地域包括支援センターへ相談にいく

      2017/08/30

母の認知症の進行を振り返る記事の続きです。

以前の記事 申し込んでいた特養から電話が来た!で、

特養から「順番が来た」という電話を受けた話を書きましたが、

よくよく話をきくと、「次に部屋が空いたら入所できる」という話で、

それがいつになるかわからない、とのことで、

もうしばらく老人保健施設のお世話になることになりそうです。

で、母の物忘れと戦っていたころの話。戦ってはいけなかったのだ。

のころから、父も足腰が弱ってあまり活動しなくなってきまして、

そうすると、いつも父にくっついて行動していた母も、

家にこもりっぱなしになりがちになってきました。

元気な時は畑で野菜をつくったり、つるし雛を手作りしたりしていましたが、

このころには1日中、「おかずの準備しなきゃ!」とか、

「財布がなくなった」とかいってワサワサ、ウロウロしているだけで、

私は、このままだとますます認知症がすすんでしまう、と危惧しました。

とにかく、外の世界とのつながりを持たせて、

脳を刺激しないと・・・!

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地域包括支援センターとは?

このころの私は、介護保険についての知識がまったくなく、

ネットなどでいろいろ調べたところ、

「地域包括支援センター」というものを市町村がやっていて、

それが介護に関する相談の入り口になるようだということがわかりました。

こちらのサイトが参考になります→地域包括支援センターとは?

おそらく今後は介護保険も使いまくることになるだろうと思い、

相談に行ってみることにしました。

生きがいデイサービス

行くと、「介護支援専門員」という肩書の方が対応してくれました。

その当時の母の状況(当時はまだ物忘れが多いくらいで、

それを周りが我慢しさえすれば日常生活にはさほど支障がなかった)を

話しました。

私が「デイサービスみたいのに行かせたい。でも、なるべくお金はかけたくない」

ということを言ったところ、

「まだそれほど認知症がすすんでいないようだし、

お金をかけたくないのであれば、要介護認定を受けずに

いけるデイサービスがありますから、いかがですか」

と言われました。

それが、多くの市町村でやっている、「生きがいデイサービス」でした。

要介護認定とは、介護保険制度において、被保険者(この場合は母)を、

要介護状態であると保険者(市町村)が認定することです。

要介護や要支援と認定されていない(「自立」と呼ばれます)元気な方が、

将来、要介護になるのを防ぐために、

機能訓練やレクリエーションなどを実施する。

それが生きがいデイサービスで、週に1回、料金は食事代(当市町村は500円)のみ。

週に1回でも、他人と触れ合う機会が増えればいいな、と思い、

ぜひお願いしますということに。

数日後に、介護専門員の方と、生きがいデイを実施している施設の職員の方が

母の様子を見にきて、そのときに書類上のやりとりもして、

晴れて生きがいデイサービスへ通うことになりました。

カラオケしたり、買い物へ出かけたり

日常生活にそれほど支障がないといっても、

基本的にはさっきあった出来事はすべて忘れてしまうため、

帰ってきたときに「今日は何をしたの」「何を食べたの」

ときいても覚えてなくて、

楽しかったのかどうか全然わかりませんでした。

ただ、たまに見に行ったりすると、だれかとしゃべっていたり、

カラオケに参加したりして、いちおうは他人と交流していたようです。

この生きがいデイサービスに1年ほど通うのですが、

だんだん認知症が進行してきて、それもできなくなってきます。

公的サービスは極限まで利用すべき

認知症はどんどん進行し、状況が変化するため、

ひとりで介護していると、いろんな壁にぶつかります。

ひとつの壁を乗り越えると、またちがう壁にぶちあたる・・

それが、最後まで(それはいったいいつなのか誰にもわからない)

続くと思うと、どうしようもない絶望を味わいます。

そこから抜け出すためには、やはり他人の手を借りるしかないと思います。

介護者が、被介護者を他人にまかせることに罪悪感を感じたり、

被介護者が他人の世話になることを嫌がったりすることもあるので、

そう簡単にはいかない場合もありますが、

公的なサービスはもちろん、お金を払えば介護がラクになるのであれば、

それは最大限利用するべきです。

地域包括支援センターは、その入り口となるものなので、

今回はその話を書いてみました。

今後も、なにも知らない人向けの記事を書いていきます

まあ、今回の記事は、経験された方には当たり前すぎる話で、

内容はほとんどないに等しいんですが、あえて書きました。

それは、先日、遠くで家族を持っている兄と話をしたのがきっかけ。

特養から連絡があって、次に空きが出たら入れる、

という話をしたところ、

「入居金がたくさんかかるんだろ。大丈夫なのか」(特養に入居金はない)

とか、「いまいるところ(老健)に、ずっといられないのか」(基本的には3か月)

とか言い出すわけです。

つまり、特別養護老人ホームと、有料老人ホームの違いも知らないし、

いま入っている老人保健施設がどんな性格の施設なのかも知らない。

実の母が認知症で苦しんでいるにもかかわらず、

当事者意識というものが全くない。

介護保険について勉強しようとか思ってないし、

もし万が一私がトンズラするか死ぬかなどして、自分が面倒みることになったら

どうするかとか、考えてみることもない。

「入居金がいるんだろ」といったので、

「うん。300万出してくれよ」といおうかと思いましたが、

カネを出せといえば、「家族が・・・」とか「子供が・・」

とか言い出して、絶対に出さない。

私と違って上場企業でたくさんカネをもらっているにもかかわらず、です。

つまり、弟がなんとかしてくれる、というか、

お前がなんとかしてくれ、こっちはそれどころじゃないんだよ

と思っているわけです(本人は否定するでしょうが、

自分の問題として考えているなら、もっと行動が変わるはずです)。

このように、自分の身に降りかかってこないと、

なかなか介護について考えたり、調べたりすることはないのが普通なのでしょう。

実際私もそうでしたから、兄のことはあまり言えないかもしれない。

なので、介護や介護保険について、初歩の初歩のことを書いていくのも、

大事なことなんじゃないかな、と思います。

今後もよろしくお願いします。

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それではまた。

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