初心者のためのパチスロ講座、天井狙いの記事の続きです。
前の記事 パチスロ・タイプ別の攻め方~AT・ART機編③ ~天井狙いのメカニズムを理解しよう
にて、期待される獲得金額よりも、投資金額が少なければ、
(長期的には)必ずプラスとなる、という話を書きました。
いわゆる「期待値がプラスの台を打ち続ける」ということです。
最近はキタイチキタイチうるさい人が多くてウンザリしてるんですけど、
「プラスの期待値を追えば(長期的には)プラスになる」
というのは真理であり、パチンコ・パチスロで勝ち続けるためには
避けて通れない概念なので、ここで話題にしておこうかと思います。
期待値と控除率
ギャンブルにおける期待値とは、ザックリ言えば、
「賭けた金額に対して、戻ってくる金額の平均(%)」ということです。
これの逆が「控除率」で、
「賭けた金額に対して、胴元側(パチンコ・パチスロならホール側)に
もっていかれる金額の平均(%)」ということですね。
パチンコ・パチスロにおける控除率(ホールの取り分)は3%ほどときいていますが、
つまり客が10000円賭けたら客に戻るのは9700円ということで、
なにも考えずに打てば、打てば打つほど負けるのがパチンコ・パチスロなわけです。
まあ、どんなギャンブルでも、トータルでは必ず胴元が勝つようになっているわけで、
控除率3%というのは非常に良心的なのですが(競馬などは25%)、
これは平均の話であり、実際にはごく一部の人間が「プラスの期待値」を
常にわが物にし、大部分の人たちが「マイナスの期待値」をもって行っている。
トータルでは、3%がホールの儲けとなる、ということになっています。
たぶん、いま勝ててない人は、97%も戻ってきている、とは感じてないですよね。
つまり、「プラスの期待値の台を常につかんでいる」人がいつも勝ち、
「マイナスの期待値の台を常に打たされている」人がいつも負ける。
その結果、トータルとしては、ホールが3%儲かる。というふうになっているからです。
では、プラスの期待値の台とは?
全部が全部、マイナスの期待値の台では、客がこなくなってしまうので、
ホールでは、「プラスの期待値の台」と、「マイナスの期待値の台」をとりまぜて、
トータルではわずかに客側のマイナスの期待値となるようにしています。
「プラスの期待値の台」とは、パチスロで言えば「高設定の台」であり、
パチンコで言えば「甘釘台」ということになります。
だから、常に勝っているスロッターやパチンカーは
、高設定台や甘釘台を血眼になってさがすのです。
対して、勝てない人は、その方法がわからないか、その努力を怠るか、
適当に打ってればいつか勝てると思ってか、なにも考えずに台を選ぶのです。
しかし、ホールには、高設定台でなくても、プラスの期待値(の状態にある台)
が存在します。それが、「天井に近い台」です。
天井に近ければ近いほど期待値は上がる
わかりやすいように極端な例を考えてみましょう。
実際にはないですが、等価交換で、次のゲームで必ず獲得枚数300枚の
ボーナスが揃う台があるとしましょう。
そうすると、投資は3枚。約60円。
ボーナス終了後即やめすれば、300枚獲得で約6000円。
この場合の期待値は5940円ということになりますね。
途中で当たることがない台と仮定すると、
ボーナスが揃うゲームまで、6000円の投資が必要なゲーム数から打ち始める場合、
期待値はプラスマイナス0、ということになります
(実際のパチスロなら、天井前に当たることがあるので、上記のケースでも期待値はプラス)。
このように極端な例を考えればわかりますが、天井に近ければ近いほど、
その天井狙いの期待値は上がっていきます。
で、どれだけハマっている台を打てば、はたして期待値がプラスなのか、
ということは、解析サイトや攻略誌などが公開しているので、
それを参考にハマっている台を探して打てばよいのです。
ただし、ネット上の情報や、「ねらい目ゲーム数」などは、
あくまでも参考にとどめることです。信頼してはいけません。
ネット上で、期待値を計算してねらい目ゲーム数を出している人たちは、
その時点で発表されている数字をもとに計算しているだけで、
その台のすべてを理解して計算しているわけではありません。
そのうえ、実際には打ってないのに、「ねらい目は~ゲーム」とか言っているのです。
(パチンコの止め打ち攻略とかも、打ってないのに書いている人が多いですね)
アクセスを増やすためなら平気でテキトーなことを書く人もたくさんいます。
だから、あくまでも参考にするだけ。自分で検証して、駄目だと判断したら、
そのねらい目よりもさらにハマっているゲーム数から打つようにすることです。
自分で検証するためには、十分な回数を打って、収支を記録しなければなりませんが、
この「十分な回数を打つ」というのが、
天井狙いにおいて重要なことであり、また、難しい部分でもあります。
それについては、また次回書いていきたいと思います。