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バドミントン桃田・田児選手の賭博事件に学ぶ

バドミントン男子の桃田選手・田児選手が、

違法カジノ店に出入りしていたとして、

騒ぎになっていますね。

彼らがどれくらい違法性を認識していたのかわかりませんが、

要は、小さいころからバドミントン漬けで世間知らずに

なった若者が大金を手にするようになり、

誰かにそそのかされてやったことなのでは。

相撲取りでも同じような感じになった人はたくさんいましたよね。輪島とか。

本人たちももちろんウカツだったわけですが、

周囲の指導者やバドミントン協会の責任も

問われなければならないでしょう。

人間はギャンブルにおぼれてしまうと、

必ず生活態度や身だしなみなどに現れてきます。

それに気が付かない指導者こそ指導者失格だと思います。

超一流選手だっただけに、気づいていても言えない雰囲気もあったのか。

だいたい、周りの人間が勝て勝て!メダルとれ!と、

勝利至上主義になっているから、こういうことになってしまう。

大臣が「スポーツにはメダルよりも大切なものがある」

などと発言していましたが、普段はメダルメダルメダル言っているくせに、

こんなときだけそういうことを言う。

横綱審議委員会と同じですね。

バカラにハマッた?

報道では、バカラをやっていたということです。

バカラとは、「バンカー(banker、胴元役)」と、「プレイヤー(player、客役)」の、仮想の二人による勝負で、どちらが勝つかを客が予想して賭けるゲームである。実際にゲームをプレイしているのは仮想の人物であるため、客が出来ることは予想することだけで、それ以外でゲームに介入することが出来ない(カードを引く引かないの選択権を持たないなど)。引用元→wikipedia

これにハマって破滅した、という話は

よく聞きますね。20年ほど前、どこかの市長が

バカラで30億の借金をつくって辞職、逃げたという話もありました。

私はバカラをやったことがないのでわかりませんが、

ルールを読む限りでは、長い目でみれば必ず負けるゲームにしか

思えないですね。勝つ確率を上げる方法は・・・あるんですかね?

ハマる人の思考

パチンコ・パチスロにおいても、同じようにハマって

破滅する人はたくさんいますね。

なぜ破滅するまでやってしまうのか。

バカラの場合、予想が的中する確率はおよそ2分の1のようですから、

負けても負けても「次こそは!次こそは!」と思ってしまうんでしょうね。

パチンコ・パチスロも同じような感じでしょう。

「次の回転で当たるかも・・・」

「次のチャンスゾーンで当たるかも・・・」

と思って、突っ込んでしまう。

よくありそうな勘違いは、

バカラで言えば「いままで7連続でバンカー・・・

いくらなんでも次こそはプレイヤーだろう!

ここで大きく張れば・・・!」

とか。

パチンコなら「もう1500回ハマっている・・・

もうすぐ当たるはずだ。金がもうないけど、

借りてくるか。」とか。

パチンコ・パチスロの当たり抽選について理解しましょう

の記事にて、パチンコの場合、何千回ハマっていようが抽選確率は

いつも一定、という話を書きました。

バカラも同じで、どれだけ片方に偏っていても、

次の確率はどちらも約2分の1。

8回連続でバンカーに偏る確率は256分の1しかないんだから、

次もバンカーになる確率は256分の1・・・ではないのです。

ギャンブルで、最もやってはいけないこととは

ギャンブルで勝とうとする場合において、

最もやってはいけないことは、

「負けを一気に取り返そうとする」ことです。

これが最も危険な思考です。

目先の負け額にとらわれ、冷静な判断ができなくなっている。

バカラでも、パチンコでも、この思考に陥ることで、

破滅へまっしぐらになります。

「次こそ当たるはずだ」

「当たれば取り戻せる」

これに何らかの根拠があるのならそれもありですが、

多くは勘とかオカルト、確率についての勘違いから、

間違った思考に基づいて勝ち目のない勝負に

ハマっていきます。

その勝負に勝ち目はあるのか?を冷静に考え、

そういう勝負ができないと判断したら、

その日にいくら負けていようがあきらめて帰るのです。

そして、あらためて勝ち目のある勝負を積み重ねていく。

そうすれば、「気が付いたら勝っていた」ということになります。

勝ち目のある勝負、とは、パチンコで言えば

「よく回る台を打つ」ということになりますね。

ただ、バカラの場合は(たぶん)長い目で見れば常に勝ち目のない

勝負(だと思うんですけど)なので、最初からやってはいけない、

ということになります。

参考にしていただきたい書籍

ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)

確率・統計であばくギャンブルのからくり―「絶対儲かる必勝法」のウソ (ブルーバックス)

カジノゲーム入門事典

ギャンブルフィーヴァー―依存症と合法化論争 (中公新書)

ギャンブルで稼ごうとするなら、谷岡一郎氏の著書は読むべきです!
パチンコ・パチスロで勝負する場合においても、
非常に役に立ちます。

これで選手生命を絶つのは酷いと思う

記者会見をちょっとみましたが、謝るばかりで、

どのような経緯で違法カジノに出入りするようになったのかとか、

違法性の認識がどれくらいあったのかとか、

肝心なところはあまり話しませんでしたね。

(全部見てないんですが、話したんでしょうか?)

NTTや協会から「余計な事言わないでとにかく謝れ」

みたいに言われたんだろうというのが感じられました。

どちらにしろ、これで選手生命を絶ってしまうのは

酷いのではと感じます。野球賭博の問題とは性質が違う。

私も、15年ほど前まで、裏物(正規のものではない、改造された)パチスロや

パチンコをたくさん設置している(ていうかほとんど全部がそれ)

のお店に通っていたことがありますが、

最初のうちは「違法なものである」という認識はありませんでした。

彼らも、たぶんその程度の気持ちでやっていたのではないか。

野球賭博問題ほど、悪質性があるとは思えません。

処分はあってしかるべきですが、

復活のチャンスをぜひ与えてほしいと思います。

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