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個人的:2021年パチスロ・オブ・ザ・イヤーは・・・

2021年もまもなく終わり。

そろそろこの1年の稼働をふりかえっていこうと思います。

まず今回は今年出たあたらしいパチスロと、その成績。「個人的:パチスロ・オブ・ザ・イヤー」。

2020年は、とくに面白くもなんともない台だったけどとにかく勝てたから、という理由で「S沖っ娘」を選出しました。

個人的:2020年「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は・・・

しかし、私のような人間にとっては「勝てる」ということは重要な要素ですが、「沖っ娘」のような台が流行ったとしても私も含めハイエナが喜ぶだけで一般のスロッターにはイイことはあまりないので、やはり業界が盛り上がるためには「面白い」という理由で「今年の台はこれ!」っていうのがいっぱいないとダメ。その観点から言うと、2021年は昨年よりは少しはマシだったかな。

好きなノーマルタイプ機が多く登場してよかった

2021年にあらたに出た台の、私の稼働成績は以下のようになりました。

12月17日現在での成績。

2020年は新台にさわることが非常に少なく、収支もあがりませんでしたが、今年はそこそこ勝つことができました。

それは、2021年は私の好きなノーマル機が充実してきたのが主な要因。AT機の新台に手を出したのは、天井を狙った沖ハナとコードギアス3,全台高設定が示唆(空台札で)されたラブ嬢2プラスだけ。

その3機種はどれもこれもどうしようもなく退屈な台でした。それはやっぱり、現行のがんじがらめの規制のもとにおいてあの手この手で爆裂出玉を実現しようとするのはムリがあるからなんだろう、というのと、マンガ液晶で煽れば面白いんだろ?っていうメーカーの安直な姿勢が改まらないからなんだろうな、と。

もうね、子供だましのマンガ液晶台を版権の力で売ろうとするのは長い目でみて業界のためにならないといいかげんに理解するべきでは。パチンコ・パチスロはオトナが打つものであって、オトナが熱中するに足るゲーム性をもつ台をつくることを考えてほしいものです。今に始まったことではないけど、マンガ液晶AT機は2回も打てば確実に飽きるものばかり。すぐに飽きて客が飛んだほうがホールが新台をいっぱい買ってくれると考えてわざとゴミみたいな台をつくってるのかな、と思うくらい。ホールが滅びればメーカーも滅びるんだから、メーカーが目を向けるべきはホールでそれを打つ客のほうなのではないのか。

来年は完全に6号機だけの時代が到来するというのもあり、パチスロはこれからますます斜陽になっていくんだろう・・と再認識。スロを減台してパチンコを増台するホールも多いらしいですね。それは経営としては正しいんでしょうが、私に言わせれば「こういう面白い台に高設定入れないからダメなんだろ!」という面白いノーマル機は、ジャグラー以外にもいくつかあります。

2021年に最も打ったパチスロ「新ハナビ」

まずは、「新ハナビ」。名作シリーズ「ハナビ」のゲーム性を継承した6号機。

登場したころは猛烈に勝ちまくったんですけどその後は停滞、結局97回も打って(1日粘ったのは数回しかない。あとはREG先行のよさげな台を帰り際に擦る、という感じでした)トータルでプラス 6,100枚とたいしたことない成績に。

完全攻略で設定1でも102%・・っていう売り文句でしたね。ここまで打ってみて、まあ甘いのは間違いないんだろうけどおそらくは、ボーナスはすべてを成立ゲームで揃えるとか、RTは全部完走するとか、そういう絶対不可能な「完全攻略」なら102%・・・っていうことなんでしょう。やはり高設定をつかんでタコ粘りしないと厳しいという印象です。

しかし設定推測の難易度は低くない。小役確率の差は微小だし、基本はボーナス出現率ということになりますね。設定6の可能性がグンと上がる「BIG中のバラケ目」は2回しか体験できず。そのうち1回はモロに高設定って感じで出玉が伸びてくれたものの、もう1回は粘ってみたら大撃沈。これが出たらもう粘るしかないわけで、なかなか悩ましい。そして高設定が確定となるREG中のハズレは一度もなし。つまりはいつも低設定を打たされていたということか。

とは言っても、それでもいちおうはそれなりの収支をあげることができたうえに、伝統を守りつつも新しい要素を加えたことによって、遊技機としての完成度は猛烈に高くなり、1日粘っても苦痛は感じない、とっても面白い台になったと感じます。消灯の法則もさらにアツく出目を楽しめるようになったし、最初は評価してなかった「たまやチャレンジ」も法則がわかってしまえば各リールの出目でドキドキできる。

そういうわけで、今年最も打った台であり、そしてそこそこ勝てたし、しかも完成度激高のゲーム性ももっている、「新ハナビ」は個人的2021年パチスロ・オブ・ザ・イヤーに推すに足る素晴らしい台。リールがまぶしいのだけが難点でした。

それからもう1台。

予告と出目の絡みが楽しい!「ラッキー海物語」

それはSANYOの「Sラッキー海物語」。

いちおう「告知系ノーマル機」という触れ込みで、初級者は告知で楽しむことができるんですが、ジャグラーのようなハズレ時と同じ出目でいきなりティリン!っていうのは少なくて、実は「予告と出目の絡み」でのボーナス察知がメインとなるゲーム性。それがもう楽しくて仕方がなかった。

この台については何度か記事にして、そっちにいろいろ書きましたからできれば見ていただくとして、とにかく面白い台。

こういうのでいいんだよ! パチスロ「S Lucky海物語」実戦!

不遇台で終わってほしくない! 続:「S Lucky海物語」実戦!

日常の稼働日記:たまには遊タイム狙いから離れて、好きな台で楽しんでみる!

とくに、予告発生すなわちレア役orボーナスとなる「海モード」は楽しさ無限大。泡(チェリーorスイカorボーナス)、魚群(チェリーorボーナス)、このふたつの予告と出目、その組み合わせだけでこれほど楽しい台ができるんだから、やっぱりパチスロにマンガ液晶なんぞなくてもいいんだなあ。

↑もちろん出目だけでも楽しめる!な~んの予告もなしで最後にティリン!とか、魚群が発生して左・中がこの出目で「ハイハイ、スイカだよね」と期待せずに第3停止したらハズレて悶絶!とか。

 

↑プレミアム演出も多彩!海モードで予告なしだったのでテキトー打ちしたら右上のデジタルがいつのまにか始動、第3停止で777が揃って嬉しいビッ確!出目もカッコいい!

 

「打ちたいから」という理由だけでとくに高設定くさくもないのにムダに打ったのはこの台くらい。SANYOはこんな面白い台をつくる実力があるのになぜほかの台はどうしようもないのばっかりなのか。ていうかまったく人気が出なかったのがものすごく残念というか不思議というか。告知も予告もサウンドも魅力的なのに。

まあ出目の奥深さはそれほどでもないけど、そこに予告が絡むことによって完成度が爆上がりした良台でした。告知もサウンドも魅力的だったし、この台も個人的2021年パチスロ・オブ・ザ・イヤーにふさわしい。

 

といったところで、「新ハナビ」「ラッキー海物語」の2機種を私の「2021年パチスロ・オブ・ザ・イヤー」としたい。そして、こういう台を大事に使っているホールにこそ通って、たまにはムダに負けてみたい。業界人は「規制が厳しくて出玉がショボいから客が来ない」って思ってる人が多いのかもしれないけど、実はそうじゃないと思うんですよねえ。何度打っても飽きない面白い台があれば、負けてもイイから打ちたいってなるわけで、結局はそういう台がないから客が来ないってだけ。2022年に期待して、このへんで終わります。

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