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7月12日のNHK「うたコン」をみた

永六輔さんがお亡くなりになったときいてびっくり。

権力を誇示するものを嫌悪するその思想には共感するものがあったし、

「見上げてごらん夜の星を」は名曲でした。

ご冥福をお祈りします。

さて、

先週の拡大版はごちゃごちゃで、なにがなにやらわかんなくなった

NHKの「うたコン」。

この前ふりは放送前に書いていますが、

今回のテーマは「夏に聴きたい海ソング」。

出演予定者は

丘みどり,加山雄三,桐谷健太,工藤あやの,島谷ひとみ,つるの剛士,天童よしみ,西田あい,

布施明,三丘翔太,山内恵介。

予告によると、またまたカバーとメドレーのオンパレードの予感がしますが・・・。

先週よりは、落ち着いた構成に

今回の曲目は以下のとおりでした。

流転の波止場・・・・・・・・山内惠介

白いサンゴ礁・・・・・・・・布施明

潮騒のメモリー・・・・・・・丘みどり&工藤あやの

ビキニスタイルのお嬢さん・・西田あい&山内惠介

おやじの海・・・・・・・・・三丘翔太

知床旅情・・・・・・・・・・天童よしみ

真夏の果実・・・・・・・・・島谷ひとみ&つるの剛士

お嫁においで・・・・・・・・加山雄三

夜空を仰いで・・・・・・・・加山雄三

海の声・・・・・・・・・・・桐谷健太

霧の川・・・・・・・・・・・丘みどり

霧の摩周湖・・・・・・・・・布施明

みどり&あやのが最高でした

「小樽、函館~」とうたう「流転の波止場」のバックのダンスが

フラダンスなのは違和感ありありで、またいつもどおり

なにがしたいんだかよくわからない展開になるのか・・・と心配に。

しかし、

丘みどり&工藤あやのの「潮騒のメモリー」は良かった。

まあ、あとでザ・ピーナッツの映像を流すくらいなら、

このふたりに「恋のフーガ」とかやらせればよかったのにとも思いましたけど


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(それにしてもザ・ピーナッツってすごかったんですね。紅白の映像が流れていましたが、

バックコーラスが何人かいるとしか思えないヴォーカルハーモニーの分厚さがすごい)。

丘みどりと並ぶと、工藤あやののポッチャリ加減がものすごく目立ってしまいましたが、

だがそれがいい。

丘みどりはこの曲ではいたって普通の歌唱でしたが、このあと自分の曲で

本領を発揮します!

出演者の海の思い出の写真というから、期待しちゃったのは私だけなのか

「歌手のみなさんの、海の思い出、とっておきの思い出を写真でご紹介していきます」

というから、(いつかの神野美伽のこともあるので)まさか

あやのorみどりorあいの水着が・・・と、一瞬期待したものの、

丘みどりの写真はダイビングスーツだし、西田あいは砂に埋まってるし、

なんだよ~と思ったオッサンはお茶の間にたくさんいた・・・はず。

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加山雄三は「お嫁においで」と「夜空を仰いで」を、短かったけど披露。

前ふりで、桐谷健太が「海に母性を感じる」という話をしていたので、

この流れなら「海 その愛」だろ・・・と思ったのに、

なぜ「お嫁においで」なのか。

しかも、「夜空を仰いで」をセリフなしで終わらせるとは・・・

「さみしいなあ・・ボカア君と離れてらんないんだ・・」というセリフが

あってこそこの曲は盛り上がるわけで、加山本人は納得してたとしても

ファンはそうはいかないでしょう。

ちなみに認知症のうちの母と、加山雄三は生まれ年が同じ。

その母は昔、私が加山雄三の曲を流していると、

「嫌い」といって不快そうにしていました。

そういえば学生のとき、女の子も乗っている車内で加山雄三の曲を流したら、

女の子が「気持ち悪い。恥ずかしい」と言っていましたが、

なんか好き嫌いがはっきりわかれる感じですね。

私も若いころは、メロディーは好きでも、歌詞は恥ずかしいと思っていましたが、

いまはしみじみといいなあ~と感じますね。

まあとにかく、79歳でもまだまだ元気。まさかあの髪の毛は自前ではないだろうと思いますが、

この年齢でこの元気さはうらやましいと言うしかないですね。

歌声も衰えを感じさせない。

老化防止のため、と言って、ゲームを一生懸命やっているらしいですが、

ギターやウクレレ、ピアノなどの楽器をやることとか、

借金返済のために働き続けていたことが、

高齢でも元気な理由なんじゃないかという気がします。

個人的に加山雄三、というか弾厚作(作曲時のペンネーム)の曲が好きで、

学生のときから聴いていました。

はっきりいってどの曲もかなり似通っている

(「恋は赤いバラ」と「君といつまでも」は、いつ聴いても同じに聴こえる)

んですけど、吉幾三の曲と同じく、

一聴して「弾厚作の曲だな」とわかるオリジナリティがあるところが凄い。

彼にしかできない、まさに偉大なるワンパターン。

この音域の狭さで、これだけのヒット曲、名曲を生み出していること自体、

天才としかいいようがない。


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もう大規模なツアーはやらないそうですが、

もし体がキツくなっても、作曲活動は続けてほしいと願ってます。

桐谷健太は期待してなかったが

実は「海の声」は、どっかできいたことあるなくらいしか知らなくて、

桐谷自身のこともほとんど知らないくらいで、

まったく期待してなかったんですけど、

すごくよかった。曲の良さもあるが、

桐谷自身の歌唱も、ものすごくうまいとかいうわけではないが、よかった。

すごく得した気分になりました。

顔をみたとき、遠藤憲一に似た悪役ヅラだな~と思ったんですけど、

俳優としてはそういう方向でやっていくんでしょうか。


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ついに丘みどりが持ち歌を披露

出るたびにカバーをやらされていた丘みどりが、

やっと自分の持ち歌を歌うことができました。これが個人的な今回のハイライト。


霧の川

この曲も、情念の炎がもえる曲を書かせたら天才の

弦哲也先生のペンによるものです。

丘の力強いハイトーンの伸びがカッコいい曲になっています。

カラオケ難易度は非常に高そうなので、

大ヒットとなるかどうかは微妙なところだと感じますが・・・。

ちょっと美人すぎて、水森かおりとかのような親しみやすさとは

違う感じ(と私は思う)なので、こういう情念系の、

本人のいうところの「ミステリアス演歌」の

路線で続けたほうがいいんじゃないかという気がしますね。

美人すぎて、逆に薄幸な感じがしないかな?

あやのにもっと歌わせろ

「霧の摩周湖」はたしかにカッコいい名曲ですが、

丘みどりが自分の曲をやったんなら

工藤あやのにも歌わせなきゃ不公平だ!

まあ、工藤あやのがトリ、というわけにもいかないでしょうけど・・。

前にも→6月14日のNHK「うたコン」をみた

紹介しましたが、あやの(もう名前で呼び捨て)にも

弦哲也先生が書いた必殺の名曲があるのに!


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今回は個人的な好みだけで満足度が高かった

アイドル系の出演者がいなかったこともあり、

いつもの軽薄さがほんの少し薄れて、

なかなかいい回だったんではないかと思います。

まあ、みどり&あやので満足しちゃったんですけど。

AAAが出た前回に比べたら若い視聴者は少なかったかもしれないが、

それでいいのです。NHKは若者に媚びてはいけない。

来週もチェックするつもりです。

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