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パチスロ「ラグナロクサーガ」を打ってきました

我が家の近くのホールの先日の新台入替。

パチスロ新機種が出ない10月、どんな台を入れるのか

注目していたら、入ったのは「ラグナロクサーガ」。

7月にメーシーから出たART機ですね。なんと3台も導入されました。

このホールでは導入後の最初の週末などに

新台が高設定くさい挙動をみせることがあり、

その実績通りになかなか初当たりが良好な台があったので、

ちょっと打ってみました。

「SEVEN RUSH」シリーズ第3弾

「ラグナロクサーガ」→公式サイトはこちら

は、「銀河英雄伝説」(2009年)「鬼の城」(2013年)

に続いての同社の「SEVEN RUSH」シリーズ第3弾。

上乗せゾーンで7が揃いまくるのが気持ちイイあのシリーズです。

「銀河英雄伝説」は残念ながら打つ機会がなかったのですが、

「鬼の城」は個人的に5号機ARTの最高峰のひとつと思う完成度激高の名機でした。

 

「ラグナロクサーガ」はその「鬼の城」と「ミリオンゴッド」シリーズの

ゲーム性をミックスしたような感じ。

「ラグナロク」とは北欧神話での「世界の終末の日」みたいな意味で、

「神々の黄昏」と訳される場合が多いようです。

ART中に登場する敵キャラも「スルト」(巨人)とか

「ヨルムンガンド」(大蛇)とかで、

北欧神話をモチーフにしてゲームが展開されていきます。

 

通常時の演出はほとんどGODです。

数字が3つ揃えばART当選。

 

図柄によって恩恵が異なり、

999が最強図柄(1/8192のプレミアムボーナス「グングニルボーナス」確定)。

777は全然エラクないです。

9図柄はなかなかエラクて、GODの7図柄やビンゴのF図柄のように

通常時の出現図柄に頻繁に混じっていればアツいようです。

 

GODと異なるのは、前兆ステージみたいなのがあるところですかね。

「風の冬」(激寒)「剣の冬」(アツい)「狼の冬」(高継続率ラッシュ確定)。

 

あとは「ダークサイドゾーン」という148枚を超える払い出しで終了のMBが

アクセントになっています。MB中はチャンス役確率がアップするため、

通常時でもART中でもアツい。

 

しかし・・・通常時はちょっと退屈さを感じました。

打ち込んでないからかもしれないけれど、

手抜き感がプンプンにただよっている感じ。

やはり最大の見せ場はSEVEN RUSHだが・・・

みごと図柄が揃うとARTに当選。

まずは上乗せ特化ゾーン「SEVEN RUSH」で初期ゲーム数を決定します。

保証回数(2or3or5or10回)+継続率(1%~90%)で7揃い回数を管理。

7揃い1回につき30Gor100Gを上乗せ。

継続に漏れるとリプレイが揃って終了です。

ここでバシバシ7が揃うのが「SEVEN RUSH」シリーズの醍醐味ですね。

 

様々な契機で移行する「闇モード」に滞在中のRUSHなら50%で100G!

(闇モード非滞在中はほぼ30Gで100Gに期待できないので、そこは残念。ここについては「鬼の城」のほうがアツく楽しめたかも。「鬼の城」は常に1/20、一度引いたら次からは1/2の抽選に漏れるまで100Gというシステムだったので、いつでも「ロングロックで!!」とベットランプをガン見することができましたから)

なので、「闇モード」中のRUSHが高継続だったりするととんでもないことになることもありそう。

ちなみに3回目の7揃いが来れば80%or90%継続である可能性が激高(設定6以外)

になるようなので、3回目が来た時点で震えていいことになります。

↑気持ちイイ!

 

設定6は設定1~5のような保証2回+継続1%という振り分けがなく、

最低でも保証2回+継続30%。しかし最高継続率が55%になっていて、

2回で終わることが若干少ないかわりに大連チャンもしにくい仕様になっています。

まあ、初当たり確率が異常に優遇されてるので。

詳しくは適当な解析サイトを参照してください。

↑今回は「SEVEN RUSH」の上位モードである「神話RUSH」にも突入!

高継続なうえに、約9ゲーム継続毎に上乗せゲーム数とは別にRUSHをストックします。

ここで鬼乗せ・・・といきたかったですが、

8回揃い(240G)とRUSH1個ストックで終了。

その上乗せストック分のRUSHで9回揃い270Gをのせ、

そこそこの出玉を獲得できました。

以下、実戦データです。

なかなかいい感じで当たっていましたが、

最後のARTが終わったところでハーデスの870回ハマり台を

発見しちゃったためヤメてしましました。

ほかの2台が軒並み700~1000ハマりの末に初当たりを引いていた中で、

今回の台は私が座る前から比較的初当たりが軽く、

ひょっとして悪くない設定だったのかもしれませんが、

設定推測は難しいでしょうね。

設定6は圧倒的に初当たりが軽いようなので

ひょっとしてわかりやすいのかも。

 

しかし・・・この台に設定6を使うホールは・・まあないんじゃないか。

なぜなら、SEVEN RUSH以外はあんまり面白くなく、

とても人気が出るとは思えないから。

ART中のバトルも見せ場になるはずだが・・

ART中は押し順正解で揃うチャンスリプレイ(闇モード中は押し順ナビが発生)や

チャンス役などで発展するバトル演出があります。勝利すればゲーム数上乗せ。

さらに、3つ集めればRUSH上乗せとなる「スフィアパーツ」を獲得できることもあります。

 

バトルのシステム自体はいいと思うんですけどね。

ベルorチャンス役で攻撃し、敵のライフが減る。

規定ゲーム数(だいたい8G)内に敵のライフをゼロにできれば勝利。

2リール停止まででベルorリプレイみたいな停止型になったりして、

このへんは「鬼の城」と同様に楽しめるんですが、

「鬼の城」と違うのは勝利時の恩恵があまりにも小さい(ほぼ20G上乗せ)ので

あまりアツくなれないというところ。

敵のライフを早々にゼロにして、さらにベルやチャンス役で追撃すれば

RUSH上乗せとかもあるみたいですが相当薄いところ。

 

このへんはバランスが難しいところでしょうね。

あまり恩恵が大きいとバトル発生率や勝利確率を下げなければならなくなるし。

しかし、「どうせ20G」と思うと、あんまりレバーに力がこもらないなあ・・・。

音楽もいまいち

ART中のBGMも、もっと北欧神話という世界観に相応しい感じに

仕上げてほしかったかな~という気がしました。

上乗せRUSH消化後はBGMが変わって

スピード感のある、速弾きギターがピロピロ鳴りまくる曲に変わります。

ちょうど「鬼の城」にもそういう曲がありました。

「鬼の城」はファンタジーの世界であっても

登場キャラクターが今風の若者だったので、

J-POP風のヴォーカル入りの曲やピロピロギターのメタルでも

似合っていましたけど、

「ラグナロクサーガ」にはちょっとあわなかったんじゃないかな、と感じました。

もっと徹底的にミソロジカルでヒロイックな、壮大なサウンドにすればよかったのに、

ちょっとインパクトが弱かった。

このへんにも、つくり込む時間(と、カネ?)がなかったんじゃないか、

というニオイが感じられます。

 

まったく蛇足で個人的な話をするなら、

この世界観の台なら北欧のヘヴィ・メタルバンドの曲とかを

使っても面白かったんじゃないかと。まああり得ないけど、個人的願望。

いまやフィンランドをはじめとする北欧のメタルのクオリティは世界トップクラス、

というのはその世界のなかでは共通認識であり、

この手の神話をモチーフとした曲をやっているバンドはたくさんいます。

いまや北欧といえばABBAやTHE CARDIGANSではなくヘヴィ・メタルです。

 

「ラグナロクサーガ」の世界観なら、AMON AMARTH(スウェーデン)とか。

PVのデキは微妙だけど曲は猛烈にカッコいい。

 

AMON AMARTHではアグレッシブすぎるようなら、フェロー諸島(デンマークの自治領)

出身のTYRとか。こちらもPV中の芝居のデキはいまひとつですけど。

 

いまのパチンコ・パチスロではそこで使われている楽曲のデキが

その台の評価を左右するケースはものすごく多いので、

そのあたりに「手抜き」を感じさせるようではだめだと思うんですよね

(ネット上の情報ではプレミアム的に「タイタニック」の曲が流れる、という話です)。

 

同じユニバーサルの一連の「バジリスク」のパチスロは、

陰陽座の曲がめちゃめちゃカッコいいという要素がなければすべてただのクソ台・・・

と思っているのはたぶん私だけではないと思うわけで、

それを考えるならどこかから北欧神話っぽい曲を拝借してもよかったんじゃないか。

 

ともかく、「SEVEN RUSH」は相変わらずアツく楽しめるけれども

通常時やART「ラグナロク」中は退屈・・・

というのが正直な感想でした。

GODや「鬼の城」のゲーム性を踏襲しているだけに、

どうしても比較してしまう。すると、いかにもつくり込まれてない感が

浮き彫りになってしまいます。

 

しかしSEVEN RUSHは体験したいので、

機会があればまた打つつもりです!

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