加山雄三「光進丸」炎上事件に思うこと

   

歌手の加山雄三氏が所有する船

「光進丸」が、係留されていた西伊豆の安良里漁港で

出火、ほぼ全焼した・・・というニュースをみました。

加山雄三さんの船「光進丸」、炎上 静岡・西伊豆町

今回はこれについて思ったことをちょこっとだけ。

若大将がションボリしてるところをみるのが辛い

このブログの音楽記事には何度か書いてますが、

私は加山雄三氏のファン。

というか、ソングライターとしての才能(作曲のときは弾厚作名義)に敬服するもののひとりです。

狭い音域のなかで叙情的かつキャッチーな曲を

書くことにかけてはまさに天才としかいいようがない。

学生のときカラオケに(いまはカラオケ嫌いですけど)行ったときは

彼の曲ばかりを歌っていましたし(音域が狭くて私にも歌えた)、

「蒼い星くず」や「夜空の星」は私のギター練習曲でした。

 

今回燃えてしまった光進丸をうたった曲「光進丸」も大好き。天才にしか書けない曲ですね。

 

80歳をこえていまだ現役、とてもそんな年齢には見えない若さを保っていて、

いつまでもこのまま頑張ってほしい、と思っていたのですが、

その若大将が(事実上)保有している船が火事をだしたということで、

心配と迷惑をかけ申し訳ない、相棒を失って悲しい・・・とションボリしちゃってました。

そんな姿をみるのは辛いです。

 

幸いにして誰も乗っておらずケガ人などはなかったようですが、

私は彼のガックリした姿をみて、ものすごく心配になりました。

いままでは「おじいちゃん」という感じがまったくなかったのに、

これをきっかけにして急に老け込んじゃったりしないかな、と。

高齢者の精神的ストレスは危険

認知症をを患う私の母と、加山雄三氏は生まれ年が同じ。

認知症と診断されてからも、夫(つまり私の父)が元気だったあいだは

物忘れが激しいというだけでとどまっていたのですが、

骨折が原因で父が寝たきりとなり、さらにそれがもとで父が亡くなってからは

猛烈なスピードで認知症がすすみ、

夜の不穏や弄便や徘徊などの周辺症状が起こりはじめたのです。

 

母は50年以上を父とともに過ごし、

認知症がすすんでいたとしても

その伴侶を失ったことはさぞかしこたえただろう・・

と思うのですが、

今回の加山雄三氏の落ち込み具合をみるにつけ、

夫を失って急におかしくなった私の母のように、

これをきっかけに急に病気になったり頭がぼけたりしてしまわないか・・・

という心配をしてしまうのです。

 

精神的ストレスが認知症の一因になる、というのはよくいわれていることです。

精神的に不調になれば、それが身体にも影響し、病気も引き起こすでしょう。

「相棒」とまで言う「光進丸」を

失ってしまったストレスは、

若く見えるけど実はおじいちゃんである彼には

相当なダメージになるでしょう。

それが深刻なものにならないかが心配です。

 

まあでも別の見方をすると、

なまじ船なんぞをもっていたから

こういう悲しみを味わうことになったわけで、

やはり人間というものは

カネやモノをたくさんもっていれば倖せ、

ということにはならないんだな、と。

 

もっていなければ、もっていることがもたらす喜びは味わえないんですけどね。

失う苦しみは味わわなくて済む。

 

それはともかく、

これまで幾多の苦難を乗り越えてきた若大将なら、

この程度のことでめげたりせずに

頑張ってくれるだろうと信じています。

そして、いつまでも元気に、素晴らしい音楽を聴かせてほしいです。

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