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「ニューパルサー」シリーズの人気がイマイチなことを憂う。その①~思い出編~

わが地域のパチンコホールの中では

最も出玉も客付きもよいA店。

ここ最近、4台ある山佐のパチスロ「ニューパルサーSP2」

の出玉状況が目に見えてよくなっていて、

私も積極的に狙っています。

 

先日の実戦では高設定確定演出が出て、

その実戦記事をつくろうと思っているのですが、

そのまえに「ニューパルサー」 の思い出などを

ちょっと書いてみようかなと。

空前の大ヒット機種・ニューパルサーがパチスロにハマるキッカケだった

私が山佐のパチスロをはじめて打ったのは、

たしか2号機の「ビッグパルサー」(1989年登場)でした。

 

当時はまだ学生、パチンコもパチスロも

「ちょこっと打ったことがある」っていうくらいのもので、

「リーチ目」とか言われても全然意味がわかんなかったころです。

なにより、自宅近くのパチ屋のパチスロコーナーは

「アラジン」が大人気で、コワモテのオッサンたちが

一攫千金を目指して目を血走らせている鉄火場、というイメージでとらえていたので、

恐ろしくてパチスロを打つ気にはあまりならなかったのです。

 

「ビッグパルサー」をはじめて打ったときは、たしかバイトの同僚の女の子とパチ屋に行ったんですよ。

女の子のほうはなんどか打ったことがあったようで、

「ほかの台は知らないけど、この台は可愛いから好き」

みたいなことを言ってたような。

この台のどこが「可愛い」のかというと、

ただ単にスイカに「目」がついてるだけなんですけどね、

当時はこういったキャラクターみたいな絵柄を搭載したパチスロは

ありませんでしたから。

 

リーチ目など全然知らない私に、女の子は

「7とスイカがこういう位置関係で並んだら入ってる」とか、

「オレンジが大V型でとまったら入ってる」とか

教えてくれました。

私は

「じゃあこれは?」

「この並び方は入ってる?」

とか訊きながら打ちました。

 

このようにしてリーチ目を教わったり、

自分で「さっきはこれで入ってたから、ひょっとしてこれもリーチ目?」と考えたり、

これはリーチ目なのかそうじゃないのかを友達と探求しあったりする作業は、

純粋に楽しかった。

当時の私はまだ、パチスロといえば

「ズレ目」とか(「バニーガール」など)

チェリーとか(「アラジン」)が

アツいんでしょ、っていうくらいの認識でしたから、

ビッグパルサーを打つことによってこういう楽しさをはじめて理解した、

と思います。

 

それからしばらくして、

「エキサイト1・2・3」「キャスター」でデジパチが好きになり、

1992年に「ブラボーキングダム」が出て、

この時点でパチンコにズブズブとハマることになるのですが、

パチスロに本格的にハマったのはもう少し後。

やはり1993年の「ニューパルサー」がキッカケだったのです。

いつのまにか、どのホールに行ってもニューパルだらけになっていた

「ニューパルサー」が登場した1993年。

私は学校を卒業し、就職したころ。

私は前述の「ブラボーキングダム」や、

「綱取物語」「春夏秋冬」「フィーバークイーン」「花鳥風月」「びっくりマン」

などのパチンコにすっかり狂っていて、

パチスロはほとんど打ってませんでした。

 

いちばん頻繁に行っていたホール

(「びっくりマン」のモーニングが死ぬほど連チャンするホールだったので通っていた)

は2階建てで、

パチスロコーナーは2階のはしっこの2シマだけ。

そこにはたしか「ドリームセブンJr」(3号機)、

「チェリーバー」(92年末頃に出た4号機第一弾パチスロ)

が並んでいたんです。

 

「ドリームセブンJr」はいわゆる「状態」に入ると爆連しちゃうバージョンで、

一発逆転を夢見てちょこちょこ触っていたものの

そんなんで勝てるはずもなく、

パチンコのほうが勝てるしおもしれえ・・・と思ってほとんどシカトしていたくらいで、

当然「チェリーバー」にも興味が湧かなかった。

さらにはパチンコのほうには「CR花満開」という名機中の名機も登場し、

ますますパチンコ大好きになり、

パチスロコーナーには気を配ってなかったのです。

 

そうこうしている間に私は仕事も

徐々に忙しくなってきて、

「びっくりマン」も「綱取物語」も

なかなか打ちに行けなくなったのですが、

ある日当時の先輩(競馬や競艇やパチンコが大好きな遊び人)が、

「おまえパチンコ好きなんだろ?ニューパルやったことある?」

と訊いてきたのです。

「いや、打ったことないっす」と答えると、

「超面白いからいっしょに打ちに行こうぜ」という。

 

「ニューパルサー」という名前はきいたことがあったものの、

前述のようにパチスロにはあまり興味がなかったので、

このときまでニューパルがどれだけの勢いで

設置を伸ばしていたか知りませんでした。

 

で、私も何度か行ったことのあるホールに連れて行ってもらうと、

以前よりパチスロコーナーが広がっていて、

しかも設置されているのはほとんどがニューパルサー。

右を向いても左を向いてもニューパルサー。

いつのまにこんなことになっていたのか。

パチンコにしか関心がむいてなかったので知らなかったのです。

 

先輩は、「リーチ目がよく落ちてるんだよ」と言いつつ、

さっそくリーチ目が停止している台を発見、

すぐにボーナスを引いていました。

いまでも覚えていますが、このときのリーチ目が

7・カエル・7が大V型に停止したかたちで、

私が最初に覚えたニューパルのリーチ目となりました。

 

その日からしばらくのあいだ、休日には

「バー・バー・7はリーチ目なのに7・7・バーはなんでダメなんすか?」とか、

「7・カエル・7はいいのにカエル・7・カエルはなんでダメなんすか?」とか

訊きながら先輩とニューパルを打ちに行く日々となりました。

なんで、と言われても困ったでしょうが、

当時の私はボーナスも目押しできないレベルでしたから。

 

さっきも同じことを言いましたが、これが楽しかったのです。

あらたなリーチ目を知る喜び。

最初は揃えられなかったBARやカエルが、だんだんとうまく揃えられるようになる喜び。

当時は当然インターネットも普及しておらず、

パチンコ・パチスロ雑誌はあったものの私はその存在を知りませんでしたから、

情報は先輩やホール店員さんからきく口コミと、自分の体験のみ。

いまみたいにネットで調べればたいがいのことは解決する時代ではなく、

パチスロで上達するには自分でカネを払って知識と経験を蓄積するしかなかったのです。

だから面白かったんでしょうね。

カエルの可愛さと、音楽のカッコよさにヤラれた

その先輩の影響を受け、ニューパルにだんだんハマっていったわけですが、

先輩と一緒に打つから、というだけではそんなに好きにはならないわけで、

そのリーチ目の奥深さはもちろん、

絵柄の魅力とサウンドの素晴らしさにも惹かれました。

 

さっき言及した「ビッグパルサー」のスイカに比べたら

圧倒的に可愛いカエル図柄。シャープなフォルムの7図柄。魔女のリプレイ図柄もオシャレ。

 

そして、それまでのパチスロ機とは段違いの美しい音色のサウンド。

感動的メロディをもったビッグボーナスBGM「10倍の勇気」は名曲。

 

かわいい図柄、カッコいいサウンド、奥深くてどれだけ打っても飽きない出目演出・・・

当時の多くのスロッターがそうだったように、

私もニューパルを大好きになりました。

 

そのニューパルが・・・

あの超人気だったニューパルが・・・

いまとなっては、ジャグラー・ハナハナの後塵を拝する、どころか

設置が1台もないホールもたくさんあるっていうくらいのものになってしまった。

いまとなっては時代遅れ、中途半端・・・なのか?

まあ、深く考えてみなくてもその理由はわかる気はしますね。

年配・初心者スロッターにとっては告知がこの上なくわかりやすいジャグラーやハナハナのほうがいいんだろうし、

若者は液晶がついてないと間が持たないとかRTがついてないとつまんないとか言うし、

ハナビやバーサスのようにちょっとした技術介入要素で「目押しが決まる快感」が特にあるわけでもない。

出玉性能もたいしたことないし設定推測要素が豊富なわけでもない。

つまりすべてが中途半端な存在、になっている。

 

なによりも、台を開発する側もプレイヤーも、パチスロ界全体が

「出目演出」を軽視するようになって久しいため、

出目で魅せるニューパルのような台は見向きもされなくなるのは

必然ともいえるのかも。

 

ともかく、ニューパルサーシリーズの人気が

どうもイマイチであることが、私は残念でならないのです。

かといって、ハナビやバーサスみたいにRTをつけたりとかされても

「こんなのニューパルじゃねえ」となってしまうわけで、

いろいろ難しいと思うんですけどね、

6号機時代になって山佐がどんな展開をみせてくれるのか・・・

に注目、期待したいと思っています。

近日中に、ニューパルサーSP2の実戦記事を書くつもりです。

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