらに、こんな凄い台の設置がいまいち伸びなかった不思議。
どの世界でもそうですが、優れたものが必ず市場価値があるかというと
そんなことないんですよね。悲しいことだと思います。
いつか、「黄門ちゃま喝でついに初代モード突入!結果は・・」とか、
「家康降臨で4ケタ!さらに倍ちゃん登場で・・・」とかいう記事を
書くことを目指して、設置がある限り打とうと思います。