本ページのリンクには広告が含まれています パチンコ・パチスロ雑談

いまだに起こるパチ屋駐車場での痛ましい事故

暑い日が続いていますね。

わが地域は田舎なので、パチ屋に来る客は99%くらいが自家用車、

残りはタクシーorバス、という移動手段を使っているという土地柄。

私も自家用車で移動していますが、暑い日はなるべく屋根のある駐車場に

クルマを置きたいと思っています。

 

で、ここしばらく聞かなかった話ですが、

先日、またしても痛ましい事故が起こったことが報道されていましたね。

クルマに子どもを置き去りにしてパチンコをして、

子どもを死なせてしまった事故、というよりも事件。

今年は死亡事故が2件発生しているそうです。

パチンコ店駐車場で車内放置、1歳児が熱中症死

なぜ、いまだにこんなことが起こってしまうのか。

車内放置はあり得ないけれど、ある意味で他人事ではない

ふつうの人には理解しがたいような動機、様態の殺人事件などの報道で、

コメンテーターとかが「考えられない」「理解不能」とかテキトーなことを言っているのをきくと、

「それはあなたがたの想像力が足らないだけでは・・・」といつも思うんですけど、

この「子どもの車内放置」だけは、私も「こういうことをしてしまう理由」が想像できません。

 

夏の車内が暑いということは体験的にわかっているはずだし。

ちょこちょこ見に行けば大丈夫、と思っちゃうのか。

すぐ戻ってくる、つもりで放置したら、アツくなっちゃって戻らなかったりとかしちゃうのか。

 

この事件の保護者の場合は「ドライブに行く」と奥さんに言って

パチ屋に行っていた、という話もあり、

相当なヘビーユーザーと思われるので、

子ども連れではパチ屋に入れないことくらいは承知していたはずで、

連れて行った→入店させられない→しょうがないから車に置いていった、

という流れもちょっと考えられない。

 

昭和の時代には子ども連れでのパチ屋への入店は当たり前でしたね。

というか、容認されていたという感じでしょうか。

家においていけない小さな子どもがいる、でもパチ屋には行きたい。

そういう状況なので連れてきてしまうのでしょう。

(ちなみに、昨年1年間では死亡事故はなかったものの、車内放置を発見、救出した事例は26件もあったそうです→参考サイト http://www.syanaihochi.com/)

 

昭和から平成初期のころはそういうのどかな時代でした。

しかし、子どもがパチ屋で失踪したり連れ去られたりする事件が起き、

子どもを連れてパチ屋に入れなくなった・・と記憶しています。

この類の事件のときは親は相当に世間から叩かれたらしいですね。

 

・・とここまで考えてみると、他人事ではないことに気がつきました。

私も、認知症の母がそこそこ元気だったころパチ屋に一緒に行って、

わずかに目を離したスキに失踪されたことがあるからです。

認知症の周辺症状の話②~徘徊が始まった~

 

私の場合も、もし母が見つからずに後日に野垂れ死に状態で発見されて報道されたら、

「バカなニートのオッサンがパチスロ打ってて目を離した、自業自得」と

バッシングされていたかもしれません。

そう考えると人のことをどうこう言えないなあと思います。

世の中に「あり得ないこと」はないという想像力が必要では

今回の車内放置事故はどういう経緯だったのかよくわかりませんが、

子どもを放置して忘れる、とか、

暑い車内に子どもを放置したらどうなるか想像できない、とか、

そういうあり得ない(と一般に思われる)ことが起こるのは、

生きていれば稀にはあることです。

 

たとえば、クルマの「アクセルとブレーキの踏み間違い」も、

若い人は「あり得ない。自分は絶対にしない」と言う人が多いですが、

運転中に注意がそれるような出来事がふいに起こったりすると

年齢に関係なく間違える確率が増えるそうで、

「そんな勘違いや間違いや無知があり得るのか?」

というようなことでも、広い世の中ではふつうに起こっている。

 

だから、「子どもの車内放置」も、子どもをもつ人なら

「そんなバカなこと俺がするわけないだろ!」とか考えたり、

「バカ親がパチンコなんかするな」とかバッシングしたりするのではなく、

「いつでも起こり得ること」として考えることが大事かな、と思います。

こういう事件が何度も起こるのは、報道にふれても他人事、

「バカだからこんなことになる」と思っているからではないか、とも感じます。

パチ屋店員や警備員の監視には限界がある

託児所のあるパチ屋もなかにはあるらしいですが、

わが地域では見たことがないです。

で、客の大部分は自家用車で来ますから、

ホール側は警備員やホール店員自らが駐車場を巡回して監視していますね。

さらに、店内アナウンスで「車内にお子様を放置しないで。もし見つけたら知らせて」

というお願いを流しています。

 

この、見つけたら知らせる、ということを客全員が意識していれば、

かなりの確率で悲惨な結果になることを回避できるのではないでしょうか。

わが地域のパチ屋店員さんも暑い中を頻繁に巡回していますが、

これもなかなか完璧というわけにはいかないでしょう。

しかし、たとえば客が車を止めたときに必ず隣の車の中を一瞥する、というだけでも、

それをすべての客がやってくれればかなり効果があるのでは。

(後部座席の窓にスモークが貼ってあって見えない、ということも多くて、これもひとつの原因になっているのでは・・・。きくところによると後部座席の窓のスモークの透過率には決まりがないそうで、真っ黒でも車検に通るらしいですね。これは法改正するべきですね)

 

夜なんかはさらに見にくいということもあるし、

いずれにしろ完璧を期すのは困難なので、

やはり最後には「子どもを連れてくるな」ということになり、

親の自覚の問題になるわけで、さらなる啓発活動が必要だと思いますね。

 

パチンコもパチスロも、デモ画面はつねに

「子どもの車内放置は犯罪です!子どもを連れてのパチンコ店への来店は禁止です!」

になっていて、

「子どもを車内に放置していませんか?」の画面でYES NOの選択ボタンが出て、

「NO」を押してやっと遊戯が開始できるとか、機械のほうも工夫を施したらどうか。

 

ともかく、このような事件を、

「バカならではの事故」と片付け、親を批判するだけではなにも解決しないのは明白なので、

そのへんの意識を変えることが大事かな、と思います。

-パチンコ・パチスロ雑談
-, , ,