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懐かしいレトロ台に再会し感涙!東京都福生市「ゲームセンタータンポポ」さんへ行ってきました!前編!

用事があって東京方面へ出向いたときには珍古台が打てるホールやレトロな台が打てるぱちんこゲームセンターなどに寄るのが私の楽しみのひとつとなっており、その様子はこれまでに何度か記事にしています。

ついこないだも巣鴨の「パチンコパチスロゲームセンターライズ」さんや、神奈川県寒川町の「スロット専門ゲームセンター スパイダー」さんへ行ってきたばかりで、また来年機会をつくって行こう・・と思っていたのですが、

スロットゲームセンターで名機探訪!2023年秋編:その①!

スロットゲームセンターで名機探訪!2023年秋編:その②!

またまた急遽東京方面へ行く用事ができ、それならば・・ということで、前から行きたいと思っていたもののなかなか行けなかった、東京都福生市にある「ゲームセンタータンポポ」さんへ行ってきました!

昭和のパチ屋そのままのたたずまい!若かりし頃の、パチ屋に入るだけでワクワクした感覚を思い出す

前日に用事をすませ川崎市内に宿泊し、朝食をすませてからタンポポさんの開店時間10時に間に合うように出発。府中街道から新奥多摩街道で西へ西へとクルマを走らせ福生を目指します。

東京のそっちのほうへクルマで行ったことはあんまりないんですけど、やたらと混んでいてまいった。日曜日だったんですけどね、都会の道路は日曜なら空いてるだろ、と思ったのは田舎ものならではの勘違いだったか。

なので10時の開店には間に合わず。福生駅あたりに到着。クルマをとめるところはいっぱいあって料金も東京都内としては安い? 都内といっても都心部のようにゴミゴミした感じではなく人通りも多くなく、しかし私の住む土地よりは便利な生活ができそうで、わりと住みやすそうなところだな、という印象をもちました。

福生市あたりの地域というと私はまっさきに米軍の横田基地がある場所と想起する。すると米国の軍人がそこらじゅうにいたりするのかな、と思いましたが今回は遭遇しませんでした。サラリーマン時代に横須賀で仕事していたことがあって、夜に京急線にのって帰ると横須賀基地の米国軍人が酔っぱらってギャアギャア騒いでいるところに遭遇することがよくあって、おっかないからそれを見たら速攻でほかの車両に逃げていた思い出があります。レスラーみたいなデカいのが集団で、しかも猛烈にデカい声で騒いでましたからね、とにかく怖い。日本人なら話も通じるでしょうが外人(っていう言い方は今は差別と言われるらしい)ではそうはいかない。目が合わないようにしてとにかく避けるしかない、と思ってました。沖縄なんかではもっとやりたい放題なんだろうなあ。

それはともかく、適当な駐車場にクルマをとめ、「タンポポ」さんへ向かいますと、見えてきた! おお~、すんごいレトロなたたずまい。昭和の時代にはこういうパチ屋が商店街のなかにいくつもあって、新台入替時にはチンドン屋さん(これも差別用語とされているらしい。文脈によっては差別的なニュアンスが含まれる場合もあるでしょうが、じゃあなんと呼べばいいのか)がにぎやかに商店街を練り歩いて盛り上げていましたね。そのころは私も穢れを知らぬ子どもで、まさか数十年後にぱちんこで生活費を稼ぐクズに成り下がるとは夢にも思ってなかった。

などと考えながら入店。昭和歌謡の流れる昭和のパチ屋そのままの店内に入ると、パチ屋に入るだけで興奮していた、まだぱちんこのことなどなにもわからずに打っていたガキンチョだったころを思い出します。今となってはパチ屋に入ってもワクワクすることなんてほとんどありません(考えるのは「今日はどう立ち回れば勝てるか」ということだけ)が、当時はT-SQUAREの「TRUTH」のイントロを聴くだけで脳汁がドパドパ出てましたからねえ。ほんとパチ屋はつまらない場所になってしまった。

初めての来店であることを告げ、遊技システムの説明を受け、1日打ち放題の料金3,000円を支払って遊技を開始!

 

日曜日だからなのか、店内にはすでに十数人くらい?のお客さんが。さてなにから打とうか・・と店内を見て回ります。私も知らない古い台がいっぱい。バックに流れているのは中森明菜などの昭和歌謡。時報の時には昭和のパチ屋よろしく「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ・・」というアナウンスをやってくれます。いいねえ。これで打っているお客さんがみんなモクモクとタバコ吸ってて、店員さんたちがパンチパーマで感じの悪いオッサンたちだったらまさに昭和のパチ屋そのものになりますが、そこだけは昭和とは違う。タバコは外に出ないと吸えないし、店員さんたちはみんな親切。

設置してある台はほとんどが、私にとっては「ド素人だったときになにもわからずに打った」台か、世代的に古すぎて打ったことのない台ばかり。知らない台を打つのもいいけど、ここはやはり打ち込んで思い入れのある台を打ちたい。

すると私の世代ではデジパチとなります。私が初めて打ったパチンコは(あまり覚えてないが)高校生の時に打った羽モノでしたが、高校生の身ではおカネもなくパチ屋に入り浸るというところまではいかなかった。それが「授業にも行かず、やることはバイトとぱちんこだけ」というふうになったのは大学生になってから。「舞羅望極Ⅱ」や「エキサイト1・2・3」、「キャスター」あたりが出た1990年ころが、私が本格的にパチンコにのめりこんだ時期。そのころの台があれば・・・

と思っていたらあった!「舞羅望極Ⅱ」! しかし残念ながら先客が。残念・・と周りをみるとその通りにはデジパチが集められていて、私の思い入れのある台がいっぱいある。「ダービー物語」「綱取物語」「フィーバークイーンⅡ」「春一番」「春夏秋冬」「エキサイトジャック2」・・・このあたりが私がのめり込んでバイトしたカネを溶かしまくった(綱取だけはモーニング狙いでたぶん大幅プラス収支だったはず)思い出の台。

しかし残念ながらそのへんの台は全部埋まっていました。パチンコ人気が絶頂を迎えていた90年代初頭のデジパチはやはり人気があるようです

羽モノの始祖を体験! 現代の感覚で打つとあまりにシンプルだが・・・

ならばまずは羽モノから・・・ということで、「羽モノはここから始まった」といえる元祖羽モノ、「ゼロタイガー」を体験しておきたい。

これの後継機である「ビッグタイガー」は大学生のときに学校のそばにある商店街のパチ屋で打ったことがありますが、さすがにこれが出たときは小学生でしたから打ったことがない。その名前だけは知っていた、というくらいのもの。

カチャカチャと打ち始めますと、適度にスタートチャッカーに入ってくれて、ほどなくしてV入賞!この時代の羽モノはラウンド中にV入賞できなければパンクするんだったよなあ~などと思い出しながら消化。1ラウンド18回の開放のあいだにVに入賞できれば、次のラウンドがスタート。最大8ラウンドまで継続します。今の台みたいに1ラウンドが10カウントで終わり、とかなかったので、寄りや役物が優秀であればあるほど出玉が伸びる・・・

というのは打ち終わってから調べて知ったことで、打っているあいだは「V入賞!V入賞!」とひたすらエキサイトしながら楽しみました!いやあ面白い。「Vに入れば継続」ってのは今の1種2種混合機も同じなわけですけど、今の台はデジタルのほうで余計な煽りを入れるからつまらないし飽きるんだよなあ、というのがよくわかる。ガチの物理抽選だけだからこそエキサイティング。「CR天龍∞」の記事でもさんざん書いたように、デジタル抽選の煽りは「すでに決まっている抽選結果の告知をじらしているだけ」のいわば茶番であるのに対し、ガチの物理抽選は機械自体も抽選結果がどうなるかわかってないわけで、そこにはデジタルでの煽りのような白々しさは生まれないのです。羽根とプロペラと銀玉の動きを凝視するだけで楽しい。ハラハラドキドキはするけれども、ムカつくということはありえない。

で、役物の性能がいいのか、V入賞でパンクを回避しまくって出玉はどんどん増加。数えてなかったので完走したのかどうかわかりませんが、1,000個くらいは出たかな?

まごうことなき「昭和のパチンコ」を堪能。しばらく打ってから次の台へ移動します。

大当たり未体験のまま終わった「ゴールデンバレリーナ」で30年越しのリベンジを狙う!

つぎに打ったのは、平和の「ゴールデンバレリーナ」。1993年に登場した権利物。

これが出たころ私は社会人になったばかりで、横浜市で勤務していました。まだ新人だったからちゃんと休みがもらえて、パチ屋に行く時間もそこそこあったころ。でもそのころはあの空前絶後の大ヒットパチスロ、ある意味私の人生を変えた「ニューパルサー」が出たり、パチンコも大好きな「ダービー物語」なんかが出たり、猛烈に連チャンする「びっくりマン」にのめり込んでいたりで、この台はほとんど打ってない。なので中身がどうだったかも全然覚えてない。覚えているのはこの一見かわいい女の子の役物だけ。打ってもとにかく全然飛び込まないイメージしかなくて、たぶん一度も大当たりしたことはなかったと思います。

しかし今回はゲームセンターでの実戦。おカネの心配はなく大当たりを目指せます。30年越しに大当たりを体験したい!

 

まずは役物内に玉をぶち込みますと、玉は女の子がのっている回転盤の周りを回ります。回転盤には9つの穴があって、そのうちのふたつがV穴になっており、V穴に入るとデジタルが回転。パチスロ「アステカ」のCTルーレットのようにランプが走り、5~8のランプで停止すれば大当たり(デジタルの大当たり確率は1/8)。1回目の16Rが終わったら次の大当たりまでデジタル抽選確率が上昇(ほぼ1回で当たる)、16Rを2回で約4,000個オーバーが見込めます。さらにその後はV穴に3回入るまで、V穴に入りやすい「チャンスタイム」的なゾーンに移行。少ない投資で連チャンを狙えます!・・

・・・というシステムは完全に忘れていました。5回転目くらいで当たって、「1回交換」って書いてあったから即ヤメして流そうとしたら店員さんが「2回権利なのでもう1回です」と教えてくれて、ああそうだっけ、と思い出した次第。そこから3回のチャンスってのも忘れていた。古い台が多いだけにそういう間違いをおかすお客さんが多いんでしょう。店員さんはよく見てくれていました。このへんはさすが。

デジタル演出はいたってシンプル。いろいろ停止パターンがあるようですが、どうなればアツいのかはイマイチわからない。アツいパターンがあるのかどうかも知りませんが、そういうのは別になくてもいいですね。どんな展開でも大当たりに期待できるっていうほうがエキサイティングなのは当然。「スーパーリーチ」だの先読みだの予告だのというのがうるさくなったのが現代のパチンコの凋落の原因のひとつであることは間違いない。

 

しかしこの台、地味ながらうまいシステムになっていて、何度も言うけど液晶なんぞなくてもパチンコは面白くできるし、ゲーム性の幅も無限に広げられるんだなあ、と痛感。役物内に飛び込んだ玉は基本的に手前のほうで回転盤の穴に落ちやすくなっているんですが、回転盤の回転はV穴が手前に来るタイミングで速くなり、V穴が奥のほうにいるタイミングでスローになる。結果V穴に入る確率は見た目どおりの2/9とは(台の傾斜でだいぶ変わりそうですが)ならない。そして権利2回目および権利終了後の3回までのチャンスゾーン中は回転盤の動きが変わり、V穴が手前に来たときにスローになって(玉の動く方向も回転盤と逆になる)結果V穴に入りやすくなる。この時代のパチンコは頭のいい開発者がちゃんと頭をつかって開発したんだな、ときちんと感じられるものが多い。

攻略されるのを異常に嫌がる今のぱちんこ業界にはこういう役物抽選機は受け入れられないんだろうし絶対に人気にはならないでしょうが、開発にお金もかからないだろうから台も安く売れて、結果ホールも出玉におカネを使えるだろうし、そのうえパチンコのプリミティヴな面白さをプレイヤーに提供できる・・となれば、いいことづくめだと思うんだけどなあ。なにも考えず、あたらしい機能もつけず、そっくりこのままで出玉の部分だけ今の規定に沿うように変えて安く売ればいいのに、と思うんですけどそういうわけにはいかないんだろうか。誰がなんと言おうと液晶のマンガで煽るだけの台よりはこっちのほうが圧倒的に楽しい。打ってて楽しい台がないからパチ屋は斜陽になった、とよくわかりますねえ。

 

で、3回のチャンスゾーンで当てることはできず出玉を流しました。3,630個!

 

だいぶ長くなってきそうなのでとりあえずこのへんでいったん終わって、また次の記事で続きを書くことにしましょう。ほんとうはもう1泊して次の日も打ちたかったっていうくらい楽しめました!こういうお店が近所にある福生の方はうらやましい!

懐かしいレトロ台を堪能し感無量!東京都福生市「ゲームセンタータンポポ」さんへ行ってきました!後編!

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