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認知症の進行をふりかえってみる

母の物忘れと戦っていたころの話。戦ってはいけなかったのだ。

更新日:

母の認知症の進行を振り返ってみる記事の続きです。

認知症の母を初めて医者に診せたころの話

にて、アルツハイマー型認知症と診断された話を書きました。

いま考えると、この頃は、物忘れがあるだけで、

それを周囲(私と父)が根気よく我慢していれば、

別にたいしたことなかったんです。性格もそんなに

変化していなかったし、明るい母のままでした。

しかし、それまで家事や、自分の趣味である手芸などを

バリバリこなしていた母だっただけに、

徐々に、少しづつ、しかし確実に物忘れが激しくなっていく

状況は、私と父にはつらいものでした。

一番つらいには本人だったに違いないのに、

私と父は不安と焦りのために、母に怒ったりしました。

息子の顔と名前すらわからず、ぬいぐるみと飼い犬の区別もつかず、

50年以上連れ添った夫の顔と名前も忘れ、

トイレの使い方もわからず、

性格も怒りっぽく変化してしまったいまの状況を考えれば、

多少の物忘れなどどうってことなかった。

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同じことを何度も言う。それくらいどうってことない、と思えるかどうか

といことで、私は認知症初期に母に対してやさしくできなかったことを

非常に後悔しています。現段階で、物忘れのために同じことを何度も言われ、

イライラして困っている方もいらっしゃるでしょうが、

ここは見方を変えるべきです。

何百回でも同じことを言う。発言するだけ、「まだまだ大丈夫」なのです。

どうあがいても末期にはそんなこともできなくなるのですから。

そうはいっても、それは今だから言えることで、

そのときはとにかくイライラしてしまって、

とにかくなんとかしたいという気持ちしかありませんでした。

遠くない将来に必ず変化する

母が、「今日の(昼)夕餉のおかずはなににするんだっけ?」という質問を発するのは、

1日に数百回繰り返されました。

なんとかしようとして、父は冷蔵庫にホワイトボードを貼り付け、

そこに次の食事のおかずの内容を書く、という対策をとりました。

しかし、「ホワイトボードにおかずの内容がメモしてある」

ということ自体が覚えられないため、状況は全く改善しませんでした。

ここで、「おかずなんだっけ?」と訊かれるくらいどうってことないだろ。

と思う方もいるでしょうが、それが数百回、毎日毎日繰り返されるうえに、

物忘れによる質問や間違いはほかにもたくさんあるのです。

この状況が未来永劫つづくのか・・と思うと、

どうしても「うるせえな!少しは黙っててくれよ!」

と言ってしまうわけです。

そうすると母は不機嫌になり、ますますイライラさせられ、

ますます怒鳴ってしまう。こちらは怒鳴ってしまったことで、

自己嫌悪に陥る・・無限連鎖になります。

しかし、振り返ってみると、問題な状況は、

そう長く続かないな、と思います。

時間の経過とともに、次の段階へ移行していくからです。

だんだん、自分の役割や仕事を忘れていく

まず、自分の趣味をやらなくなったのは最初のうちでした。

家庭内での自分の仕事(炊事、洗濯、掃除、犬の散歩、戸締り)

については、徐々に「自分の仕事」であるということを

忘れていきました。

例えば、「戸締り」について、母は夜になると何度も何度も

玄関に歩いていき、玄関締めたっけ、締めたっけ、とつぶやき、

鍵をガチャガチャ回しました。

放っておけばいいんですが、たまにそのまま外へ出てしまうため、

そうもいきません。「お母さん、大丈夫だよ」

と、こちらも見に行かなくてはならない。

こういうことも、そのうちに、「戸締りしなきゃ」ということ自体を忘れ、

やらなくなりました。

いま、同じようなことで苦しんでいる方々は、

そういうもんだと思っていただければ少しは

楽になるんじゃないかなと思います。

同じ状況はそう長く続かないです。

状況が変わっても、さらにつらくなるというパターンが

ほとんどなわけですけれど・・・・。

介護職の方のように受け流す術を知るのが大事

介護施設やデイサービスを使うようになってから、

いろんな介護職の方の仕事ぶりを見ているうちに、

「ああ、こういう風に受け流せばいいんだ。」

と学んでいきました。

決して本人の言っていることを軽んじたりバカにしたりしているわけでは

ないんけれど、受け流す。

そういうのは家にこもって一人で介護しているとわからないので、

やはり介護のプロや経験者に学ぶのは重要なことだと思います。

追い詰められて暴行や殺人に発展してしまうのは、

だいたい介護を一人で頑張っていた人ですよね。

受け流しているうちに、近い将来、必ず状況は変わると信じて、

頑張っていく(決して頑張りすぎない)しかないと思います。

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それではまた。

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