先日の我が家の近くのホールの新台入替。
めずらしく正午開店という時差オープンで、
オ、いつもとはちょっと違うの?
打つ気をそそられる台もあるし、
ひさしぶりに並んでみようか・・・
と入場の15分前くらいに並んだんですけどね、
いつどこの店で並んでも
パチンカーのマナーというのは
昭和の時代からたいしてかわらないなあ、と。
昔とかわらず「悪い」ということです。
灰皿もないのにバカバカ喫ってポイ捨て、飲んだコーヒー缶はおきっぱなし
すでに50~60人ほどが並んでいて、
ほどなく入場となりましたが、
前の人が並んでいたところを歩いていくと
そこらじゅうにタバコの吸い殻がポイ捨て、
飲んだコーヒーの缶は地面に置きっぱなし、
読んでいた雑誌も置きっぱなし。
まあ、いつもの光景です。日本全国どこでもぱちんこ店の朝の並びはこんなもんでしょう。
情けないかぎりです。
以前、朝の並びのときに不正をするような奴は決して勝てない、
勝つ実力がないから不正をしたくなるんだ、と記事にしたこともありましたが、
今回はルールの話ではなくマナーの問題です。
「割り込みはやめてください」とか
「物を置いての並び順確保はお断りします」とか、
張り紙などがされて明文化されているルールは守ろうとする人でも、
ポイ捨てしないとかジュースをちゃんと自分で捨てるとか、
明文化されてないことについては守ろうとしない人が非常に多い。
これはぱちんこ店に限ったことではないですけどね。
「やってはいけない」と明文化されてないんだから、法律違反じゃないんだから、
やったって非難されるいわれはない・・という、中学生なみの理屈がまかり通っちゃうから、
ぱちんこ店でのマナーの問題が話題から消えることはないのでしょう。
ついでにいえば、喫煙マナーの問題もそう。
明文化されないと守られないから、法で縛らなくてはならなくなる。
「法律違反じゃないのに、なにがいけないの?」
という観点でいえば、昨今のセクハラ問題などはその最たるものでしょう。
「セクハラ罪という罪はない」などというアホな発言をするおじいちゃんが
テレビに毎日そのふてくされたツラをさらしていますが、
前財務事務次官のテレビ局女性記者に対する発言などは、
ふつうの男が知らない女性にいきなり言って
女性がビックリして通報すれば迷惑防止条例違反で逮捕されても
おかしくない内容だったわけで、
それを考えても「セクハラ罪という罪はない」というのはバカ丸出しだし、
なによりも「法に触れてないんだから別にいいだろ」
というその思考回路が、パチ屋の並びでポイ捨てする人間と同レベル。
そんなのが大臣をやっていられる国ってなんなんだ・・
というのは置いといて、
ともかく、
ぱちんこ店はオトナが遊ぶ場所(のはす)なのですから、
もうちょっとなんとかならないものか、と思うのです。
ものすごく情けなくなってきます。
朝の並びの光景は、ぱちんこの社会的評価は永遠に低いままだろう、ということを象徴している
ぱちんこをやらない人には、
ぱちんこ店にたくさんの人が並ぶ光景をみて、
なんで並んでいるのか、
そこまでしてなにを狙っているのか、
そこまでするほど楽しいものなのか、
と理解不能な思いをする人もいるようです。
そういう一般の人は、
ぱちんこ店の並びでモノで場所取りする人や割り込みする人、
ポイ捨てする人や飲んだら飲みっぱなしの人がそこらじゅうに
ウジャウジャいるのを目の当たりにしたら、
きっとこう思うんでしょう。
「ぱちんこする人間なんてしょせんこんなもんだ。ぱちんこ店なんてクズがあつまる場所だ。ぱちんこなどオトナがやるべき遊びじゃない」と。
こういうことを言う人が目の前にいたら、
私なら「ぱちんこは日本が誇るべき、完成された遊技(だった)」
と反論するところですが、
現状では
「ぱちんこする人間なんてこんなもんだ」
「ぱちんこ店はクズが集まる場所だ」という部分については
反論することができない。
私自身、社会的にはクズですしね。少なくともポイ捨てはしないけど。
並びのときのマナーが悪い人をみたり、
店内で歩行喫煙したりしている人をみたりすると、
ぱちんこというものの社会的な評価が
いつまでたっても高くならないのは
そういうところに原因があるんではないか、と思えてくるのです。
ホールは、マナーが悪い客は客じゃない、と思ってドンドン排除するべき
私がよく行くホールではたびたび、
「店内での歩きタバコは危険なのでご遠慮ください」
というアナウンスがされるのですが、
それが流れているそばで歩行喫煙してる人が
たくさんいます。しかも常連。
並びでのマナーが悪い人間もそうですが、
こういう人間はなにを言ったところで無駄。
「そういう人間がウジャウジャいる場所」という
イメージを世間に持たれてしまうから、
ぱちんこのイメージはいつまでたっても良くならない。
ぱちんこ業界が今後も存続していくためには、
こういう悪いイメージを少しづつでも払拭していくことしかない、と思うのです。
学校の隣にぱちんこ店を出店しようとしてもだれも文句を言わない・・・
というくらいのクリーンさを目指すべきだ。
そのためにホールは、ポイ捨てさせないとか、
歩行喫煙させないとか、そういったことを徹底してやっていかなければならないのでは、
と思うのです。
これは、やるかやらないか、徹底するかしないか、というだけの話です。
しかしこれは、ホールがもっとマナー向上に取り組め、という話ではなく、
我々プレイヤーが自覚していくべきことなのかな、と思います。
私のように「ぱちんこで勝ちたい」と思っている人は、
このままぱちんこ業界が縮小を続けたら困るわけです。
それを考えるなら、
ぱちんこのイメージ向上のためにマナーを守り
ぱちんこ人口を増やすことに協力する、ということはつまり
我々プレイヤーの利益に直結することであり、
すると、「勝ちたいのならマナーを守れ」ということになる・・・のでは。
モラルの低い人とギャンブル依存症の人がヤニくさい淀んだ空気の中で
目を血走らせて一攫千金を目指す場所・・・というイメージ
(昭和時代に比べればイメージはだいぶ向上した・・・と思っているのはぱちんこ業界の人とぱちんこやってる人だけで、一般の人はまだまだそういうダーティなイメージでぱちんこをみているのが実態でしょう)
が払拭されれば、
ぱちんこ人気の復活もみえてくるのではないのかな・・・と思っています。