ながく続いたパチスロ5号機時代がまもなく終わり、
パチ屋は爆裂マシンに頼るだけでは生き残れない・・・
ということが明白になっているなか、
各ホールがどのような戦略をとっていくのか
興味深く観察しているところです。
私は業界人ではないのでその筋からは「的外れ」と言われるかもしれませんが、
普通に考えれば、AT・ART機からは徹底的に儲けをとり、
今後いわゆるAタイプと呼ばれるノーマル機で集客できるように
今の時点からノーマル機を増台、そして出玉還元して来年以降も客をつなぎとめるようにする・・・
というのが当然の動きになるんじゃないかと。
わが地域のホールをみていると、いまのところそういうホールは少ないのですが、
1店舗だけ最近になってジャグラーの出玉状況があきらかに良くなってきたり
ノーマル機を大量導入するホールが。
今回はそのホールで、念願だった
タイヨーエレックの「火曜サスペンス劇場」の初打ちを
してきたので、その話を。
設定推測要素は豊富だが・・・
この台、登場からもう1年以上経っているんですね。
近隣に導入がなかったので打てないものとあきらめていたので、
今回打ててとっても嬉しいです。
詳しくは適当な解析サイトなどを参照していただきたいですが、
ゲーム性はかなり個性的なわりに、
いまどきはどの台も搭載している
「設定推測要素」は月並みな感じで搭載しています。
そこそこ使えそうなのは以下のようなもの。
・MID確率(1/377~1/265)
・小役確率(ピオーネ確率が1/7.16~1/6.66)
・BIG中のハズレ確率(設定1.2が1/5958、5が1/555、6が1/275)
・BIG終了画面(設定2以上や5以上や6が確定する画面あり)
・MID中のキャラ紹介(山村紅葉登場で設定2以上)
BIG後のRT(32G)中のハズレ確率にも差が(1/5.71~1/5.29)ありますが、
こっちはちょっと使えないかな~。
という感じ。
6が投入されることが予想される状況
(この台に6をつかうホールはなかなかないと思うけれども)であれば、
ピオーネのカウントやBIG中のハズレのチェック
(ハズレ出現の場合は獲得枚数が2枚減るので、データカウンターに獲得枚数が出るホールならば確認できる場合もありますね。通常は取りこぼしなしで必ず312枚なので、「310」や「308」になっていれば激アツとなります。ただし、低設定でも出ることはあるので過信は禁物)
などは有効になりますね。
そのあたりを頭に入れてから実戦に。
新台として導入の3日目。
打ちたかった台なので、負けてもいいや・・と打ち始めると・・・
高設定くさい挙動!
開始早々にサスペンスフリーズ!
サスペンスフリーズは、レバーオン時に液晶画面が「パリん」って
ひび割れる煽りから発展する場合と、
煽りなしでいきなり発生する場合があります。
例の「デ~デ~デ~!!デ~レ~レ~!!」というオープニングとともに
リールアクションがはじまり、液晶では事件が展開されます。
事件が解決すればボーナス確定!
「崖」へ発展すれば激アツ。
ちなみに今回は37回のサスペンスフリーズが発生、
うち19回がスカ。信頼度は50%くらい、なのでしょうか。
発生すればアツい、というのは間違いないですね。
その後、ものすごい勢いでMID,MID・・とMIDDLE BONUSばっかり。
MIDDLE BONUSの設定差はBIGよりも大きいので、
こりゃあ悪くないのかな、と思っていると、
設定2以上確定らしいボーナス終了画面が出現(「崖」、「立ち入り禁止」)。
設定2では話にならないけれども、とにかくMID(だけ)が良く引けるし、
ここでやめるわけにはいかない・・・と粘ることに。
しかしあまり時間がなかったので3644Gしか回せなかったのが残念。
以下、実戦データ。
そして、確定演出を除けばもっともアツいと考えられる設定示唆、
「BIG中のハズレ」が4回目のBIGで出現!
↑ものすごい違和感!
BIG中のハズレは設定1、2で1/5958、5が1/555、6が1/275。
1回だけじゃあわからないねえ・・と思っていたらその次のビッグでも出現!
これは高設定くさい・・・と思ってがんばりましたが
BIGがなかなか引けず、最後に多少連チャンしたもののちょい負けに。
設定2以上は確定、MIDがこれだけ引けて、しかもBIG中ハズレが2回も・・
ということでかなり高設定の香りが漂っていましたが・・
まあ、打ちたかった台が打てたので負けてヨシとします。
「お手柄ンプ」での告知は、ジャグラーみたい
「ひたすらフリーズするのを待つだけのクソ台」
という評判を聞いていたので、
どれだけ退屈な台かと思っていたら・・・
そんなに悪くない。
サスペンスフリーズを経由しない当たりもけっこう発生します。
その場合は「お手柄ンプ」が点灯して告知。
ストップボタン停止時にいきなり点灯し、「テケテケッ、テケテッ、テ~レ~!!!」という
あのアイキャッチのサウンドが流れます。
通常の機種での「スイカ」みたいな要目押しの小役がないため(チェリーは要目押し)、
順押しチェリー狙いで打っていると
基本的にポンポンポン!!って押しちゃうんですよ。
そうするといきなりリーチ目、となるため、
この告知はかなりビックリします。
他の台なら、「ここでスイカがハズレてくれれば・・・!」とか、
「第3停止でここにこれが止まってくれれば・・・」とか期待して
押したりする場面が多いのですが、この台はそういう場面はあんまりない・・・
しかし、変則押しするとそういう楽しみ方もできるみたい。
今回はあんまり試してないのでここには書きませんが、
中or右から押せばチェリーorボーナスなどの出目で
「第3停止でハズレてください!」みたいな打ち方もできそうです。
面白いけれど・・惜しいところも多い
出目演出はちょっと地味でわかりにくいですが、
フリーズ演出はおもしろくアツいし、
お手柄ンプでの告知もビックリの連続で楽しい・・・
というわけでなかなかいいじゃないか!
というのが感想です。
しかし、文句もあります。
まず、サスペンスフリーズは長い!長すぎですね。
弱い事件→ハズレ→復活して崖へ→当たりorハズレ、という流れになると
2分くらいかかるのでは・・・。
今回は37回フリーズしたので、仮に平均で1分かかっていたとしても
40分くらいフリーズのために時間をとられたことになりますね。
ここまでくると、勝ちたいと思っているのならちょっとシャレにならない。
アツくて楽しいんですけどね。
ボーナス中の技術介入(「事件解決」図柄を4回揃える。要ビタ押し)
でサスペンスフリーズが発生しない「お手柄ンプモード」に変更することも可能ですが、
ボーナス当選or1枚、2枚掛けでのプレイで解除されてしまうため、
サスペンスフリーズを完全にゼロにするのもなかなか大変です。
(そういう意味では、勝つための技術介入度が高い台、とも言えますね)。
あとは、通常時の液晶演出がもうすこし練られていればよかったのにな、というところ。
「お手柄ンプ」での告知のとき、
いきなりリーチ目で光ってビックリ、もたしかに面白いんだけれども、
たとえば液晶でセリフが発生したらハズレorボーナスにするとか、
それくらいでもいいから液晶演出とリール出目が連動していれば
もっと楽しめる台になったんじゃないかと。
液晶では登場人物どうしの会話が延々と展開されているんですけど、
リール出目や成立役とは一切関係なく進んでいきます。
だから「フリーズ待ち」とか言われちゃうわけで、
「手抜き」と思われてもしょうがない。
リール出目演出が奥深ければまだいいけれど、
いまのところそういう印象は受けません。
このあたりは惜しかった。
ひょっとするともう少しで
「神台」というところだったのに。
しかし、個人的にはとても楽しめました。
通常時はフリーズを煽るひび割れ演出以外はくだらない煽りが
一切ないところもよかった。
すぐ撤去されちゃうでしょうが、
なんとかまた高設定くさい台をつかんでみたいです!