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12月6日のNHK「うたコン」をみた

NHK「うたコン」、今回が今年最後のようです。

個人的には、歌謡界に限らず、2016年は音楽シーン全体がとってもつまらなかった年でした。

それも今年に始まったことではないですけど。

話題になった曲やヒットした曲は、テレビドラマの主題歌とか、

お笑い芸人の曲とか、そんなのばっかりで、

年度代表曲といえるような凄い曲はなかったと感じています。

テーマは、「ヒット曲満載!総決算うたコン忘年会」。

水森かおりと椎名佐千子だけが持ち歌をやれず残念

今回の曲目は以下の通りでした。

「銀座の恋の物語」・・・・・水森&氷川、山内&市川、三山&椎名、五木ひろし

「マツケンサンバⅡ」・・・・松平健

「四万十川」・・・・・・・・三山ひろし

「流転の波止場」・・・・・・山内惠介

「心かさねて」・・・・・・・市川由紀乃

「二人セゾン」・・・・・・・欅坂46

「夜明けのブルース」・・・・五木ひろし

「全力少年」・・・・・・・・スキマスイッチ

「ふりむかないで」・・・・・水森かおり&椎名佐千子

「みれん心」・・・・・・・・氷川きよし

「PERFECT HUMAN」・・・純烈&三山&山内&五木

「むらさき山哀歌」・・・・・松平健(踊り:相楽樹)

「ふるさと」・・・・・・・・五木ひろし&全員

 

水森かおりと椎名佐千子だけが自分の曲を歌えず。

とくに椎名は「うたコン」始まって以来、徹底的にカバー要員として使われてしまって、

ちょっと気の毒です。本人やマネジメントは、どう思ってるんですかね。

出られるだけで御の字、というところなんでしょうか。

「心かさねて」は聴くほどに味の出るスルメ曲

市川由紀乃が、今年、紅白に初出場ということで、

紅白で歌うであろう「心かさねて」を歌唱。

紅白の話になって、本人も感極まって涙していましたね。

やはり紅白出場は、いまだに演歌系歌手にとっては大きな目標なんだなと思いました。

力士が関取になるようなものでしょうか。

その、大目標のはずの紅白自体が、どんどん軽薄なものになってきているのが悲しいですけど。

 

で、「心かさねて」は、耳にすることが多くなってきて、

聴くたびに「ああ、いい曲だなあ・・」という気持ちを新たにする

スルメ曲だと今更気がつきました。


amazon.co.jp 心かさねて(秋の感謝盤)

いつかの記事にも書いたんですが、この人の歌はなんか無難にうますぎて、というか

ヘンなクセがない感じで、一聴で「あっ、市川由紀乃だ!」

という個性が感じられない、というのが個人的な印象でした。

が、この曲が大ヒットして代表曲になってくれれば、

「これが市川由紀乃」というイメージができあがるわけで、

それができてしまえば大歌手への階段をかけ上れるはず。

紅白はBGM代わりにする予定ですが、

この人が歌うときにはテレビの前で正座して観ようと思います!

 

どうでもいい事ですがこの人は、20代のころよりいまのほうが美人ですね。

橋本アナがやたら「30歳で再デビュー」とか、「40歳で紅白初出場」とか

年齢を言っていたのが気になりましたが、40代にはみえない美しさ。

松平健の「むらさき山哀歌」

松平健が「マツケンサンバⅡ」と、

自身が主演の映画「浅草・筑波の喜久次郎 浅草六区を創った筑波人」の挿入歌、

「むらさき山哀歌」を歌いました。

amazon.co.jp むらさき山哀歌

「むらさき山哀歌」は、ドラマティックで儚げな感じが私好みの曲だったんですが、

曲が松平健に合わせてつくられてないと感じました。

松平健は、声はすごく魅力的なんですけど、声域が狭いのでこの曲は

ちょっと無理なんじゃないかと思いました。

もっと彼の歌声のカッコよさが際立つ曲にしてほしかったな、と。

個人的には、2014年のシングル「札幌哀愁」とか、

「暴れん坊将軍」の挿入歌「斬って候」とかで聴ける、

甘くせつない歌声が彼の魅力だと思ってます。


amazon.co.jp 斬って候

↑「暴れん坊将軍」の挿入歌は名曲ばかりです!上様の歌声もステキすぎる。

来年も期待

NHKの現会長の退任が決定的になったそうですね。

まあ、経営手腕はともかく、いろいろ問題のある人だったようなので、

会長の交代によって番組がどのように変わっていくのか、注目ですね。

歌番組について言えば、視聴率を意識しすぎない、NHKでしかできない

重厚な番組作りを期待したいものです。

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