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個人的・2024年「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は・・・

まもなく2024年が終わってしまいますね。

今年のうちにやるべきことは今年のうちに終わらせたいと思って活動していますが、いろいろやることが多くていまだなにも終わってません。11月以降、急激にぱちんこ収支が悪化し続けているというのも足を引っ張っています。必要なぶんの収支が上がらなければ稼働を増やさなければなりませんから。今年も最後までパチ屋へ通うことになりそうです。

今回の記事は恒例にしている、(あくまでも個人的な)「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」の選出が目的なのですが、これももうとっくに終わらせている予定でした。なので急ぎ足でやってしまいたいと思います。

まあ急ぎ足でっていうのは時間がないからというだけが理由ではないんですけどね。ほんとうは、「年度代表機」を選べと言われても、「えっと・・・」と絶句するしかないから、というのが最大の理由。

爆裂ATスマスロが花盛りとなったが・・・

新台が出てもいちいち中身をチェックすることはなかったのでよくわかりませんが、その多くがスマスロ、そして非常に荒波仕様のAT機であったことは間違いないですよね。そしてそのゲーム性もだいたい同じ。マンガ液晶で煽って、なにか確定すればド派手でうるさい役物やフラッシュで騒ぎたてる台ばっかり。

レア役や規定G数到達でチャンスゾーン抽選!チャンスゾーン中になんか引ければボーナスという名のチャンスゾーン!ボーナス中になんか引ければAT!AT中になんか引ければ上位AT!上位AT中になんか引ければ大量上乗せや最強高継続AT! そこまでいけば一撃万枚もありえる! でもすぐ終わるかもしれない!

とかいう、説明書を見ながら打たなければ、いや見ながら打ってもサッパリわからないテレビゲーム台という時点で打つ気が出ないし、かりに高設定だとしても素直に出ない仕様の台ばかりとあっては、高設定をさがしてみようという気にもならない。いやそもそも高設定なんか期待できない状況だし。

あまりに中身が複雑になって、ネットで調べて予備知識を頭に叩き込んでから打たなければ絶対に負ける、ということがもう浸透しきっているから、そんなことが面倒くさい、もしくはできない年配層はスマスロAT機に寄り付かない。テキトーに打ち散らかしてくれる人がいないから、美味しい台なんか落ちてない。すると予備知識をもって勝ちを目指して打つ若者もなかなか打ってくれない。かくてスマスロAT機コーナーは通路に・・・

都会はどうなのか知りませんが、私の活動地域では往々にしてそういう光景がみられます。まあ遊技台のシステムが複雑すぎてなんだかよくわからないってのは今に始まったことではありませんけどね、複雑なわりには底が浅いというか、1日打てば飽きる台ばっかりだし、遊技にかかるお金の額はひたすら上がり続けていて、それはもう4号機や5号機の時代とは比にならない。4号機も恐ろしい荒波だったというイメージがありますが、あの「獣王」とか「アラジンA」とかだって、ATが引けなくとも1/439(設定1)くらいのBIGボーナスが引ければそれだけで400枚近くとれたわけで、とりあえず「なんか引ければそこそこまとまった出玉をとれる」ようにはなっていた。対して今の台はとりあえず初当たり引いてもゴミ出玉しかくれませんよね。そのかわり万枚突破率は4号機よりも高く、出るときは猛烈に出るが出ないときはとことん出ない、という傾向はますます進んできていて、もう通常の金銭感覚の人はついていけない・・・

 

私も例外でなく、そんなAT機は怖くて打てなくなって、今年のスマスロ新台はほとんどスルー。私が打った今年の新台はたったのこれだけ。

「ウルトラミラクルジャグラー」や「このすば」はなにも当たらずすぐヤメたので打ってないのとほぼ同じ。「沖ドキ!ゴージャス」はこれから打ち込むことになると思いますが、まともに打ったのは「L南国育ち」「ワードオブライツ2」「トロピカーナ」の3機種だけ、ということになります。収支はいずれもたいしたことない、っていうかどうしようもなかったです。

 

「ワードオブライツ2」は初代が大好きでしたからけっこう打ちましたが、いろんな意味で初代とは別物になっていて、天井が狙えるという点以外は評価すべきところがなかったのが残念。玉集め方式じゃなかったらなあ・・・

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「トロピカーナ」は設定という概念がなく滞在モードで出玉を管理するという、プレイヤーにとってはその時点で魅力に欠ける台でしたね。モード推測でアツくなれ、ってことだったんでしょうが、告知マシンにそんなゲーム性はそぐわなかった。いつなんどき打っても期待できる、ってのが告知マシンの魅力のはず。沖ドキもモード概念があるがAから連チャンしてもBから連チャンしても連チャンがどれだけ伸びるかに差があるわけじゃないですからね。どうせ据え置きだから宵越しでスルーを重ねている台を狙えば勝てそうと思って追いかけていましたが、やはりすぐに外されてしまった。

いろいろ惜しかった「L南国育ち」

毎年「今年出た台でいちばんおもしろかったのはコレ」とか、「いちばん勝てた台はコレ」とか、「いちばん夢中になった台はコレ」という視点で個人的「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」を選出してきましたが、いずれの意味においても2024年は該当する台がない。面白くて夢中になった台もないしものすごく勝てた台もありませんでしたから。

ムリヤリ選出するとすれば、「L南国育ち」ということになるかな。今年の新台でいちばん打ったのはそれだし、かつて私がケツの毛までむしられた超絶名機、初代「南国育ち」のDNAを、大筋においては継承している台ですから。あまりにゴミすぎた4リールのアレよりは圧倒的によかったのは間違いない。

 

ほとんど初代と同じ感覚で打てるし、あの「シャラァァァン・・」っていう脳がとろけそうな蝶が飛翔するサウンドも聴けるんだからそれだけで嬉しい台。

・・・ではありましたが、いまのプレイヤーにも受け入れられようと余計なことしたのがいけなかった、という気が。そのへんは、初代にあったあらゆるヒキ損をなくした「スマスロ北斗の拳」は非常にうまくやって成功していましたが、こっちはそれがマイナスに作用したと思います。

 

「プリリプ」が発生すれば50%でキュイン、なんてのも、それが発生しなければそのゲームは期待薄、ということにしかならなかった。さっきも言ったように「いつでも期待できる」ってのが告知マシンのキモなのに。レア役時は予告音、ってのもラクチンなのはいいがいらなかった。

それと、連チャン中にちょくちょく蝶が飛翔せず終了後32G以内までもっていかれるのも余計。まあこれは仕方がなくそういう仕様にしたのかもしれませんが、こういう復活大当たりみたいなのは(こと南国育ちに限っては)いらない。いちいちじらされてイライラする。「蝶が飛ばなくてもまだチャンスはある」とかいらないから。蝶が飛ぶところが見たいんだから!

そして最近の流行りにあらがうことなく搭載された93%継続の上位モード。べつにあってもいいけれど、そのおかげでイビツな出玉バランスになった、というのは事実なのでは。それに、入って激ショボで終わったらムカつくだけなんですよねえ。同じ理由で沖ドキ!の「超ドキドキ」なんかもいらないと思ってます。

↑神秘的な輝きをはなつ、美しすぎる「CHANCE」ランプと蝶々ランプさえあれば細かいことはどうでもいい・・・とはいえ、とにかくなかなか出ない。お金がいくらあっても足らない、という印象。

いや4号機の初代もお金がかかる台だったけれど、さっき例に出した獣王やアラジンAなどと同じように、BIGが引ければとりあえず400枚弱、REGでも約100枚とれましたからね、このスマスロでクソハマリの末にREGだけで終わったときのような絶望感を感じることはそれほどなかった。

 

ということで、いろいろ残念なところはあったにせよ、とりあえず今年の個人的年度代表機は、ムリヤリ「L南国育ち」に決めることにしましょう。本音で言えば「該当なし」。

来年以降に面白い台が出ることを期待したですが、私が面白いと思うような台は人気にはなりえないし、人気にならないならホールが儲からないから欲しがらない、ホールが欲しがらない台はメーカーはつくらない、となればそんな台が出てくるわけがない。面白くなくてもいいから、努力次第で勝てる台、勝てそうと思わせてくれる台の登場を願いたい。

 

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