今週もNHK「うたコン」の感想を書いていきます。
この前ふりは放映前に書いていますが、予告によるとテーマは
「雪景色 ドラマチック冬の名曲集」。
出演予定者は、石丸幹二,奥村チヨ,華原朋美,藤あや子,長山洋子,新沼謙治,林部智史,布施明,水森かおり,八代亜紀。
今回も年齢層の高い出演者構成ですね。個人的には歓迎したい流れです。
「谷原章介が青森を訪れ、レジャーにグルメにお薦めスポットを紹介!美しい雪景色を歌と共に!」
ということで、青森ロケをやってきたようです。
個人的には青森と言えば吉幾三と相撲なんですけどね。
青森出身力士自体も多いんですけど、なぜか私が魅力を感じる力士が多い。
若の里(現西岩親方。男の中の男!)、隆の里(稀勢の里の先代師匠。おしん横綱)、
高見盛(現振分親方)、安美錦など、挙げたらキリがありません。
カッコいい男やカッコいい音楽が生まれる土地柄というのもあるんですかね。
選曲は文句なしの名曲揃い
今回の曲目は以下の通りでした。
「じょんから女節」・・・・・長山洋子
「五能線」・・・・・・・・・水森かおり
「津軽恋女」・・・・・・・・新沼謙治
「雪が降る(アダモ)」・・・石丸幹二
「雪 深深」・・・・・・・・藤あや子
「舟唄」・・・・・・・・・・八代亜紀
「I BILIEVE」・・・・・・・華原朋美
「あいたい」・・・・・・・・林部智史
「シクラメンのかほり」・・・布施明
「たそがれ綺麗」・・・・・・藤あや子
「Be With You-あなたに逢えた-」・・奥村チヨ
錚々たる名曲を揃えましたね。
長山洋子の三味線立ち弾きの新曲を熱望
冒頭にいきなり長山洋子の超名曲「じょんから女節」が炸裂。
バックで三味線を弾くのはいつもどおり
津軽三味線澤田流の家元・澤田勝秋氏と、澤田勝成氏。
最近まで知らなかったんですが、長山は澤田流の
名取(芸道で、一定の技能を修得し、家元・師匠から芸名を許されること)
をいただいているそうですね。澤田勝姫(かつき)というそうです。
前にも同じことを書いた
(→NHK「うたコン」は休み。「歌謡チャリティコンサート」が安定のハイクオリティ)んですけど、
前で美人歌手がアクションを交えて三味線を弾きつつ歌い、そのうしろで
渋いオヤジさんが穏やかな表情でバチを叩いているという構図がめちゃめちゃカッコいい。
腕と指以外はピクリとも動かさず、
表情を変えずに「ハッ!!」とか言うところがほんとうにシビれます。
私も三味線やってみたいなあと思うくらいです。
長山にはほかにも「博多山笠女節」とか、「恋の津軽十三湖」とか、
三味線立ち弾きの曲がありますが、どれも素晴らしくカッコいい曲で、
もう全部この路線でいってほしいなあ~と思ってるんです。
カッコいいワンパターンならそれも悪くない。
次の曲はぜひとも三味線曲でお願いしたい。
「五能線」も名曲
紅白ではものすごい衣装で「越後水原」を歌った水森かおりが、
「五能線」をやりました。水森の曲で青森というと
「奥入瀬」か「竜飛岬」か・・と思ったんですが、「五能線」もカッコいいですね。
でも、カラオケで歌うのは他の曲よりも難しそうな印象です。
全然関係ないんですけどこの人は年がら年中、どんな曲もノースリーブのドレスで歌うんですね。
もうそれが定着しちゃってるからそれでいいのかな。
この寒い中、寒い土地の歌を歌うのもノースリーブっていうのは、
よくよく考えると違和感がある・・というのは考えすぎですかね。
まあ、曲がカッコいいのでどうでもいいんですけど。
「五能線」は弦哲也先生の作曲ですが、個人的には青森→みちのく、と考えると
聴きたくなるのが弦先生の名曲「みちのく挽歌」。
6月21日のNHK「うたコン」をみた でも紹介しましたが、
オリジナル歌手は綾瀬一美、音羽しのぶが「江差情歌」という曲名で歌詞違いで歌ったり
していた曲です。
綾瀬一美のオリジナルバージョンの凄まじさはもう言葉で表現できない。
未聴の方には、もうとにかく聴いてほしいと言うしかないんですけど、
なぜまた紹介するかというと、私が演歌好きになるきっかけをつくったのはこの曲だったから。
この曲をオリジナル以上の迫力、かなしみをもって
歌ってくれる歌手が出てきてくれないものか。島津亜矢にぜひともカバーしてもらいたい名曲です。
すばらしい内容でした
藤あや子の新曲がイマイチだったことは残念に感じましたが、
たいへん素晴らしい番組内容でした!
林部智史の「あいたい」も、何べんも聴いているとだんだんにすごくいい曲だなと感じてきます。
でも、こういう曲はフルコーラスでやってほしいですね。
ほかには文句はないので今回はこれにて終わります。
次回は出演者全員が女性!
倉木麻衣や倖田來未など、めずらしい人も出るようですね。個人的には岩佐美咲の成長に期待!