先日、ていうかもう1か月くらい前なんですけど、定期的にある所用のため東京方面へ行ってきました。
そっちへ行った時にはついでにスロットゲーセンに寄って楽しんでくるのがここ数年のならいになっていて、その様子はこれまでにも記事にしてきています。
ほんとうはゲーセンではなくパチ屋で「珍しい台をみつけた!」とか「こんな台初めて見たよ!」とか「この台がまだ打てる店があったのか!」とかいうふうに楽しみたいんですけどね、いまはどこのホールも経営が苦しく、マニアだけが好むような台、儲からない台を置いておく余裕がない。人気のない台はどんどん外す、というふうになるから、どこの店へ行っても置いてあるものは同じ。今回の遠征ではついにぱちんこホールに寄ることは一度もありませんでした。「どうせどこでも同じ」と思うと、いちいちクルマ降りて覗くことすら面倒くさい。パチ屋はほんとつまらない場所になりましたね。つまらないうえに出ないのでは客が来ないのは当たり前。
・・・などという文句はいままでにさんざん行ってきたから、読者の方のなかには「ジジイは同じこと何度も言うよね」とウンザリされる方も多かろうと思いますが、この「どこ行っても同じ」という傾向は年々強まってきている気がしますねえ。私が知らないだけなのかな。さがせばA-gonやマルホンやJPSの台がシマ単位でズラッと並んでたりするホールもある?
それはともかくとして、今回も例にもれず名機を楽しんで帰って来たので、それについて書いておきましょう。どうでもいい雑談も含みます。
またまた、神奈川県寒川町のスロット専門ゲームセンター スパイダー」さんへ!
前日に川崎市内での用事をすませビジホに宿泊。翌日にゲーセンへ遊びに・・・というのが最近のいつもの流れ。
いろいろ忙しかったこともあって、前日までどこへ行こうか決めてませんでした。今回はどうするかな・・・
そこから割と近くのスロットゲーセンということで、今までには秦野の「ニューオオネ」さん(閉業)や横浜桜木町の「ノスタルジア」さん(閉業。移転準備中?)、巣鴨の「ライズ」さん、神田の「センター」さん、福生市の「タンポポ」さん、神奈川県寒川町の「スパイダー」さんなどに行って、その様子を記事にしました。そのなかから選択したい。
今回も車で来たんですが、巣鴨や神田だと混んでる都心部を車で走るのが嫌だし、駐車場料金も高い。「センター」さんで裏モノを楽しみたい気持ちもありますが今回は涙をのんで除外。
そうなると「タンポポ」さんか「スパイダー」さんが選択肢に残る。しかし「タンポポ」さんは私が地元へ帰るのとだいぶ違う方向に行かなければならず、今回はそこまで余裕がない・・・となると、「スパイダー」さんになる。駐車場もありますしね。国道246号線で行くと途中混む部分はあるが都心部を走るほどにはひどくない。
こうして最近は「スパイダー」さんを選ぶことが多くなりがちです。私がそそられる台がほかとくらべてちょっと少ないとか、メダルレスで遊技とか、私にとっては少しだけマイナス要素もあるんですが、クルマで行けて地元への帰りの途中でちょっと寄り道すれば行けるというメリットは大きい。
平日だったからかお客は少なく遊技台は選び放題。そのなかからとりあえず選んだのは・・・
開店の10時を少し過ぎたころに到着。終日料金を払って入店しますと、お客さんは数えるほど。前回は週末に行ったから →スロットゲームセンターで名機探訪!2024年夏編(その①)。 だいぶ混んでいて打ちたい台も見送らざるを得なかったのですが、今回は選び放題。
私がみたかぎりスパイダーさんのサイトとブログには現時点の設置機種が掲載されていなかったので、まったく白紙の状態で打つ台を物色。そのなかからまずは、2001年にメーシーから登場したA+AT機、「サンダーVⅡ」を選択。
「サンダーV」シリーズについてはこれまでにもいくつか記事にしてきましたが、そのうちの大部分の機種は大好きであるにもかかわらず、収支的にはあまりお世話になれてない。とくに初代が出たころは目押しドヘタでリプレイハズシはまともにできなかったし。5号機「サンダーVリボルト」あたりは難易度がだいぶ低くなってそれなりに健闘した(収支表によると186回打ってプラス 10,166枚)ものの、まあ「手ごわい台」というイメージのほうが強い。
そしてこのシリーズ2作目の「サンダーVⅡ」も、とにかくなかなか勝てなかった台。BIG間(途中REG、ATを引いてもOK)1,200GハマリでAT2連以上、2,400Gで10連以上、3,600GハマリでAT100連という、万が一そこまでハマったらすごいことになる天井機能を搭載していて、そこだけを狙ってればそんなに負けなかったのにな、と思い返すんですけど、当時は「どこかにある高設定を見つけ出そう」という(いま思えば)無謀な思考でもって立ち回っていましたから。それに通っていた店自体がいつも賑わっていてほとんどの台が客付き良好、強力なライバルも多かったから、今みたいに適当に歩いてればハマリ台がポツポツ拾えるという状況でもなかった。
ボーナス確率には段階的に設定差があって(ほか10G継続のチャンスゾーン突入率にも大きな設定差あり。でもそれはデータには出ないから)、そこに注目して高設定をさがしていましたが、そんなんで勝てるほど甘い台ではなかった。設定6以外のボーナスの設定差はそんなに大きくなかったし、ATを引くためのハードルがとにかく高く、一撃数万枚も視野に入るとんでもない出玉トリガーも搭載していて、荒波度が半端じゃなかったから、当時の私ごときが太刀打ちできる台ではなかったのです。
ホールでは全然引けなかった「INAZUMA RUSH」を再体験したい!
打ち始めます。遊技モードは3つ(液晶で多彩な演出が展開される「VⅡモード」、初代の演出を楽しめる「Vモード」。液晶にハナがあってそのハナがチカればボーナス確定となる「V30」モードってのもありますが、設置後しばらくすると開放されるんだっけ?今回の実戦台では打てませんでした)で、モードによってATの突入率と連チャン傾向が異なる。「V30」モードはATに入って2連目がくればその時点で5連以上確定の荒波モード)。ボタンで選べます。
まずは「VⅡモード」。ペロンというスタート音、シュポシュポいうストップ音が懐かしい、っていうかいかにも「サンダー」らしくなくてあまり好きじゃない。液晶にはペプシマンみたいなキャラがクルクル回ってて、なにかあると行動を開始します。
↑この台では中段「リリベ」はリーチ目にならないんだっけか。写真がうまくとれませんでしたがこれは演出失敗。奥の光の中からペプシマンがなにかを持ってきて、それがスイカだったりチェリーだったりBARだったりINAZUMA RUSHだったりします。なにも持ってこれず撃墜されたらスカ。
通常時はボーナスを引けば出目でだいたいわかってしまうので、液晶演出はまあオマケというかべつにいらない、って感じだったような。入ってないときでも出る出目なのに液晶演出で入り、とかあったっけ?忘れましたが、AT「INAZUMA RUSH」は基本50Gワンセット(ミッションクリアで500~7,000G継続の「スーパーINAZUMA RUSH」突入。まあほぼ無理ですけど)ながら連チャン性があるため、それが潜伏しているかどうか、というときには話は別になります。ペプシマン頑張れ!「INAZUMA RUSH」をつかめ!と手に汗を握ることになる。この台の液晶の存在意義はほぼそこだけ。
で、打ち始めからすぐ、38Gでリーチ目がシレっと降臨、液晶は非作動でした。それがREG。さらに97Gでまた無演出でリーチ目が停止、待望のBIGです!リーチ目で察知、演出で確定するのはその数ゲーム後、っていうバランスは好き。
BIGの消化は初代よりも圧倒的に難易度が低くなっている。ご親切に液晶で成立役を表示してくれるし、リプレイハズシも簡単。3連Vの下のほうのVを枠内に押せばOK。スイカ成立時はちょっとした技術介入でチェリーとの複合役をとるとオトクになります。右リール枠内V、中リールスイカ狙い、下段テンパイのときは左リールに赤7の下のスイカ狙い、上段テンパイはVの上のスイカ狙い。
このBIGで448枚GET!そしてBIG後がこの台で最高にアツくなれるところ。BIG後は必ず8Gか9Gのチャンスゾーンに突入します。筐体上部の赤いLED帯が激しく点滅。点滅しているあいだの払い出し枚数が22枚以上になればAT「INAZUMA RUSH」突入。22枚未満ならほぼ期待薄、0枚なら絶対に入らない。
払い出し枚数なのでスイカやチェリーは成立するだけではダメで、きちんと揃えないといけません。ベルが8枚なので8Gor9Gのあいだに3回引ければAT確定。ここは「なんか引け!なんか引け!」とエキサイトするところ・・・
・・なのですが、これが引けないんだなあ。あまりのムリゲーさ加減に嫌気がさしてこの台が嫌いになった人も多かったんじゃないか。このBIG後のチャンスゾーンも払い出し0枚でスカ。やっぱり。
ここでやめようかとも思いましたが、せっかくなんだからとにかくATを1回引きたい。ということで続行します。すると64G目にまた演出ナシリーチ目からBIG。チャンスゾーンではベルを早々に2回引いて激アツとなりましたがそのあとはなにも引けずスカ。
う~ん、やっぱりムリ。こんな引けないATの、さらに薄いところひいて到達する一撃数千枚、いや数万枚も射程の「スーパーINAZUMA RUSH」を引きたい!とか思ってザブザブ千円札をつっこんでいた若かりし頃は、やっぱりバカだったなあ、と。AT中は「ターゲット小役」が設定され(だいたいチェリーとかスイカ。たまにベルやリプレイも)、それを引けばATが5G追加されあらたにターゲットが指定され、それも引けばさらに5G追加、そこでもターゲットが引ければ、500G~7000G継続の「スーパー」に突入します。まあ7,000なんてのはまず引けませんけど、その破壊力はほんと半端じゃなかったですから。
そんなスゴイATを搭載したばっかりに、ATが引けなければまったくお話にならないくせにそのATへのハードルは猛烈に高いというイビツなマシンになってしまったのが残念。
まだあきらめずに続行。ハマらずにボーナスは引けるもののやっぱりATは引けない。ちなみに通常時はスイカを引くと1Gか2GのチャンスゾーンがついてきますがそこからATに入ることはほとんどない。そのほかに、先に書いたようにボーナス成立G以外の毎ゲームでの抽選に当選すれば10Gのチャンスゾーンに入る、というのがあって、そこには超絶莫大な設定差(設定1→1/32,768、設定6→1/177)があって、つまりBIG後以外で3G以上継続してランプがビカビカしている台を見つけたら高設定の可能性がアップする、ということに。AT中でもその抽選はしていてAT連後に放出するシステムでしたから、すると延々と断続的にATが続く展開になりやすく、設定6の出玉性能はまさに異次元。1回だけ6の札が刺さった台を目撃しましたが余裕で万枚超えになってました。
で、今回の台、BIGを6回とREG2回、約1,500Gほどを回して、10Gのチャンスゾーンは一度も来ず。6ではないのかもな、という気持ちになってきたところであきらめました。差枚はわからないけど、ボーナスはそこそこ引けていたからそれほどマイナスにはなってなかったかな?
遠出したときはやむを得ず外食することになるのだが・・・
「サンダーV2」のプレイを終わっていったん食事へ。セブン・イレブンがあったのを見たが歩いていくには遠そうで、車に乗り込みます。
私はふだんはほとんど自炊し、外食というものは極力しない(パチ屋で食事休憩するときはいちいち家に帰っている。残り物を急いで食べる感じにすれば往復する時間を合わせて1時間ギリギリで帰ってこられるので)ように心がけているのですが、泊りがけで遠出するようなときはもちろん外食せざるをえない。コンビニとかスーパーの弁当ですませてもいいけど、高いわりに満足度が高くないですからね。
で、今回も何度か、いくつかの店で食事をしました。お金をかけたくないのでなるべく安いチェーン店とかで、と思ってこの日は「吉野家」へ。
そこが私の地域の「吉野家」とは違ったシステムでちょっとびっくり。注文はタブレットで、ってのはもう体験済みだったけれど、この店はお水をくむのも自分でくみにいかなくてはならず、できあがった料理も「○○番のお客様、ご注文の品が出来上がりました~」とか呼ばれて、自分で取りに行くシステムになっていた。食べ終わった器も自分で下げる。会計するところには店員さんがひとりいましたが、表に出ている店員さんはそのひとりだけ。
そのひとりだけ表にいた店員さんは会計のとき丁寧に対応してくれたからよかったんですが、飲食店であれパチ屋であれ、なんでもかんでもお客にやらせて人件費を節約しようとする店は私は大嫌い。最近はそれが当たり前になってて、ほんと外食するのが嫌で嫌で仕方がない。
いろいろ客にやらせるかわりに値段が安いっていうならいいんですよ。ガソリンスタンドだってセルフのほうがだいたい安い。しかしこの店、いろいろ客にやらせるくせに、わが地域の、お水も料理も店員さんが持ってきてくれるタイプの店と、(たぶん)価格は変わらなかった。
まあこれは時代の流れだし、人件費削減だけでなく人手不足への対応という側面もあるだろうから仕方がないといえば仕方がないんでしょうが、こういう店をいろいろみるにつけ、セルフ化がお客に提供する価値を向上させることにつながっているかというと、なにか頼むときにお客が店員さんをわざわざ呼ばなくてもいいとか、その程度のこと以上にはなってないことのほうが多い、と痛感する。我が家の近くのファミレスなんか、お客になんでもやらせるくせにお客が帰ったあとのテーブルはいつもほったらかしでドロドロ。たまに行く近所のショッピングセンターにあるフライドチキン屋も、お客にセルフで注文させておきながら店員さんは暇そうにペラペラ私語してて、注文の仕方がわからなくて悩んでいるお年寄りがいても声をかけようともしてなかった。そして「不親切な店」と思われ客が離れていくわけだ。そのフライドチキン屋チェーンはいまものすごく業績が悪化しているらしいですが、さもありなん、としか言いようがない。
・・・というのはパチスロに関係ない余談なのでこのへんにしておきましょう。高い牛丼を喰ってから「スパイダー」さんへ戻り、次に打とうと思っていた台に着席。4号機の隠れた名機です!それについては次の記事で。
→スロットゲームセンターで名機探訪!2024年秋編!その②。