2019年もそろそろ終わりなので、そろそろ1年間をふりかえる記事を書いていきます。
2019年に出たパチスロ新台はほとんどが6号機ということになり、パチスロ界はいよいよ本格的にあらたな局面に入っていった感がありますね。
今回は今年導入された台について私の収支なども交えて思うところを書き、「個人的2019パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は何か・・を検討したい。あくまでも個人的な内容です。
トータルで見ればそれなりに勝っているが・・
とりあえず収支的な面から今年の新台についてふりかえってみます。
以下は私の収支表から抜き出した、今年の新台の対戦成績。12月22日まで。
ほとんどが6号機ですから、先日書いたパチスロ6号機登場からまもなく1年。現時点での成績を検討してみる。の記事とちょっと重複します。
こうしてみると、2018年に出た機種よりはまだ「勝てる見込み」を見いだせる台が増えた気がします。
2018年に出たのはいわゆる5.9号機であり、天井機能非搭載のものが多かったし、設定推測も困難なものばかりでしたから、狙いどころをまったく見いだせなかった。
しかし6号機になって天井がふつうに搭載されるようになり、ハマってる台さえ拾えれば・・という状況に変化しましたから、その意味では2018年ほどの絶望的な感じはないですね。実際2018年の新台ではプラス 4,805枚にしかなってませんでしたから。
で、2019年の新台ではトータルでの差枚はプラス 44,040枚。いい数字じゃないか・・と思われるかもしれませんが問題はあります。
最大の問題は、まともに勝ったのが聖闘士星矢海王覚醒SPと島漢だけで、ほかの台では目立った結果が出せてないこと。
星矢も島漢もわが地域ではすでにほとんどが5スロ行きか撤去になってますから先が思いやられます。
それと、多くの台が天井機能を搭載しており、「ハマリ台を狙ってれば勝てる」と確信できる台(ルパンイタリアは最も注目すべき台だと感じています)も多かったのはいいとして、高設定を狙って結果が出た、というのがものすごく少なかったこと。
「まどマギ叛逆」などはハマリ台狙いと高設定狙いを織り交ぜて狙っていきましたがまったく結果は出なかった。
「ハマリ台を打ってさえいれば勝てる台」という意味では間違いなく星矢が「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」
というわけで、収支的な面からいうと星矢さまさまという感じで、「勝てた」という意味では個人的「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は間違いなく「聖闘士星矢 海王覚醒SP」ということになります。
250Gをボーダーとして当たるまで打ち、終わったら前兆の有無を確認してヤメが基本。
例外として、終了後即前兆だった場合は念のため50Gまで打ち、50Gでも前兆が始まったら通常モード以外の可能性が激高になるため当たるまで。それから有利区間移行時の日時計色が緑以上なら当たるまで打つ・・・という戦術で攻めました。
多少上振れした感もあったものの、143台の実戦をかさねて(うち10回くらいは高設定を打ったもの)この成績ですから、まあ間違いなく勝てる戦術だったと判断していいでしょう。
しかしこの台、通常時はとにかく退屈なんですよねえ。
なにしろ出目演出が退屈だし、高設定でないかぎり基本的に天井まで行くことを覚悟しなければならないっていうくらい、途中でなにか起こるということに期待できないのでどうしても通常時は冗長になる。
その分、ラッシュに入ったときにはまとまった出玉が得られるようになっているのだから仕方がない(まどマギのように、当たっても当たってもまとまった出玉にならない、というのよりは「勝つ」という面からいえばマシ)わけなんですが、もうちょっとなんとかならなかったのかなあ。
↑AT中になにかが起きたときのイケイケ感や演出の多彩さはなかなかテンションが上がるものがあるけれど・・
と、ゲーム性の完成度を求めてしまうと、はっきりいって特筆すべきものを持つ台は非常に少なかった1年間でした・・
が、そのなかでも私が「面白いから打ちたくて打った」という台はいくつかありました。
それは「ドンちゃん2」であったり、「バンバンクロス」だったりしたわけですが、個人的に「2019年の新台で最も面白かった」と思う台は・・・
七匠「超AT 美ら沖」
それは七匠の「超AT 美ら沖」!
この台、これまでの記事ではあまり触れてませんでしたが・・・面白い!
基本のゲーム性は「ハナが光ればボーナス」という単純なもので、その明快さは初心者や年配者でも惹きつけられるものがありますね。
そこがまずそこらのマンガ台とは一線を画しているし、告知も非常に気持ちよくて魅力的。「ヒュイーン!!!」という透明感のある告知音は中毒性充分。
パイオニアのハナハナの告知ランプが史上最高の告知ランプだと思っている私としては、「液晶の絵のハナが光ったってカッコよくねえ」と思っていたのですが、実際に打ってみるとこれがまた最高。
↑パネルの女の子はカワイイが、ロケットみたいなすごい胸はいらなかった気が。
告知の明快さとは裏腹に内部システムはかなり複雑で、攻略のし甲斐があるという意味においても好印象。
ここではシステムについて詳解しませんが、基本的に有利区間突入後3G目と11~111G(と、まれに222G)のゾロ目ゲーム数(ボーナス後有利区間が継続した場合は1Gと7Gと11~111G)がアツくなっており、そのゲームのレバーオンはいつもアツアツ。
遅れ(チェリー否定でボーナス確定)の次ゲームでの告知というのが多く、たとえば32G目で遅れが発生したりしたらもうオシッコ漏れちゃう。
そこでチェリーがとまってガッカリ、というのもあるし、チェリーが止まっても次ゲームでヒュイーン!っていうのもあるし、チェリー否定でやった~!と思ったら次ゲームで告知せず前兆を経て告知発生(その場合はBIG確定)とかもあったり。
ゾロ目前ゲームで「遅れ」が発生せず、ああこのゾロ目では光らないのかな・・と思ったら第3停止でハナが瞬いたり。ゾロ目ゲーム以外でも自力での当たりもあったり。レバーオンから第3停止まで常に緊張感をもってプレイできるようになっている。
明快なゲーム性でイライラせずに打てる一方で、勝つためには頭脳プレイが要求されるシステムをもっている。知識介入でかなり勝利に近づける台ですね。面白いうえに狙いどころが満載・・・という意味で、2019年の「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」にふさわしいと思ってます。
いまのところは有利区間移行後400G~を目安にそこから当たるまで打つ(これを判断するのもよくよく考えないと間違える)という戦術で攻めていますが、なかなか勝ててないです。
いつか高設定っぽい台をつかんでブン回すことができたら実戦記事をつくるつもりです。
というわけで、個人的2019年パチスロ・オブ・ザ・イヤーは、
「勝てた」という意味では「聖闘士星矢 海王覚醒SP」、
「面白い」(そのうえ、たぶん勝てる)という意味では「超AT 美ら沖」ということで。
もっと人気になって増販されてくんないかな。