前の記事で、地域でいち早く営業再開したホールに行ったら特にこれといったコロナ対策をしてなくて、これでいいのか?・・・と思ったことを書きました。
で、我が家近くのもうひとつのホールも営業を再開。行ってみたところ、先に記事にしたホールとは段違いの取り組みを開始していました。
ちゃんとがんばって対策を講じているパチ屋もある・・ということも書いておかないとぱちんこがメインのブログとしては片手落ちというものなので、記事にしておきます。
その対策で必要十分かどうかはたいした問題ではない
ホールに着くと、入り口に店員さんが待機。非接触の体温計をつかって額で検温を受け、手にアルコール消毒を施されてから入店。
台は1台もしくは2台おきで稼働。電源が落とされている台はもちろん遊技できませんが、ミリオンゴッド凱旋や沖ドキ!のような人気台は離れるように設置しなおされていてフルに稼働が可能。店の儲けと客のニーズにきちんと応えられるようになっている(そのかわり凱旋や沖ドキの隣の台はず~っと打てないということになるのでイヤだけど仕方がない)。
で、このホールの対策で感心したのはここから。遊技可能な台には「消毒済み」という旨の書かれたプレートがリール窓や台の盤面にかけられている。遊技する客は遊技するときにそれを外し、隣の電源の入ってない台にどかしておく。
すると、その客が遊技をヤメた場合は、台は空いているけど盤面に「消毒済み」のプレートがない、という状態になる。そうなっていればすなわち「誰かが遊技したけどその後消毒されてない」ということだから、店員さんはそれをみつけ次第消毒を行い、消毒したらプレートを戻す。
このシステムなら、客側も台の状態をみれば消毒済みか否かがわかる。空台で「消毒済み」がかかってなければ店員さんを呼んで拭いてもらえばよい。
これはよく考えられているな、と感心した次第。先日の記事でのホールは、間引き営業をするわけでもなく、台の消毒も「消毒しますのでご希望の方はお呼びください」とはいうものの、実際は店員さんが台を拭いている姿はあまり見ないし、入れ代わり立ち代わり打たれた台であっても消毒せずにほったらかしの台ばかりになっていましたから、感染拡大防止対策としての効果には歴然とした差があるでしょう。
欲をいえば県外からの客をお断りするくらいのこともしてほしかったし、発熱してなくても感染している可能性もあるから検温にもそれほど意味はないし、ソーシャルディスタンスとしては1台おきでは距離は足りない可能性もある。
だからこれで必要十分かどうかといえばなんとも言えませんが、そんなことは大した問題ではないと思うのです。どうがんばっても「これで絶対大丈夫」っていうのはないんだから。
ぱちんこを貶めようという職業差別の言論ばかりが氾濫するいまの状況で、ぱちんこホールが信頼を得るために大切なのは「できるだけのことをやっています」という姿勢を、世の中が期待する以上のレベルでみせることでしょう。
そう考えるとこのホールの取り組み姿勢は評価されるべきものだと思った次第。間引き営業で売り上げは減ってしまうのに店員さんの業務量は確実に増える(入口にはず~っと誰かが待機していなくてはならないし)し人件費も余計にかかる。それでもやらなくてはならない、と判断したのでしょう。
偏向・偏見マスゴミは仮にこういうホールの存在を知ったとしてもシカトするんでしょう。だから記事にしなきゃあと思ったわけですが、著名なぱちんこブロガーだのライターだのは頑張っているホールの取り組みについてもっと発信してほしいものです。
ピンチをチャンスに変える・・というのはこういうことか
先日記事にしたホールと、今回紹介したホールは距離にして5キロくらいしか離れておらず、クルマ社会の田舎の感覚でいうとものすごく近所であり、隣の店・・なのですが、これだけ取り組みのレベルに差があるというのはなかなか面白い。
このあたりに経営者の姿勢や哲学というものが出てくるんでしょう。上場企業とかでも、なんでもかんでもコロナのせいにすりゃあ済むと思っているようにみえる無能経営者もいますね。
今回のコロナの渦中においては、そういったものが可視化されてしまう。そう考えると、パチ屋にかぎらず同業の他社他店との差別化をはかるいいチャンスなんじゃないですかね。
コロナ禍のなかでできるだけのことをやって地域住民の信頼を得ることにつなげられるパチ屋と、テキトーな対策をして「大丈夫なの?」と客に思われてしまい信頼を(これまで以上に)なくすパチ屋、その差が出てくることでしょう。
その意味でぱちんこホールの正念場はまさにいまここから・・ということになるのでしょう。
ぱちんこホールが死ねば私も死ぬしかなくなりますから、ここはすべてのホールに頑張っていただきたいものです。今月はもう勝負度外視で好きな台を打って利益に貢献してもいいかな。